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世論調査内閣府

世論調査 >  令和2年度 >  公共交通機関利用時の配慮に関する世論調査 > 2 調査結果の概要

1.優先席

(1) 席を譲ろうと思うか

 電車やバスなどの公共交通機関の優先席に座っているときに、高齢者、障害者、妊産婦など優先席を必要とする方が近くにいることに気づいたら席を譲ろうと思うか聞いたところ、「譲ろうと思う」とする者の割合が72.0%(「譲ろうと思う」57.7%+「どちらかといえば譲ろうと思う」14.3%)、「譲ろうと思わない」とする者の割合が0.9%(「どちらかといえば譲ろうと思わない」0.7%+「譲ろうと思わない((※1、※2)以外)」0.2%)となっている。なお、「優先席に座らない※2」と答えた者の割合が18.1%となっている。
 都市規模別に見ると、大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると、「譲ろうと思う」とする者の割合は30歳代、50歳代で高くなっている。(図1表1(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます
 
 ※1:ご自身が高齢者、障害者、妊産婦であるなど優先席を必要としているから譲ろうと思わない
 ※2:優先席に座らない

 

 ア 譲ろうと思わない場合

 公共交通機関の優先席に座っているときに、優先席を必要とする方が近くにいることに気づいたら席を「どちらかといえば譲ろうと思う」、「どちらかといえば譲ろうと思わない」、「譲ろうと思わない((※1、※2)以外)」と答えた者(308人)に、譲ろうと思わないのはどのような場合か聞いたところ、「譲ることが相手に失礼になる可能性がある場合」を挙げた者の割合が46.4%と最も高く、以下、「体調不良やけがで優先席を必要としている場合」(34.7%)、「声をかけるのが恥ずかしい場合」(26.9%)、「譲ってもらうのが当然という態度をされる場合」(26.6%)などの順となっている。(複数回答、上位4項目)
 性別に見ると、「体調不良やけがで優先席を必要としている場合」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。(図2表2(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます
 
 ※1:ご自身が高齢者、障害者、妊産婦であるなど優先席を必要としているから譲ろうと思わない
 ※2:優先席に座らない

(2) 利用しやすくするための取組

 高齢者、障害者、妊産婦など必要とする方が優先席を利用しやすくするために、どのような取組が効果的だと思うか聞いたところ、「車内や駅構内などでのアナウンスやポスターでの啓発活動」を挙げた者の割合が58.8%、「学校などでの教育」を挙げた者の割合が54.4%、「優先席を示す表示の明確化」を挙げた者の割合が54.3%と高く、以下、「優先席の利用方法をルールとして明確化」(43.6%)などの順となっている。(複数回答、上位4項目)
 性別に見ると、「優先席を示す表示の明確化」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると、「車内や駅構内などでのアナウンスやポスターでの啓発活動」を挙げた者の割合は60歳代で、「学校などでの教育」を挙げた者の割合は40歳代で、「優先席を示す表示の明確化」を挙げた者の割合は70歳以上で、「優先席の利用方法をルールとして明確化」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で、それぞれ高くなっている。(図3表3(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます

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