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世論調査内閣府

世論調査 >  平成29年度 >  障害者に関する世論調査 > 2 調査結果の概要

2.障害者とのふれあいについて

(1) 行事や催しへの参加意向

 国や地方公共団体では、「障害者週間」を中心に障害のある人に対する理解を深めるために、さまざまな行事や催しを行っているが、このような行事や催しに参加してみたいと思うか聞いたところ、「参加したい」とする者の割合が64.4%(「ぜひ参加したい」9.6%+「機会があれば参加したい」54.8%)、「参加したいと思わない」と答えた者の割合が32.7%となっている。
 性別に見ると、「参加したい」とする者の割合は女性で、「参加したいと思わない」と答えた者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると、「参加したい」とする者の割合は18~29歳から50歳代で、「参加したいと思わない」と答えた者の割合は70歳以上で、それぞれ高くなっている。(図5表5(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます表5参考1(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます表5参考2(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

 ア 参加したい行事や催し

 行事や催しに「参加したい」とする者(1,141人)に、どのような行事や催しに参加したいと思うか聞いたところ、「障害のある人が作成した絵画等展示会・作品展」を挙げた者の割合が51.4%、「福祉バザー」を挙げた者の割合が46.1%と高く、以下、「障害のある人による演劇・コンサート」(35.8%)、「障害のある人とともに行うスポーツ」(28.2%)などの順となっている。(複数回答、上位4項目)
 都市規模別に見ると、「福祉バザー」を挙げた者の割合は町村で高くなっている。
 性別に見ると、「障害のある人が作成した絵画等展示会・作品展」、「福祉バザー」を挙げた者の割合は女性で、「障害のある人とともに行うスポーツ」を挙げた者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると、「福祉バザー」を挙げた者の割合は50歳代で、「障害のある人とともに行うスポーツ」を挙げた者の割合は30歳代で、それぞれ高くなっている。(図6表6(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます

(2) 手助けの経験

 障害のある人が困っているときに、手助けをしたことがあるか聞いたところ、「ある」と答えた者の割合が61.8%、「ない」と答えた者の割合が38.2%となっている。
 性別に見ると、大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると、「ある」と答えた者の割合は30歳代から50歳代で、「ない」と答えた者の割合は70歳以上で、それぞれ高くなっている。(図7表7(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます表7参考1(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます表7参考2(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

 ア 手助けをした理由

 障害のある人が困っているときに、手助けをしたことが「ある」と答えた者(1,094人)に、それはどのような気持ちからか聞いたところ、「困っているときはお互い様という気持ちから」を挙げた者の割合が61.7%と最も高く、以下、「障害のある人を手助けするのは当たり前のことだと思うから」(51.9%)、「身内などに障害のある人がいて、その大変さを知っているから」(30.1%)などの順となっている。(複数回答、上位3項目)
 都市規模別に見ると、「身内などに障害のある人がいて、その大変さを知っているから」を挙げた者の割合は町村で高くなっている。
 性別に見ると、「障害のある人を手助けするのは当たり前のことだと思うから」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。(図8表8(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます表8参考(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます

 イ 手助けをしたことがない理由

 障害のある人が困っているときに、手助けをしたことが「ない」と答えた者(677人)に、なかったのはどうしてか聞いたところ、「困っている障害者を見かける機会がなかったから」を挙げた者の割合が79.5%と最も高く、以下、「どのように接したらよいかわからなかったから」(12.0%)などの順となっている。(複数回答、上位2項目)
 性別に見ると、「困っている障害者を見かける機会がなかったから」を挙げた者の割合は女性で、「どのように接したらよいかわからなかったから」を挙げた者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。(図9表9(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます表9参考1(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます表9参考2(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます表9参考3(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

(3) 差別や偏見の有無

 世の中には障害のある人に対して、障害を理由とする差別や偏見があると思うか聞いたところ、「あると思う」とする者の割合が83.9%(「あると思う」50.8%+「ある程度はあると思う」33.1%)、「ないと思う」とする者の割合が14.2%(「あまりないと思う」7.7%+「ないと思う」6.4%)となっている。
 都市規模別に見ると、大きな差異は見られない。
 性別に見ると、大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると、「あると思う」とする者の割合は18~29歳から50歳代で、「ないと思う」とする者の割合は70歳以上で、それぞれ高くなっている。(図10表10(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます表10参考(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

 ア 差別や偏見の改善状況

 世の中には障害のある人に対して、障害を理由とする差別や偏見が「あると思う」とする者(1,486人)に、5年前と比べて障害のある人に対する差別や偏見は改善されたと思うか聞いたところ、「改善されている」とする者の割合が50.7%(「かなり改善されている」7.1%+「ある程度改善されている」43.5%)、「改善されていない」とする者の割合が41.5%(「あまり改善されていない」31.4%+「ほとんど改善されていない」10.1%)となっている。
 年齢別に見ると、「改善されている」とする者の割合は70歳以上で、「改善されていない」とする者の割合は18~29歳から40歳代で、それぞれ高くなっている。(図11表11(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます表11参考(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

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