4.NPO法人に対する寄附意識
(1) 寄附意向
NPO法人が行う活動に対して寄附をしたいと思うか聞いたところ,「思う」と答えた者の割合が23.2%,「思わない」と答えた者の割合が62.4%となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が14.5%となっている。
都市規模別に見ると,「思わない」とする者の割合は小都市で高くなっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「思う」とする者の割合は20歳代で高くなっている。(図13,表13(CSV形式:1KB),表13参考(CSV形式:1KB))
ア 寄附をする際に重視する点
寄附意向について,「思う」と答えた者(413人)に,どのような点を重視して,寄附先を選ぶか聞いたところ,「目的や活動内容が共感できる」を挙げた者の割合が69.0%と最も高く,以下,「寄附金が有効に使ってもらえる」(47.7%),「活動の成果をあげている」(36.3%),「信頼できる役員やスタッフがいる」(26.4%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
性別に見ると,「寄附金が有効に使ってもらえる」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。(図14,表14(CSV形式:3KB),表14参考(CSV形式:1KB))
イ 寄附をしたいと思わない理由
寄附意向について,「思わない」と答えた者(1,113人)に,なぜNPO法人が行う活動に対して寄附をしたいと思わないか聞いたところ,「寄附をした後の効果が見えにくいから」を挙げた者の割合が37.0%,「経済的に余裕がないから」を挙げた者の割合が35.8%と高く,以下,「関心がないから」(24.4%),「信頼できる法人,団体がないから」(21.4%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
都市規模別に見ると,「寄附をした後の効果が見えにくいから」,「信頼できる法人,団体がないから」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。(図15,表15(CSV形式:3KB))