6.日本の果たすべき役割
(1) 日本の果たすべき役割
日本は国際社会で、主としてどのような役割を果たすべきか聞いたところ、「環境・地球温暖化・感染症対策を含む保健などの地球規模の課題解決への貢献」を挙げた者の割合が63.9%、「人的支援を含んだ、地域情勢の安定や紛争の平和的解決に向けた取組を通じた国際平和への貢献」を挙げた者の割合が59.2%と高く、以下、「軍縮・不拡散の取組などを通じた世界の平和と安定への貢献」(41.2%)、「開発途上国の発展のための協力」(35.1%)、「自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった普遍的な価値を広めるための国際的な努力」(34.3%)、「世界経済の健全な発展への貢献」(33.4%)などの順となっている。(複数回答、上位6項目)
前回の調査結果と比較してみると、「世界経済の健全な発展への貢献」(39.2%→33.4%)を挙げた者の割合が低下している。
都市規模別に見ると、「人的支援を含んだ、地域情勢の安定や紛争の平和的解決に向けた取組を通じた国際平和への貢献」を挙げた者の割合は町村で高くなっている。
性別に見ると、「環境・地球温暖化・感染症対策を含む保健などの地球規模の課題解決への貢献」を挙げた者の割合は女性で、「開発途上国の発展のための協力」、「自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった普遍的な価値を広めるための国際的な努力」を挙げた者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「環境・地球温暖化・感染症対策を含む保健などの地球規模の課題解決への貢献」を挙げた者の割合は60歳代、70歳以上で、「人的支援を含んだ、地域情勢の安定や紛争の平和的解決に向けた取組を通じた国際平和への貢献」、「軍縮・不拡散の取組などを通じた世界の平和と安定への貢献」、「自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった普遍的な価値を広めるための国際的な努力」を挙げた者の割合は70歳以上で、それぞれ高くなっている。(図28、表28-1(CSV形式:2KB)、表28-2(CSV形式:1KB)、表28-参考1(CSV形式:3KB)、表28-参考2(CSV形式:1KB)、表28-参考3(CSV形式:2KB)、表28-参考4(CSV形式:1KB))