3.地域や社会での活動に対する考え方ついて
(1) 地域社会での活動への参加意欲
地域や社会でどのような活動に参加してみたいと思うか聞いたところ、「参加してみたい」とする者の割合が79.9%となっており、その内容として「スポーツ・文化活動」を挙げた者の割合が26.9%と最も高く、以下、「地域の子供のためのレクリエーション活動や自然体験活動など」(22.1%)、「防犯・防災活動」(20.7%)、「子育て・育児を支援する活動」(19.8%)、「地域の環境保全に関する活動」(18.7%)、「地域の伝統行事や歴史の継承に関する活動」(17.5%)、「地元の観光や産業の活性化に貢献するような活動」(17.5%)、「障害者や高齢者、外国人住民などの支援に関する活動」(17.2%)、「学校の環境整備(花壇の整備など)や教育活動を支援するなど、地域が学校と協働する活動」(15.6%)などの順となっている。なお、「地域や社会での活動に参加したいとは思わない」と答えた者の割合が16.7%となっている。(複数回答、上位9項目)
都市規模別に見ると、「子育て・育児を支援する活動」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると、「スポーツ・文化活動」、「防犯・防災活動」、「地域の伝統行事や歴史の継承に関する活動」、「地元の観光や産業の活性化に貢献するような活動」を挙げた者の割合は男性で、「子育て・育児を支援する活動」、「障害者や高齢者、外国人住民などの支援に関する活動」を挙げた者の割合は女性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「参加してみたい」とする者の割合は18~29歳から50歳代で、「スポーツ・文化活動」を挙げた者の割合は18~29歳で、「地域の子供のためのレクリエーション活動や自然体験活動など」を挙げた者の割合は18~29歳、30歳代で、「防犯・防災活動」を挙げた者の割合は50歳代、60歳代で、「子育て・育児を支援する活動」を挙げた者の割合は18~29歳から40歳代で、「地域の環境保全に関する活動」を挙げた者の割合は60歳代で、「地域の伝統行事や歴史の継承に関する活動」を挙げた者の割合は50歳代で、「地元の観光や産業の活性化に貢献するような活動」を挙げた者の割合は30歳代、50歳代で、「障害者や高齢者、外国人住民などの支援に関する活動」を挙げた者の割合は18~29歳、50歳代で、それぞれ高くなっている。(図13、表13(CSV形式:5KB)、表13-参考(CSV形式:2KB))
(2) 地域社会での活動への参加を促す方策
多くの人が地域や社会での活動に参加するようになるためには、どのようなことが必要だと思うか聞いたところ、「地域や社会での活動に関する情報提供」を挙げた者の割合が42.3%、「地域や社会に関する講習会の開催など、活動への参加につながるようなきっかけ作り」を挙げた者の割合が41.8%と高くなっている。(複数回答、上位2項目)
性別に見ると、「地域や社会に関する講習会の開催など、活動への参加につながるようなきっかけ作り」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると、「地域や社会での活動に関する情報提供」を挙げた者の割合は50歳代で、「地域や社会に関する講習会の開催など、活動への参加につながるようなきっかけ作り」を挙げた者の割合は60歳代で、それぞれ高くなっている。(図14、表14(CSV形式:3KB))