2.空き家についての意識
(1) 自宅周辺でどのような空き家を見かけるか
自宅の周辺には,どのような空き家が多いと思うか聞いたところ,「そのまま利用できる空き家が多い」と答えた者の割合が9.0%,「簡単なリフォームを行えば利用できる空き家が多い」と答えた者の割合が19.3%,「大規模なリフォームをしないと利用できない空き家が多い」と答えた者の割合が8.4%,「老朽化・腐朽が進み,これ以上利用できない空き家が多い」と答えた者の割合が14.6%,「空き家は見かけない」と答えた者の割合が43.9%となっている。
都市規模別に見ると,「簡単なリフォームを行えば利用できる空き家が多い」と答えた者の割合は小都市で,「空き家は見かけない」と答えた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「簡単なリフォームを行えば利用できる空き家が多い」と答えた者の割合は40歳代で高くなっている。(図11,表11(CSV形式:2KB))
(2) 外部に悪影響を及ぼす空き家への対処法
自宅の周辺に外部に悪影響を及ぼしている空き家があると仮定した場合,その空き家の対処としてどのような方法が望ましいと思うか聞いたところ,「地域の価値を損なわないように,持ち主の責任で除却すべきである」と答えた者の割合が51.3%,「地域の価値を損なわないように,行政が関わって除却すべきである」と答えた者の割合が40.3%,「そのままにしておいても構わない」と答えた者の割合が3.9%となっている。
性別に見ると,「地域の価値を損なわないように,行政が関わって除却すべきである」と答えた者の割合は男性で高くなっている。(図12,表12(CSV形式:2KB))