• 共生社会

4ページ目-都市と農山漁村の共生・対流に関する世論調査(平成17年11月調査)

2006年2月20日掲載

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2 調査結果の概要


3 休暇の取得について

 (1) 企業の長期休暇取得の奨励
 家族で旅行ができるよう,企業は従業員がまとまった休暇を取ることを奨励すべきと思うか聞いたところ,「奨励すべきと思う」とする者の割合が72.5%(「奨励すべきと思う」46.4%+「どちらかというと奨励すべきと思う」26.1%),「奨励すべきと思わない」とする者の割合が11.9%(「どちらかというと奨励すべきと思わない」6.4%+「奨励すべきと思わない」5.5%)となっている。
 年齢別に見ると,「奨励すべきと思う」とする者の割合は20歳代から40歳代で,「奨励すべきと思わない」とする者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「奨励すべきと思う」とする者の割合は管理・専門技術・事務職,労務職で高くなっている。(図19表19

   ア 奨励すべきと思う理由
 家族で旅行ができるよう,企業は従業員がまとまった休暇を取ることを「奨励すべきと思う」,「どちらかというと奨励すべきと思う」と答えた者(1,266人)に,その理由を聞いたところ,「従業員がリフレッシュすることで,仕事の能率も向上する」を挙げた者の割合が57.4%と最も高く,以下,「子どもの育成のために必要」(47.8%),「従業員と家族とのつながりが深まる」(47.2%),「従業員の計画的な休暇の取得を促進することは企業の責務」(26.4%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 都市規模別に見ると,「従業員の計画的な休暇の取得を促進することは企業の責務」を挙げた者の割合は町村で高くなっている。
 性別に見ると,「従業員の計画的な休暇の取得を促進することは企業の責務」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「従業員がリフレッシュすることで,仕事の能率も向上する」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「子どもの育成のために必要」を挙げた者の割合は30歳代で,「従業員と家族とのつながりが深まる」を挙げた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「従業員がリフレッシュすることで,仕事の能率も向上する」,「従業員の計画的な休暇の取得を促進することは企業の責務」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で高くなっている。(図20表20

   イ 奨励すべきとは思わない理由
 家族で旅行ができるよう,企業は従業員がまとまった休暇を取ることを「どちらかというと奨励すべきと思わない」,「奨励すべきと思わない」と答えた者(208人)に,その理由を聞いたところ,「休みがあっても経済的余裕がない」(34.1%),「家族旅行のための休暇を取得するかどうかは従業員の自由である」(31.3%),「家族の休暇が合わせられると思わない」(26.9%),「ゴールデンウィークや3連休などがあり現行の休暇で十分である」(24.5%),「仕事が忙しすぎて休めない」(23.1%)などが高くなっている。(複数回答,上位5項目)
 性別に見ると,大きな差異は見られない。(図21表21

 (2) 小中学校の休みの時期と日数について
 家族旅行をよりしやすくするため,小中学校の休みの時期と日数をどうしたら良いと思うか聞いたところ,「夏休みを少し短くし,その分,冬休みや春休みを長くするべき」と答えた者の割合が16.8%,「地域ごと又は学校ごとに休みの時期をずらすべき」と答えた者の割合が13.1%,「現状の夏休みや土日を活用すれば十分であって,家族旅行のために学校の休みを変える必要はない」と答えた者の割合が57.8%となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が11.7%となっている。
 都市規模別に見ると,「現状の夏休みや土日を活用すれば十分であって,家族旅行のために学校の休みを変える必要はない」と答えた者の割合は町村で高くなっている。
 性別に見ると,「地域ごと又は学校ごとに休みの時期をずらすべき」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「夏休みを短くし,その分,冬休みや春休みを長くするべき」と答えた者の割合は20歳代,40歳代で,「現状の夏休みや土日を活用すれば十分であって,家族旅行のために学校の休みを変える必要はない」と答えた者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「地域ごと又は学校ごとに休みの時期をずらすべき」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職で高くなっている。(図22表22

   ア 時期をずらすなどの理由
 家族旅行をよりしやすくするため,小中学校の休みの時期と日数について「夏休みを少し短くし,その分,冬休みや春休み長くするべき」,「地域ごと又は学校ごとに休みの時期をずらすべき」と答えた者(522人)に,その理由を聞いたところ,「休みが分散され,旅行等に行く際,交通混雑が解消される」と答えた者の割合が35.1%,「交通費や宿泊費などが繁忙期に比べて安い時期に家族旅行をしやすくなる」と答えた者の割合が14.8%,「家族での旅行計画を立てやすくなる」と答えた者の割合が37.7%,「天候がよい時期に旅行ができる」と答えた者の割合が7.9%となっている。
 都市規模別に見ると,「交通費や宿泊費などが繁忙期に比べて安い時期に家族旅行をしやすくなる」と答えた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 職業別に見ると,「休みが分散され,旅行等に行く際,交通混雑が解消される」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職で高くなっている。(図23表23

   イ 現状でよいと思う理由
 家族旅行をよりしやすくするため,小中学校の休みの時期と日数について「現状の夏休みや土日を活用すれば十分であって,家族旅行のために学校の休みを変える必要はない」と答えた者(1,009人)に,その理由を聞いたところ,「そもそも保護者の休暇が取りにくい」と答えた者の割合が32.2%,「休みをずらしても子どもに部活動や習い事,地域の活動など他にさせたいことがある」と答えた者の割合が5.6%,「今の休みの時期と日数は,子どもの勉強環境を考えると日本の気候にあっている」と答えた者の割合が20.0%,「転校等の場合に,学校によって休みがずれるのは不安」と答えた者の割合が2.5%,「今でも十分家族旅行等ができている」と答えた者の割合が30.3%となっている。
 都市規模別に見ると,「今でも十分家族旅行等ができている」と答えた者の割合は小都市で高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「そもそも保護者の休暇が取りにくい」と答えた者の割合は30歳代で高くなっている。(図24表24

 (3) 家族旅行をするために学校を休ませるか
 家族旅行をするために学校を休ませるか聞いたところ,『「家族旅行をするために子どもを平日休ませる」という考え方に近い』とする者の割合が18.3%(『「家族旅行をするために子どもを平日休ませる」という考え方に近い』8.8%+『どちらかというと「家族旅行をするために子どもを平日休ませる」という考え方に近い』9.6%),『「家族旅行をするためには学校は休ませない」という考え方に近い』とする者の割合が73.8%(『どちらかというと「家族旅行をするためには学校は休ませない」という考え方に近い』33.2%+『「家族旅行をするためには学校は休ませない」という考え方に近い』40.6%)となっている。
 都市規模別に見ると,『「家族旅行をするために子どもを平日休ませる」という考え方に近い』とする者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,『「家族旅行をするために子どもを平日休ませる」という考え方に近い』とする者の割合は男性で,『「家族旅行をするためには学校は休ませない」という考え方に近い』とする者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,『「家族旅行をするために子どもを平日休ませる」という考え方に近い』とする者の割合は20歳代から40歳代で,『「家族旅行をするためには学校は休ませない」という考え方に近い』とする者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,『「家族旅行をするために子どもを平日休ませる」という考え方に近い』とする者の割合は管理・専門技術・事務職,労務職で高くなっている。(図25表25

   ア 何日なら休ませるか
 『「家族旅行をするために子どもを平日休ませる」という考え方に近い』とする者(320人)に,何日程度なら子どもを平日に休ませるという考え方か聞いたところ,「休日と併せ,1週間程度なら休ませる」と答えた者の割合が14.4%,「1日なら休ませる」と答えた者の割合が20.9%,「2日から3日なら休ませる」と答えた者の割合が64.1%となっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。(図26表26

   イ 学校を休ませない理由
 『「家族旅行をするためには学校は休ませない」という考え方に近い』とする者(1,289人)に,その理由を聞いたところ,「学習に影響が出るため,休ませたくない」と答えた者の割合が46.6%,「友人関係に影響が出るため,休ませたくない」と答えた者の割合が5.4%,「学校の理解が得られないのではないかと思う」と答えた者の割合が6.4%,「昔から学校は休まない習慣になっている」と答えた者の割合が37.8%となっている。
 都市規模別に見ると,「昔から学校は休まない習慣になっている」と答えた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「昔から学校は休まない習慣になっている」と答えた者の割合は70歳以上で高くなっている。(図27表27


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