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2ページ目-社会意識に関する世論調査(平成26年1月調査)

2014年3月24日掲載

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1.国や社会との関わりについて

(1) 国を愛する気持ちの程度

 他の人と比べて,「国を愛する」という気持ちは強い方だと思うか聞いたところ,「強い」とする者の割合が55.3%(「非常に強い」17.4%+「どちらかといえば強い」37.9%),「どちらともいえない(わからない)」と答えた者の割合が38.1%,「弱い」とする者の割合が6.6%(「どちらかといえば弱い」5.9%+「非常に弱い(全くない)」0.7%)となっている。
 前回の調査結果(平成25年2月調査結果をいう,以下同じ)と比較して見ると,「強い」(58.0%→55.3%)とする者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,「強い」とする者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,「強い」とする者の割合は男性で,「どちらともいえない(わからない)」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「強い」とする者の割合は60歳代,70歳以上で,「どちらともいえない(わからない)」と答えた者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「強い」とする者の割合は男性の60歳代,70歳以上,女性の60歳代,70歳以上で,「どちらともいえない(わからない)」と答えた者の割合は男性の30歳代,40歳代,女性の20歳代から50歳代で,それぞれ高くなっている。
 従業上の地位別に見ると,「強い」とする者の割合は自営業主,その他の無職で,「どちらともいえない(わからない)」と答えた者の割合は雇用者で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「どちらともいえない(わからない)」と答えた者の割合は生産・輸送・建設・労務職で高くなっている。(図1図2表1-1(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます表1-2(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます

(2) 国を愛する気持ちを育てる必要性

 今後,国民の間に「国を愛する」という気持ちをもっと育てる必要があると思うか聞いたところ,「そう思う」と答えた者の割合が76.3%,「そうは思わない」と答えた者の割合が13.2%となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が10.6%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「そう思う」(79.8%→76.3%)と答えた者の割合が低下し,「そうは思わない」(10.1%→13.2%)と答えた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「そうは思わない」と答えた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,「そうは思わない」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「そう思う」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,「そうは思わない」と答えた者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「そう思う」と答えた者の割合は男性の70歳以上,女性の70歳以上で,「そうは思わない」と答えた者の割合は男性の20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。
 従業上の地位別に見ると,「そうは思わない」と答えた者の割合は雇用者で高くなっている。
 職業別に見ると,「そうは思わない」と答えた者の割合は生産・輸送・建設・労務職で高くなっている。(図3図4表2-1(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます表2-2(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます表2参考(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

(3) 社会志向か個人志向か

 国民は,「国や社会のことにもっと目を向けるべきだ」という意見と,「個人生活の充実をもっと重視すべきだ」という意見があるが,このうちどちらの意見に近いか聞いたところ,「国や社会のことにもっと目を向けるべきだ」と答えた者の割合が49.5%,「個人生活の充実をもっと重視すべきだ」と答えた者の割合が39.1%となっている。なお,「一概にいえない」と答えた者の割合が10.5%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「国や社会のことにもっと目を向けるべきだ」(53.3%→49.5%)と答えた者の割合が低下し,「個人生活の充実をもっと重視すべきだ」(34.2%→39.1%)と答えた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「国や社会のことにもっと目を向けるべきだ」と答えた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,「個人生活の充実をもっと重視すべきだ」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「個人生活の充実をもっと重視すべきだ」と答えた者の割合は20歳代で高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「個人生活の充実をもっと重視すべきだ」と答えた者の割合は男性の20歳代,30歳代で高くなっている。
 職業別に見ると,「国や社会のことにもっと目を向けるべきだ」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職で,「個人生活の充実をもっと重視すべきだ」と答えた者の割合は販売・サービス・保安職,生産・輸送・建設・労務職で,それぞれ高くなっている。(図5図6表3-1(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます表3-2(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます

(4) 社会への貢献意識

 日頃,社会の一員として,何か社会のために役立ちたいと思っているか,それとも,あまりそのようなことは考えていないか聞いたところ,「思っている」と答えた者の割合が65.3%,「あまり考えていない」と答えた者の割合が32.4%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
 都市規模別に見ると,「思っている」と答えた者の割合は大都市で,「あまり考えていない」と答えた者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「思っている」と答えた者の割合は女性で,「あまり考えていない」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「思っている」と答えた者の割合は40歳代から60歳代で,「あまり考えていない」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「思っている」と答えた者の割合は男性の50歳代,女性の40歳代から60歳代で,「あまり考えていない」と答えた者の割合は男性の70歳以上,女性の70歳以上で,それぞれ高くなっている。
 従業上の地位別に見ると,「思っている」と答えた者の割合は雇用者,自営業主で,「あまり考えていない」と答えた者の割合はその他の無職で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「思っている」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職で,「あまり考えていない」と答えた者の割合は生産・輸送・建設・労務職で,それぞれ高くなっている。(図7図8表4-1(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます表4-2(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます

 ア 社会への貢献内容

 日頃,社会の一員として,何か社会のために役立ちたいと「思っている」と答えた者(4,042人)に,何か社会のために役立ちたいと思っているのはどのようなことか聞いたところ,「社会福祉に関する活動(老人や障害者などに対する介護,身の回りの世話,給食,保育など)」を挙げた者の割合が37.6%と最も高く,以下,「町内会などの地域活動(お祝い事や不幸などの手伝い,町内会や自治会などの役員,防犯や防火活動など)」(34.1%),「自然・環境保護に関する活動(環境美化,リサイクル活動,牛乳パックの回収など)」(32.4%),「自主防災活動や災害援助活動」(26.9%),「自分の職業を通して」(26.7%)などの順となっている。(複数回答,上位5項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
 都市規模別に見ると,「町内会などの地域活動(お祝い事や不幸などの手伝い,町内会や自治会などの役員,防犯や防火活動など)」,「自主防災活動や災害援助活動」を挙げた者の割合は町村で高くなっている。
 性別に見ると,「社会福祉に関する活動(老人や障害者などに対する介護,身の回りの世話,給食,保育など)」,「自然・環境保護に関する活動(環境美化,リサイクル活動,牛乳パックの回収など)」を挙げた者の割合は女性で,「自主防災活動や災害援助活動」,「自分の職業を通して」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「社会福祉に関する活動(老人や障害者などに対する介護,身の回りの世話,給食,保育など)」を挙げた者の割合は50歳代,60歳代で,「町内会などの地域活動(お祝い事や不幸などの手伝い,町内会や自治会などの役員,防犯や防火活動など)」を挙げた者の割合は60歳代,70歳以上で,「自然・環境保護に関する活動(環境美化,リサイクル活動,牛乳パックの回収など)」を挙げた者の割合は50歳代で,「自主防災活動や災害援助活動」を挙げた者の割合は40歳代で,「自分の職業を通して」を挙げた者の割合は20歳代から50歳代で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「社会福祉に関する活動(老人や障害者などに対する介護,身の回りの世話,給食,保育など)」を挙げた者の割合は女性の40歳代から60歳代で,「町内会などの地域活動(お祝い事や不幸などの手伝い,町内会や自治会などの役員,防犯や防火活動など)」を挙げた者の割合は男性の60歳代,70歳以上,女性の70歳以上で,「自然・環境保護に関する活動(環境美化,リサイクル活動,牛乳パックの回収など)」を挙げた者の割合は女性の30歳代から50歳代で,「自主防災活動や災害援助活動」を挙げた者の割合は男性の20歳代,40歳代から60歳代で,「自分の職業を通して」を挙げた者の割合は男性の20歳代から50歳代,女性の20歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。(図9図10表5-1(CSV形式:5KB)別ウインドウで開きます表5-2(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます

(5) 国民全体の利益か個人の利益か

 今後,日本人は,個人の利益よりも国民全体の利益を大切にすべきだと思うか,それとも,国民全体の利益よりも個人個人の利益を大切にすべきだと思うか聞いたところ,「個人の利益よりも国民全体の利益を大切にすべきだ」と答えた者の割合が51.2%,「国民全体の利益よりも個人個人の利益を大切にすべきだ」と答えた者の割合が31.0%となっている。なお,「一概にいえない」と答えた者の割合が15.7%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「個人の利益よりも国民全体の利益を大切にすべきだ」(53.5%→51.2%)と答えた者の割合が低下し,「国民全体の利益よりも個人個人の利益を大切にすべきだ」(28.2%→31.0%)と答えた者の割合が上昇している。
 性別に見ると,「国民全体の利益よりも個人個人の利益を大切にすべきだ」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「個人の利益よりも国民全体の利益を大切にすべきだ」と答えた者の割合は30歳代で,「国民全体の利益よりも個人個人の利益を大切にすべきだ」と答えた者の割合は20歳代で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「個人の利益よりも国民全体の利益を大切にすべきだ」と答えた者の割合は男性の70歳以上で,「国民全体の利益よりも個人個人の利益を大切にすべきだ」と答えた者の割合は男性の20歳代で,それぞれ高くなっている。
 従業上の地位別に見ると,「国民全体の利益よりも個人個人の利益を大切にすべきだ」と答えた者の割合は自営業主で高くなっている。
 職業別に見ると,「個人の利益よりも国民全体の利益を大切にすべきだ」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職で,「国民全体の利益よりも個人個人の利益を大切にすべきだ」と答えた者の割合は生産・輸送・建設・労務職で,それぞれ高くなっている。(図11図12表6-1(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます表6-2(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます表6参考(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

(6) 現在の地域での付き合いの程度

 地域での付き合いをどの程度しているか聞いたところ,「付き合っている」とする者の割合が68.2%(「よく付き合っている」17.6%+「ある程度付き合っている」50.6%),「付き合っていない」とする者の割合が31.7%(「あまり付き合っていない」25.7%+「全く付き合っていない」6.0%)となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「付き合っている」(70.3%→68.2%)とする者の割合が低下し,「付き合っていない」(29.6%→31.7%)とする者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「付き合っている」とする者の割合は小都市,町村で,「付き合っていない」とする者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「付き合っている」とする者の割合は女性で,「付き合っていない」とする者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「付き合っている」とする者の割合は60歳代,70歳以上で,「付き合っていない」とする者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「付き合っている」とする者の割合は男性の60歳代,70歳以上,女性の50歳代から70歳以上で,「付き合っていない」とする者の割合は男性の20歳代から50歳代,女性の20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。
 従業上の地位別に見ると,「付き合っている」とする者の割合は自営業主,家族従業者,主婦で,「付き合っていない」とする者の割合は雇用者で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「付き合っている」とする者の割合は農林漁業職で,「付き合っていない」とする者の割合は管理・専門技術・事務職,生産・輸送・建設・労務職で,それぞれ高くなっている。(図13表7-1(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます表7-2(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

(7) 望ましい地域での付き合いの程度

 地域での付き合いは,どの程度が望ましいと思うか聞いたところ,「住民全ての間で困ったときに互いに助け合う」と答えた者の割合が41.9%,「気の合う住民の間で困ったときに助け合う」と答えた者の割合が26.4%,「困ったときに助け合うことまではしなくても,住民がみんなで行事や催しに参加する」と答えた者の割合が16.5%,「困ったときに助け合うことまではしなくても,住民の間で世間話や立ち話をする」と答えた者の割合が5.8%,「困ったときに助け合うことまではしなくても,住民の間であいさつを交わす」と答えた者の割合が7.4%,「地域での付き合いは必要ない」と答えた者の割合が0.9%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「住民全ての間で困ったときに互いに助け合う」(44.0%→41.9%)と答えた者の割合が低下している。
 性別に見ると,「困ったときに助け合うことまではしなくても,住民がみんなで行事や催しに参加する」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「住民全ての間で困ったときに互いに助け合う」,「困ったときに助け合うことまではしなくても,住民がみんなで行事や催しに参加する」と答えた者の割合は50歳代で,「気の合う住民の間で困ったときに助け合う」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「住民全ての間で困ったときに互いに助け合う」と答えた者の割合は男性の70歳以上,女性の50歳代で,「気の合う住民の間で困ったときに助け合う」と答えた者の割合は女性の70歳以上で,「困ったときに助け合うことまではしなくても,住民がみんなで行事や催しに参加する」と答えた者の割合は男性の30歳代,50歳代,60歳代で,それぞれ高くなっている。
 従業上の地位別に見ると,「困ったときに助け合うことまではしなくても,住民がみんなで行事や催しに参加する」と答えた者の割合は雇用者で高くなっている。(図14表8-1(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます表8-2(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

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