5.男女共同参画社会に関する行政への要望について
(1) 男女共同参画社会の達成状況
あなた自身の生活や身の回りの環境から判断して、現在、男女共同参画社会は達成できたと思うか聞いたところ、「達成できた」とする者の割合が37.3%(「かなり達成できた」2.5%+「ある程度達成できた」34.8%)、「達成できていない」とする者の割合が56.5%(「あまり達成できていない」46.6%+「ほとんど達成できていない」9.9%)となっている。
年齢別に見ると、「達成できた」とする者の割合は18~29歳で、「達成できていない」とする者の割合は40歳代から60歳代で、それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると、「達成できた」とする者の割合は女性の18~29歳、男性の18~29歳で、「達成できていない」とする者の割合は女性の40歳代、50歳代、男性の60歳代で、それぞれ高くなっている。(図32、表29(CSV形式:3KB))
(2) 男女共同参画社会に関する行政への要望
「男女共同参画社会」を実現するために、今後、行政はどのようなことに力を入れていくべきだと思うか聞いたところ、「子育てや介護中であっても仕事が続けられるよう支援する」を挙げた者の割合が58.0%、「保育の施設・サービスや、高齢者や病人の施設や介護サービスを充実する」を挙げた者の割合が57.8%と高く、以下、「子育てや介護などでいったん仕事を辞めた人の再就職を支援する」(52.7%)、「労働時間の短縮や在宅勤務の普及など男女共に働き方の見直しを進める」(44.2%)などの順となっている。(複数回答、上位4項目)
前回の調査結果と比較してみると、「保育の施設・サービスや、高齢者や病人の施設や介護サービスを充実する」(54.2%→57.8%)を挙げた者の割合が上昇し、「子育てや介護などでいったん仕事を辞めた人の再就職を支援する」(56.5%→52.7%)を挙げた者の割合が低下している。
都市規模別に見ると、「保育の施設・サービスや、高齢者や病人の施設や介護サービスを充実する」を挙げた者の割合は小都市で高くなっている。
性別に見ると、「子育てや介護中であっても仕事が続けられるよう支援する」、「保育の施設・サービスや、高齢者や病人の施設や介護サービスを充実する」、「子育てや介護などでいったん仕事を辞めた人の再就職を支援する」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。(図33、表30(CSV形式:6KB)、表30-参考1(CSV形式:2KB)、表30-参考2(CSV形式:2KB))