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2ページ目-少年非行に関する世論調査(平成27年7月調査)

2015年9月24日掲載

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1.少年非行に関する意識

(1) 少年非行は増加しているか

 実感として,おおむね5年前と比べて,少年による重大な事件が増えていると思うか聞いたところ,「増えている」とする者の割合が78.6%(「かなり増えている」42.3%+「ある程度増えている」36.3%),「変わらない」と答えた者の割合が16.8%,「減っている」とする者の割合が2.5%(「ある程度減っている」2.3%+「かなり減っている」0.3%)となっている。
 前回の調査結果(平成22年11月調査をいう,以下同じ)と比較して見ると,「増えている」(75.6%→78.6%)とする者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「変わらない」と答えた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,「増えている」とする者の割合は女性で,「変わらない」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「増えている」とする者の割合は60歳代で,「変わらない」と答えた者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。
 子どもの有無別に見ると,「増えている」とする者の割合はその他の子どもがいる者で,「変わらない」と答えた者の割合は乳幼児の子どもがいる者,子どもがいない者で,それぞれ高くなっている。 ( 図1表1-1(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます表1-2(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます表1参考1(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます表1参考2(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

(2) 増加している少年非行

 おおむね5年前と比べて,少年非行はどのようなものが増えていると思うか聞いたところ,「掲示板に犯行予告や誹謗中傷の書き込みをするなどインターネットを利用したもの」を挙げた者の割合が63.0%と最も高く,以下,「自分の感情をコントロールできなくて行うもの(突然キレて行うもの)」(52.7%),「凶悪・粗暴化したもの」(45.9%),「集団によるもの」(42.3%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「集団によるもの」(24.4%→42.3%)を挙げた者の割合が上昇し,「自分の感情をコントロールできなくて行うもの(突然キレて行うもの)」(62.5%→52.7%)を挙げた者の割合が低下している。
 性別に見ると,「掲示板に犯行予告や誹謗中傷の書き込みをするなどインターネットを利用したもの」,「自分の感情をコントロールできなくて行うもの(突然キレて行うもの)」,「集団によるもの」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。 ( 図2表2-1(CSV形式:4KB)別ウインドウで開きます表2-2(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます表2参考(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます

(3) 減少している少年非行

 おおむね5年前と比べて,少年非行はどのようなものが減っていると思うか聞いたところ,「集団によるもの」を挙げた者の割合が8.3%,「周りから誘われたり強制されて行うもの」を挙げた者の割合が6.4%,「明確な動機がないもの」を挙げた者の割合が6.4%,「自分の感情をコントロールできなくて行うもの(突然キレて行うもの)」を挙げた者の割合が3.8%,「好奇心・スリルなど動機が短絡的なもの」を挙げた者の割合が3.4%,「凶悪・粗暴化したもの」を挙げた者の割合が3.0%,「低年齢層によるもの」を挙げた者の割合が2.7%,「掲示板に犯行予告や誹謗中傷の書き込みをするなどインターネットを利用したもの」を挙げた者の割合が1.2%などの順となっている。なお,「減っているものはない」と答えた者の割合が66.8%となっている。(複数回答,上位8項目)
 都市規模別に見ると,「明確な動機がないもの」を挙げた者の割合は大都市で,「好奇心・スリルなど動機が短絡的なもの」を挙げた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「集団によるもの」,「凶悪・粗暴化したもの」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「周りから誘われたり強制されて行うもの」を挙げた者の割合は40歳代で,「自分の感情をコントロールできなくて行うもの(突然キレて行うもの)」を挙げた者の割合は70歳以上で,「凶悪・粗暴化したもの」を挙げた者の割合は20歳代で,それぞれ高くなっている。
 子どもの有無別に見ると,「周りから誘われたり強制されて行うもの」を挙げた者の割合は小学生,高校生,大学生の子どもがいる者で,「凶悪・粗暴化したもの」を挙げた者の割合は中学生の子どもがいる者で,それぞれ高くなっている。 ( 図3表3(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます

(4) 非行を起こす少年の経緯

 最近の少年非行は,どのような少年が起こしていると思うか聞いたところ,「保護者が教育やしつけに無関心な家庭の少年」を挙げた者の割合が51.5%と最も高く,以下,「スマートフォンやインターネットなどに依存している少年」(45.3%),「家庭にも学校にも居場所がなく孤立している少年」(44.4%)などの順となっている。(複数回答,上位3項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「保護者が教育やしつけに無関心な家庭の少年」(55.9%→51.5%)を挙げた者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,「スマートフォンやインターネットなどに依存している少年」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
 性別に見ると,「スマートフォンやインターネットなどに依存している少年」,「家庭にも学校にも居場所がなく孤立している少年」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「スマートフォンやインターネットなどに依存している少年」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で,「家庭にも学校にも居場所がなく孤立している少年」を挙げた者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。
 子どもの有無別に見ると,「スマートフォンやインターネットなどに依存している少年」を挙げた者の割合は乳幼児,小学生,大学生の子どもがいる者で,それぞれ高くなっている。 ( 図4表4-1(CSV形式:4KB)別ウインドウで開きます表4-2(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます表4参考(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

(5) 実際に身の回りで起こり問題となっている少年非行

 実際にあなたの周囲で起こり問題となっている少年非行を聞いたところ,「いじめ」を挙げた者の割合が19.1%と最も高く,以下,「万引き」(15.2%),「バイクや自転車などの乗り物を盗む」(13.1%),「ささいなことに腹を立てて暴力を振るう」(12.9%),「喫煙や飲酒,家出や深夜はいかいなどの不良行為」(12.0%)などの順となっている。なお,「特にない」と答えた者の割合が43.7%となっている。(複数回答,上位5項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「バイクや自転車などの乗り物を盗む」(17.1%→13.1%),「ささいなことに腹を立てて暴力を振るう」(15.2%→12.9%),「喫煙や飲酒,家出や深夜はいかいなどの不良行為」(16.8%→12.0%)を挙げた者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,「いじめ」,「万引き」を挙げた者の割合は大都市で,「喫煙や飲酒,家出や深夜はいかいなどの不良行為」を挙げた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「いじめ」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「いじめ」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「万引き」を挙げた者の割合は20歳代,50歳代で,「バイクや自転車などの乗り物を盗む」,「喫煙や飲酒,家出や深夜はいかいなどの不良行為」を挙げた者の割合は20歳代で,それぞれ高くなっている。
 子どもの有無別に見ると,「いじめ」を挙げた者の割合は小学生から高校生の子どもがいる者で,「万引き」を挙げた者の割合は高校生の子どもがいる者,子どもがいない者で,「喫煙や飲酒,家出や深夜はいかいなどの不良行為」を挙げた者の割合は高校生の子どもがいる者で,それぞれ高くなっている。 ( 図5表5-1(CSV形式:5KB)別ウインドウで開きます表5-2(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます表5参考1(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます表5参考2(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

(6) 社会的にみて問題だと思う少年非行

 広く社会的にみて問題だと思う少年非行を聞いたところ,「いじめ」を挙げた者の割合が53.5%と最も高く,以下,「高齢者をねらった詐欺」(42.8%),「刃物などを使った殺傷事件」(42.4%),「掲示板に犯行予告や誹謗中傷の書き込みをするなどインターネットを利用した非行」(41.5%),「ささいなことに腹を立てて暴力を振るう」(39.0%),「集団による暴行」(37.7%),「覚せい剤や大麻,危険ドラッグ,シンナーなどの薬物の乱用」(36.1%)などの順となっている。(複数回答,上位7項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「刃物などを使った殺傷事件」(46.4%→42.4%),「ささいなことに腹を立てて暴力を振るう」(48.8%→39.0%),「覚せい剤や大麻,危険ドラッグ,シンナーなどの薬物の乱用」(42.4%→36.1%)を挙げた者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,「刃物などを使った殺傷事件」を挙げた者の割合は小都市で,「覚せい剤や大麻,危険ドラッグ,シンナーなどの薬物の乱用」を挙げた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「いじめ」,「高齢者をねらった詐欺」,「刃物などを使った殺傷事件」,「ささいなことに腹を立てて暴力を振るう」,「集団による暴行」,「覚せい剤や大麻,危険ドラッグ,シンナーなどの薬物の乱用」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 子どもの有無別に見ると,「いじめ」,「ささいなことに腹を立てて暴力を振るう」を挙げた者の割合は乳幼児の子どもがいる者で,「掲示板に犯行予告や誹謗中傷の書き込みをするなどインターネットを利用した非行」を挙げた者の割合は乳幼児,小学生から大学生の子どもがいる者,子どもがいない者で,「集団による暴行」を挙げた者の割合は小学生の子どもがいる者で,「覚せい剤や大麻,危険ドラッグ,シンナーなどの薬物の乱用」を挙げた者の割合は乳幼児,小学生,中学生の子どもがいる者で,それぞれ高くなっている。 ( 図6表6-1(CSV形式:5KB)別ウインドウで開きます表6-2(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます表6参考1(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます表6参考2(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

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