2.休日・夜間の受診について
(1) 休日・夜間に受診しようと思う状況
あなたや家族が休日・夜間に病気やけがをした時、どのような場合に、休日・夜間に医療機関を受診しようと思うか聞いたところ、「症状から緊急性が高いと思った場合」を挙げた者の割合が90.7%と最も高く、以下、「症状から緊急性が判断できない場合」(43.0%)などの順となっている。(複数回答、上位2項目)
年齢別に見ると、「症状から緊急性が高いと思った場合」、「症状から緊急性が判断できない場合」を挙げた者の割合は50歳代で高くなっている。(図8、表8(CSV形式:3KB))
(2) 診療時間外の医療費の認知
平日の日中に医療機関を受診するより、診療時間外(主に休日・夜間)に受診する方が医療費は高いということを知っていたか聞いたところ、「知っていた」と答えた者の割合が77.0%、「知らなかった」と答えた者の割合が21.3%となっている。
都市規模別に見ると、「知らなかった」と答えた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると、「知っていた」と答えた者の割合は女性で、「知らなかった」と答えた者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「知っていた」と答えた者の割合は30歳代、40歳代、60歳代で、「知らなかった」と答えた者の割合は18~29歳、70歳以上で、それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると、「知っていた」と答えた者の割合は女性の30歳代から60歳代で、「知らなかった」と答えた者の割合は男性の18~29歳、40歳代、70歳以上、女性の18~29歳で、それぞれ高くなっている。(図9、表9(CSV形式:2KB))
(3) 休日・夜間の受診の判断に係る広報啓発
休日・夜間に医療機関を受診すべきかどうか判断する症状の目安や、症状に見合った医療機関の選び方について、行政が広報啓発する場合、どのような手段や機会を設けるのがよいと思うか聞いたところ、「市区町村の広報誌」を挙げた者の割合が59.3%と最も高く、以下、「インターネットの閲覧サイト」(49.4%)、「テレビ、ラジオでの広報番組」(46.1%)などの順となっている。(複数回答、上位3項目)
都市規模別に見ると、「市区町村の広報誌」を挙げた者の割合は小都市、町村で、「インターネットの閲覧サイト」、「テレビ、ラジオでの広報番組」を挙げた者の割合は大都市で、それぞれ高くなっている。
性別に見ると、「市区町村の広報誌」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると、「市区町村の広報誌」を挙げた者の割合は60歳代、70歳以上で、「インターネットの閲覧サイト」を挙げた者の割合は18~29歳から50歳代で、それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると、「市区町村の広報誌」を挙げた者の割合は男性の60歳代、70歳以上、女性の60歳代、70歳以上で、「インターネットの閲覧サイト」を挙げた者の割合は男性の18~29歳から50歳代、女性の18~29歳から50歳代で、「テレビ、ラジオでの広報番組」を挙げた者の割合は男性の40歳代で、それぞれ高くなっている。(図10、表10(CSV形式:3KB))
(4) 子ども医療電話相談(#8000)の認知と利用
電話で「#8000」の番号に掛ければ、「子ども医療電話相談」につながることを知っているか、また、利用したことがあるか聞いたところ、「知っていて、利用したことがある」と答えた者の割合が6.3%、「知っているが、利用したことはない」と答えた者の割合が15.6%、「知らないので、利用したことがない」と答えた者の割合が76.7%となっている。
都市規模別に見ると、大きな差異は見られない。
性別に見ると、「知っているが、利用したことはない」と答えた者の割合は女性で、「知らないので、利用したことがない」と答えた者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「知っているが、利用したことはない」と答えた者の割合は30歳代、40歳代で、「知らないので、利用したことがない」と答えた者の割合は18~29歳、50歳代から70歳以上で、それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると、「知っているが、利用したことはない」と答えた者の割合は女性の30歳代、40歳代で、「知らないので、利用したことがない」と答えた者の割合は男性の18~29歳、50歳代から70歳以上、女性の18~29歳、50歳代で、それぞれ高くなっている。(図11、表11(CSV形式:2KB)、表11-参考(CSV形式:1KB))
ア 子ども医療電話相談(#8000)を利用した際の不満な点
「#8000(子ども医療電話相談)」を「知っていて、利用したことがある」と答えた者(176人)に、「#8000(子ども医療電話相談)」を利用した際に、不満な点はあったか聞いたところ、「電話がつながるまでの時間が長かった」を挙げた者の割合が21.6%、「助言の内容は理解できるが、相談したことが解決しなかった」を挙げた者の割合が19.9%などの順となっている。なお、「不満な点はなかった」と答えた者の割合が48.3%となっている。(複数回答、上位2項目)(図12、表12(CSV形式:3KB))