4.絶滅危惧種
(1) レッドリストの認知度
国が「レッドリスト」を作成していることを知っているか聞いたところ,「知っていた」と答えた者の割合が44.6%,「知らなかった」と答えた者の割合が52.8%となっている。
都市規模別に見ると,「知らなかった」と答えた者の割合は小都市で高くなっている。
性別に見ると,「知っていた」と答えた者の割合は男性で,「知らなかった」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「知っていた」と答えた者の割合は20歳代,40歳代,50歳代で,「知らなかった」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図16,表16(CSV形式:1KB))
(2) 絶滅危惧種に関して希望する情報源
絶滅のおそれのある野生生物種に関する情報を,どのような方法で入手したいと思うか聞いたところ,「テレビ・ラジオ」を挙げた者の割合が82.0%と最も高く,以下,「新聞」(54.6%),「ホームページ」(23.0%),「書籍・雑誌」(17.2%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
都市規模別に見ると,「新聞」を挙げた者の割合は町村で,「ホームページ」を挙げた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「テレビ・ラジオ」を挙げた者の割合は女性で,「ホームページ」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。(図17,表17(CSV形式:3KB))
(3) 動物園などにおける絶滅危惧種の保全事業の認知度
動物園,水族館,植物園などが,保全策の一環として,絶滅のおそれのある野生生物種を飼育,繁殖,栽培していることを知っていたか聞いたところ,「知っていた」と答えた者の割合が59.2%,「知らなかった」と答えた者の割合が38.7%となっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「知っていた」と答えた者の割合は50歳代,60歳代で,「知らなかった」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図18,表18(CSV形式:1KB))
(4) 絶滅危惧種保全への協力に関する意識
絶滅のおそれのある野生生物種の保全策の一環として,どのような協力をしたいと思うか聞いたところ,「保全活動のための募金や寄付をする(希少動物の生息地の買い取りのための募金など)」を挙げた者の割合が52.7%と最も高く,以下,「保全活動のための普及啓発活動に参加する(希少動物の交通事故防止のためのキャンペーンなど)を挙げた者の割合が21.8%などの順となっている。なお,「協力したいとは思わない」と答えた者の割合が19.6%となっている。(複数回答,上位2項目)
都市規模別に見ると,「保全活動のための募金や寄付をする(希少動物の生息地の買い取りのための募金など)」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「保全活動のための募金や寄付をする(希少動物の生息地の買い取りのための募金など)」を挙げた者の割合は女性で,「保全活動のための普及啓発活動に参加する(希少動物の交通事故防止のためのキャンペーンなど)」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「保全活動のための募金や寄付をする(希少動物の生息地の買い取りのための募金など)」を挙げた者の割合は20歳代,40歳代で,「保全活動のための普及啓発活動に参加する(希少動物の交通事故防止のためのキャンペーンなど)」を挙げた者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。(図19,表19(CSV形式:2KB))