2.今後の生活について
(1) 今後の生活の見通し
生活は、これから先、どうなっていくと思うか聞いたところ、「良くなっていく」と答えた者の割合が6.6%、「同じようなもの」と答えた者の割合が64.4%、「悪くなっていく」と答えた者の割合が27.0%となっている。
性別に見ると、大きな差異は見られない。
年齢別に見ると、「同じようなもの」と答えた者の割合は18~29歳で、「悪くなっていく」と答えた者の割合は50歳代から70歳以上で、それぞれ高くなっている。(図19、表19(CSV形式:1KB)、表19-参考(CSV形式:3KB))
(2) 今後の生活の力点
今後の生活において、特にどのような面に力を入れたいと思うか聞いたところ、「健康」を挙げた者の割合が69.5%と最も高く、以下、「資産・貯蓄」(37.9%)、「食生活」(36.1%)、「レジャー・余暇生活」(33.0%)、「所得・収入」(30.8%)などの順となっている。(複数回答、上位5項目)
都市規模別に見ると、「健康」を挙げた者の割合は町村で、「資産・貯蓄」を挙げた者の割合は大都市で、それぞれ高くなっている。
性別に見ると、「健康」、「食生活」を挙げた者の割合は女性で、「レジャー・余暇生活」、「所得・収入」を挙げた者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「健康」を挙げた者の割合は60歳代、70歳以上で、「資産・貯蓄」を挙げた者の割合は18~29歳から50歳代で、「食生活」を挙げた者の割合は70歳以上で、「所得・収入」を挙げた者の割合は18~29歳から40歳代で、それぞれ高くなっている。(図20、表20(CSV形式:2KB)、表20-参考1(CSV形式:1KB)、表20-参考2(CSV形式:2KB)、表20-参考3(CSV形式:3KB))
(3) 今後は心の豊かさか、物の豊かさか
今後の生活において、心の豊かさか、物の豊かさかどちらに重きをおきたいかについて聞いたところ、「物質的にある程度豊かになったので、これからは心の豊かさやゆとりのある生活をすることに重きをおきたい」(以下、「これからは心の豊かさ」という。)とする者の割合が53.4%(「物質的にある程度豊かになったので、これからは心の豊かさやゆとりのある生活をすることに重きをおきたい」11.5%+「どちらかといえば物質的にある程度豊かになったので、これからは心の豊かさやゆとりのある生活をすることに重きをおきたい」41.9%)、「まだまだ物質的な面で生活を豊かにすることに重きをおきたい」(以下、「まだ物の豊かさ」という。)とする者の割合が45.1%(「どちらかといえばまだまだ物質的な面で生活を豊かにすることに重きをおきたい」31.3%+「まだまだ物質的な面で生活を豊かにすることに重きをおきたい」13.8%)となっている。
都市規模別に見ると、大きな差異は見られない。
性別に見ると、「これからは心の豊かさ」とする者の割合は女性で、「まだ物の豊かさ」とする者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「これからは心の豊かさ」とする者の割合は60歳代、70歳以上で、「まだ物の豊かさ」とする者の割合は18~29歳から40歳代で、それぞれ高くなっている。(図21、表21(CSV形式:2KB)、表21-参考(CSV形式:3KB))
(4) 将来に備えるか、毎日の生活を充実させて楽しむか
今後の生活において、貯蓄や投資など将来に備えることに力を入れたいと思うか、それとも毎日の生活を充実させて楽しむことに力を入れたいと思うか聞いたところ、「貯蓄や投資など将来に備える」とする者の割合が45.2%(「貯蓄や投資など将来に備える」14.4%+「どちらかといえば貯蓄や投資など将来に備える」30.8%)、「毎日の生活を充実させて楽しむ」とする者の割合が54.0%(「どちらかといえば毎日の生活を充実させて楽しむ」38.9%+「毎日の生活を充実させて楽しむ」15.1%)となっている。
都市規模別に見ると、「貯蓄や投資など将来に備える」とする者の割合は大都市で、「毎日の生活を充実させて楽しむ」とする者の割合は町村で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「貯蓄や投資など将来に備える」とする者の割合は18~29歳から50歳代で、「毎日の生活を充実させて楽しむ」とする者の割合は60歳代、70歳以上で、それぞれ高くなっている。(図22、表22(CSV形式:2KB)、表22-参考(CSV形式:4KB))