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3ページ目-子供の性被害防止対策に関する世論調査(平成30年7月調査)

2018年9月28日掲載

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2.インターネットによる子供の性被害を防止するための取組について

(1) 家庭における取組

 子供がインターネットを安全・安心に利用するために、家庭において、どのような取組が必要だと思うか聞いたところ、「子供が有害なサイトへのアクセス(接続)を制限するフィルタリングを設定する」を挙げた者の割合が59.9%と最も高く、以下、「子供のインターネットの利用状況を把握する」(51.5%)、「インターネットの利用についてのルールをつくる」(50.8%)、「インターネットを通じた子供の性被害の状況や危険性を子供に教える」(49.1%)などの順となっている。(複数回答、上位4項目)
 都市規模別に見ると、「子供が有害なサイトへのアクセス(接続)を制限するフィルタリングを設定する」、「子供のインターネットの利用状況を把握する」、「インターネットの利用についてのルールをつくる」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
 性別に見ると、「子供のインターネットの利用状況を把握する」、「インターネットの利用についてのルールをつくる」、「インターネットを通じた子供の性被害の状況や危険性を子供に教える」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると、「子供が有害なサイトへのアクセス(接続)を制限するフィルタリングを設定する」を挙げた者の割合は18~29歳から60歳代で、「子供のインターネットの利用状況を把握する」、「インターネットの利用についてのルールをつくる」、「インターネットを通じた子供の性被害の状況や危険性を子供に教える」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で、それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると、「子供が有害なサイトへのアクセス(接続)を制限するフィルタリングを設定する」を挙げた者の割合は男性の30歳代、40歳代、女性の18~29歳から50歳代で、「子供のインターネットの利用状況を把握する」、「インターネットの利用についてのルールをつくる」を挙げた者の割合は男性の30歳代、40歳代、女性の30歳代から50歳代で、「インターネットを通じた子供の性被害の状況や危険性を子供に教える」を挙げた者の割合は女性の30歳代から50歳代で、それぞれ高くなっている。(図7表7(CSV形式:5KB)別ウインドウで開きます

(2) インターネットの適切な利用に係る教育が行われていることの認知度

 小学校・中学校・高等学校における授業の中で、子供がインターネットを適切に活用する能力を習得できるようにする教育が行われていることを知っているか聞いたところ、「知っている」と答えた者の割合が42.1%、「知らない」と答えた者の割合が56.6%となっている。
 性別に見ると、「知っている」と答えた者の割合は女性で、「知らない」と答えた者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると、「知っている」と答えた者の割合は18~29歳、40歳代、50歳代で、「知らない」と答えた者の割合は30歳代、70歳以上で、それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると、「知っている」と答えた者の割合は女性の18~29歳、40歳代、50歳代で、「知らない」と答えた者の割合は男性の30歳代、40歳代、70歳以上、女性の70歳以上で、それぞれ高くなっている。(図8表8(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます

 ア 認知した方法

 子供がインターネットを適切に活用する能力を習得できるようにする教育が行われていることを「知っている」と答えた者(1,222人)に、どのようにして、このような教育が行われていることを知ったか聞いたところ、「新聞、テレビ、インターネットなどで、このような教育が行われていると見聞きしたから」を挙げた者の割合が53.4%と最も高く、以下、「子供が学校で受講したから(子供から受講について聞いた)」(28.1%)、「学校から、このような教育が行われていると聞いたから」(26.0%)、「学校以外の行政機関から、このような教育が行われていると聞いたから」(16.0%)などの順となっている。(複数回答、上位4項目)
 都市規模別に見ると、「学校から、このような教育が行われていると聞いたから」を挙げた者の割合は小都市で高くなっている。
 性別に見ると、「新聞、テレビ、インターネットなどで、このような教育が行われていると見聞きしたから」を挙げた者の割合は男性で、「子供が学校で受講したから(子供から受講について聞いた)」、「学校から、このような教育が行われていると聞いたから」を挙げた者の割合は女性で、それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると、「新聞、テレビ、インターネットなどで、このような教育が行われていると見聞きしたから」を挙げた者の割合は60歳代、70歳以上で、「子供が学校で受講したから(子供から受講について聞いた)」を挙げた者の割合は40歳代、50歳代で、「学校から、このような教育が行われていると聞いたから」を挙げた者の割合は40歳代で、「学校以外の行政機関から、このような教育が行われていると聞いたから」を挙げた者の割合は60歳代で、それぞれ高くなっている。(図9表9(CSV形式:4KB)別ウインドウで開きます

(3) インターネットの適切な利用に係る教育の効果的な実施方法

 子供がインターネットを適切に活用する能力を習得できるようにする教育を、どのような機会に実施することが効果的だと思うか聞いたところ、「インターネットの適切な活用をねらいとした授業を実施」と答えた者の割合が49.3%、「スマートフォンなどを新たに使用する子供が増える進級・進学時の学校行事の一部として実施」と答えた者の割合が26.7%、「進級・進学時以外の学校行事の一部として実施」と答えた者の割合が15.4%となっている。
 都市規模別に見ると、「スマートフォンなどを新たに使用する子供が増える進級・進学時の学校行事の一部として実施」と答えた者の割合は中都市で高くなっている。
 年齢別に見ると、「インターネットの適切な活用をねらいとした授業を実施」と答えた者の割合は60歳代で、「スマートフォンなどを新たに使用する子供が増える進級・進学時の学校行事の一部として実施」と答えた者の割合は18~29歳、30歳代で、それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると、「インターネットの適切な活用をねらいとした授業を実施」と答えた者の割合は男性の60歳代、女性の40歳代、60歳代で、「スマートフォンなどを新たに使用する子供が増える進級・進学時の学校行事の一部として実施」と答えた者の割合は男性の18~29歳、40歳代、女性の18~29歳、30歳代で、それぞれ高くなっている。(図10表10(CSV形式:4KB)別ウインドウで開きます

(4) 学校における取組

 子供がインターネットを安全・安心に利用するために、学校では、どのような取組が必要だと思うか聞いたところ、「具体的な手口や被害状況について取り上げて教える」を挙げた者の割合が63.6%と最も高く、以下、「教員の指導能力を向上させる」(44.8%)、「インターネット利用についての授業時間を増やす」(43.6%)などの順となっている。(複数回答、上位3項目)
 都市規模別に見ると、「具体的な手口や被害状況について取り上げて教える」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。(図11表11(CSV形式:5KB)別ウインドウで開きます

(5) インターネット関係事業者における取組

 子供がインターネットを安心・安全に利用するために、インターネットに関係する事業者が行うべき取組として、どのような取組が重要だと思か聞いたところ、「子供の性被害につながる書き込みの監視と削除」を挙げた者の割合が51.2%、「子供の性被害につながる書き込みを禁止する利用規約を作る」を挙げた者の割合が49.8%、「年齢による利用制限」を挙げた者の割合が49.5%と高く、以下、「TwitterやLINEといったSNSなどの利用登録時に本人確認の徹底」(44.3%)、「スマートフォン販売時におけるフィルタリング設定の徹底」(43.4%)などの順となっている。(複数回答、上位5項目)
 都市規模別に見ると、「TwitterやLINEといったSNSなどの利用登録時に本人確認の徹底」、「スマートフォン販売時におけるフィルタリング設定の徹底」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
 性別に見ると、「子供の性被害につながる書き込みの監視と削除」、「子供の性被害につながる書き込みを禁止する利用規約を作る」、「年齢による利用制限」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると、「子供の性被害につながる書き込みの監視と削除」、「スマートフォン販売時におけるフィルタリング設定の徹底」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で、「子供の性被害につながる書き込みを禁止する利用規約を作る」を挙げた者の割合は40歳代から60歳代で、「年齢による利用制限」を挙げた者の割合は30歳代、40歳代で、「TwitterやLINEといったSNSなどの利用登録時に本人確認の徹底」を挙げた者の割合は18~29歳から50歳代で、それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると、「子供の性被害につながる書き込みの監視と削除」を挙げた者の割合は男性の40歳代、50歳代、女性の30歳代から60歳代で、「子供の性被害につながる書き込みを禁止する利用規約を作る」を挙げた者の割合は男性の50歳代、女性の30歳代から60歳代で、「年齢による利用制限」を挙げた者の割合は男性の30歳代、40歳代、女性の30歳代から50歳代で、「TwitterやLINEといったSNSなどの利用登録時に本人確認の徹底」を挙げた者の割合は男性の18~29歳から40歳代、女性の30歳代から50歳代で、「スマートフォン販売時におけるフィルタリング設定の徹底」を挙げた者の割合は男性の40歳代、女性の30歳代から50歳代で、それぞれ高くなっている。(図12表12(CSV形式:5KB)別ウインドウで開きます

(6) 子供のSNS利用についての考え

 子供がTwitterやLINEといったSNSを利用することについて聞いたところ、「自由に使用させる」と答えた者の割合が3.6%、「小学生以下の子供は、家庭でのルールをつくり、使用させる」と答えた者の割合が17.4%、「中学生以下の子供は、家庭でのルールをつくり、使用させる」と答えた者の割合が35.5%、「18歳以下の子供は、家庭でのルールをつくり、使用させる」と答えた者の割合が37.6%となっている。
 性別に見ると、「18歳以下の子供は、家庭でのルールをつくり、使用させる」と答えた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると、「中学生以下の子供は、家庭でのルールをつくり、使用させる」と答えた者の割合は18~29歳、30歳代で、「18歳以下の子供は、家庭でのルールをつくり、使用させる」と答えた者の割合は40歳代で、それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると、「中学生以下の子供は、家庭でのルールをつくり、使用させる」と答えた者の割合は男性の30歳代、女性の18~29歳、30歳代で、「18歳以下の子供は、家庭でのルールをつくり、使用させる」と答えた者の割合は女性の40歳代、50歳代で、それぞれ高くなっている。(図13表13(CSV形式:4KB)別ウインドウで開きます

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