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2 調査結果の概要

3.選択的夫婦別氏制度

 (1) 家族と名字(姓)に対する意識
 名字(姓)とは,どういうものだと思うか聞いたところ,「(ア)他の人と区別して自分を表す名称の一部」と答えた者の割合が11.3%,「(イ)先祖から受け継がれてきた名称」と答えた者の割合が45.9%,「(ウ)夫婦を中心にした家族の名称」と答えた者の割合が17.9%,「(ア)と(イ)の両方」と答えた者の割合が7.9%,「(ア)と(ウ)の両方」と答えた者の割合が2.2%,「(イ)と(ウ)の両方」と答えた者の割合が5.6%,「(ア)と(イ)と(ウ)の全部」と答えた者の割合が7.7%となっている。
 性別に見ると,「(イ)先祖から受け継がれてきた名称」と答えた者の割合は男性で,「(ウ)夫婦を中心にした家族の名称」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「(ア)他の人と区別して自分を表す名称の一部」と答えた者の割合は50歳代,60歳代で,「(イ)先祖から受け継がれてきた名称」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「(イ)先祖から受け継がれてきた名称」と答えた者の割合は男性の40歳代,60歳代,70歳以上,女性の70歳以上で,「(ウ)夫婦を中心にした家族の名称」と答えた者の割合は女性の50歳代,60歳代で,それぞれ高くなっている。(図3表3-1表3-2

 (2) 仕事と婚姻による名字(姓)の変更
 現在の法律では,婚姻によって,夫婦のどちらかが必ず名字(姓)を変えなければならないことになっているが,婚姻前から仕事をしていた人が,婚姻によって名字(姓)を変えると,仕事の上で何らかの不便を生ずることがあると思うか聞いたところ,「何らかの不便を生ずることがあると思う」と答えた者の割合が45.6%,「何らの不便も生じないと思う」と答えた者の割合が51.4%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
 都市規模別に見ると,「何らかの不便を生ずることがあると思う」と答えた者の割合は大都市で,「何らの不便も生じないと思う」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「何らの不便も生じないと思う」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「何らかの不便を生ずることがあると思う」と答えた者の割合は20歳代から50歳代で,「何らの不便も生じないと思う」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「何らかの不便を生ずることがあると思う」と答えた者の割合は男性の30歳代から50歳代,女性の20歳代から50歳代で,「何らの不便も生じないと思う」と答えた者の割合は男性の60歳代,70歳以上,女性の70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図4表4-1表4-2

  ア 仕事上の不便に対する考え方
 「何らかの不便を生ずることがあると思う」と答えた者(1,387人)に,婚姻前から仕事をしていた人が,婚姻によって名字(姓)を変えると,仕事の上で何らかの不便が生ずることがあるとして,そのことについて,どのように思うか聞いたところ,「婚姻をする以上,仕事の上で何らかの不便が生ずるのは仕方がない」と答えた者の割合が24.6%,「婚姻をしても,仕事の上で不便を生じないようにした方がよい」と答えた者の割合が60.6%,「どちらともいえない」と答えた者の割合が14.6%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
 都市規模別に見ると,「婚姻をする以上,仕事の上で何らかの不便が生ずるのは仕方がない」と答えた者の割合は小都市で,「婚姻をしても,仕事の上で不便を生じないようにした方がよい」と答えた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「婚姻をする以上,仕事の上で何らかの不便が生ずるのは仕方がない」と答えた者の割合は20歳代,70歳以上で,「婚姻をしても,仕事の上で不便を生じないようにした方がよい」と答えた者の割合は30歳代から50歳代で,「どちらともいえない」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図5表5-1表5-2

  イ 婚姻前の名字(姓)の通称使用
 「婚姻をしても,仕事の上で不便を生じないようにした方がよい」と答えた者(841人)に,婚姻をして名字(姓)を変えても,仕事の上で不便を生じないようにするため,婚姻前の名字(姓)を通称として使えばよいという考え方があるが,このような考え方について,どのように思うか聞いたところ,「仕事の上で通称を使うことができれば,不便を生じないで済むと思う」と答えた者の割合が58.5%,「仕事の上で通称を使うことができても,それだけでは,対処しきれない不便があると思う」と答えた者の割合が39.4%となっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。(図6表6-1表6-2

 (3) 婚姻と実家の名字(姓)の存続
 例えば,男性の兄弟のいない女性が,名字(姓)を変えると,実家の名字(姓)がなくなってしまうなどの理由で,婚姻をするのが難しくなることがあると思うか聞いたところ,「実家の名前を残すために婚姻をするのが難しくなることがあると思う」と答えた者の割合が40.1%,「実家の名前を残すために婚姻をするのが難しくなることはないと思う」と答えた者の割合が55.7%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「実家の名前を残すために婚姻をするのが難しくなることはないと思う」(53.0%→55.7%)と答えた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「実家の名前を残すために婚姻をするのが難しくなることがあると思う」と答えた者の割合は20歳代から50歳代で,「実家の名前を残すために婚姻をするのが難しくなることはないと思う」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「実家の名前を残すために婚姻をするのが難しくなることがあると思う」と答えた者の割合は男性の30歳代,40歳代,女性の20歳代から50歳代で,「実家の名前を残すために婚姻をするのが難しくなることはないと思う」と答えた者の割合は男性の60歳代,70歳以上,女性の60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図7表7-1表7-2

  ア 婚姻を難しくすることに対する考え方
 「実家の名前を残すために婚姻をするのが難しくなることがあると思う」と答えた者(1,220人)に,実家の名前を残すために婚姻をするのが難しくなることがあるとして,そのことについて,どのように思うか聞いたところ,「実家の名前を残すために婚姻をするのが難しくなることは,仕方がない」と答えた者の割合が20.4%,「実家の名前を残すために婚姻をするのが難しくなるようなことは,ないようにした方がよい」と答えた者の割合が57.2%,「どちらともいえない」と答えた者の割合が21.6%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「どちらともいえない」(18.3%→21.6%)と答えた者の割合が上昇している。
 性別に見ると,「実家の名前を残すために婚姻をするのが難しくなることは,仕方がない」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「実家の名前を残すために婚姻をするのが難しくなることは,仕方がない」と答えた者の割合は70歳以上で,「実家の名前を残すために婚姻をするのが難しくなるようなことは,ないようにした方がよい」と答えた者の割合は40歳代で,それぞれ高くなっている。(図8表8-1表8-2

 (4) 婚姻による名字(姓)の変更に対する意識
 婚姻によって,自分の名字(姓)が相手の名字(姓)に変わったとした場合,そのことについて,どのような感じを持つと思うか聞いたところ,「名字(姓)が変わったことで,新たな人生が始まるような喜びを感じると思う」を挙げた者の割合が47.5%と最も高く,以下,「相手と一体となったような喜びを感じると思う」(30.8%),「名字(姓)が変わったことに違和感を持つと思う」(22.3%)などの順となっている。(複数回答,上位3項目)
 性別に見ると,「名字(姓)が変わったことで,新たな人生が始まるような喜びを感じると思う」,「相手と一体となったような喜びを感じると思う」を挙げた者の割合は女性で,「名字(姓)が変わったことに違和感を持つと思う」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「名字(姓)が変わったことで,新たな人生が始まるような喜びを感じると思う」を挙げた者の割合は20歳代から50歳代で,「相手と一体となったような喜びを感じると思う」,「名字(姓)が変わったことに違和感を持つと思う」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「名字(姓)が変わったことで,新たな人生が始まるような喜びを感じると思う」を挙げた者の割合は女性の20歳代から60歳代で,「相手と一体となったような喜びを感じると思う」を挙げた者の割合は男性の30歳代,40歳代,女性の20歳代,30歳代で,「名字(姓)が変わったことに違和感を持つと思う」を挙げた者の割合は男性の20歳代から40歳代,女性の20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図9表9-1表9-2

  ア 婚姻による名字(姓)の変更と自己喪失感
 「今までの自分が失われてしまったような感じを持つと思う」を挙げた者以外の者(2,816人)に,自分以外の人の中には,婚姻によって名字(姓)を変えると,今までの自分が失われてしまったような感じを持つ人もいると思うか聞いたところ,「そのような感じを持つ人がいると思う」と答えた者の割合が33.0%,「そのような感じを持つ人はいないと思う」と答えた者の割合が47.9%となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が19.0%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「そのような感じを持つ人がいると思う」(40.7%→33.0%)と答えた者の割合が低下している。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「そのような感じを持つ人がいると思う」と答えた者の割合は20歳代から50歳代で,「そのような感じを持つ人はいないと思う」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図10表10-1表10-2

  イ 自己喪失感に対する考え方
 婚姻によって,自分の名字(姓)が相手の名字(姓)に変わったとした場合,「今までの自分が失われてしまったような感じを持つと思う」を挙げた者と,自分以外の人の中には「そのような感じを持つ人がいると思う」と答えた者(1,155人)に,婚姻によって名字(姓)が変わると,今までの自分が失われてしまったような感じを持つ人がいるとして,そのことについて,どのように思うか聞いたところ,「婚姻をする以上,そのような感じを持つことがあっても仕方がない」と答えた者の割合が41.7%,「婚姻をしても,そのような感じを持つことがないようにした方がよい」と答えた者の割合が34.5%,「どちらともいえない」と答えた者の割合が22.3%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「どちらともいえない」(17.3%→22.3%)と答えた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「婚姻をする以上,そのような感じを持つことがあっても仕方がない」と答えた者の割合は町村で高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「婚姻をする以上,そのような感じを持つことがあっても仕方がない」と答えた者の割合は20歳代で,「婚姻をしても,そのような感じを持つことがないようにした方がよい」と答えた者の割合は40歳代で,それぞれ高くなっている。(図11表11-1表11-2

 (5) 内縁の夫婦
 世間には,正式に結婚している夫婦と全く同じ生活をしているけれども,正式な夫婦となる届出をしていないという男女(内縁の夫婦)がいるが,そのような内縁の夫婦の中に,双方がともに名字(姓)を変えたくないという理由で,正式な夫婦となる届出をしない人がいると思うか聞いたところ,「名字(姓)を変えたくないという理由で,正式な夫婦となる届出をしない内縁の夫婦もいると思う」と答えた者の割合が61.3%,「名字(姓)を変えたくないという理由で,正式な夫婦となる届出をしない内縁の夫婦は,いないと思う」と答えた者の割合が29.4%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
 都市規模別に見ると,「名字(姓)を変えたくないという理由で,正式な夫婦となる届出をしない内縁の夫婦もいると思う」と答えた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,「名字(姓)を変えたくないという理由で,正式な夫婦となる届出をしない内縁の夫婦は,いないと思う」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「名字(姓)を変えたくないという理由で,正式な夫婦となる届出をしない内縁の夫婦もいると思う」と答えた者の割合は20歳代から50歳代で,「名字(姓)を変えたくないという理由で,正式な夫婦となる届出をしない内縁の夫婦は,いないと思う」と答えた者の割合は60歳代で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「名字(姓)を変えたくないという理由で,正式な夫婦となる届出をしない内縁の夫婦もいると思う」と答えた者の割合は男性の30歳代,女性の20歳代から50歳代で,「名字(姓)を変えたくないという理由で,正式な夫婦となる届出をしない内縁の夫婦は,いないと思う」と答えた者の割合は男性の60歳代で,それぞれ高くなっている。(図12表12-1表12-2

  ア 内縁の夫婦についての見方
 「名字(姓)を変えたくないという理由で,正式な夫婦となる届出をしない内縁の夫婦もいると思う」と答えた者(1,864人)に,そのような内縁の夫婦は法律(民法)上は正式な夫婦として認められないが,そのような男女についてどのように思うか聞いたところ,「同じ名字(姓)を名乗らない以上,正式な夫婦とは違うと思う」と答えた者の割合が27.8%,「同じ名字(姓)を名乗っていなくても,正式な夫婦と同じような生活をしていれば,正式な夫婦と変わらないと思う」と答えた者の割合が69.9%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
 都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
 性別に見ると,「同じ名字(姓)を名乗らない以上,正式な夫婦とは違うと思う」と答えた者の割合は男性で,「同じ名字(姓)を名乗っていなくても,正式な夫婦と同じような生活をしていれば,正式な夫婦と変わらないと思う」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「同じ名字(姓)を名乗らない以上,正式な夫婦とは違うと思う」と答えた者の割合は70歳以上で,「同じ名字(姓)を名乗っていなくても,正式な夫婦と同じような生活をしていれば,正式な夫婦と変わらないと思う」と答えた者の割合は40歳代で,それぞれ高くなっている。(図13表13-1表13-2

 (6) 家族の一体感(きずな)
 夫婦・親子の名字(姓)が違うと,夫婦を中心とする家族の一体感(きずな)に何か影響が出てくると思うか聞いたところ,「家族の名字(姓)が違うと,家族の一体感(きずな)が弱まると思う」と答えた者の割合が36.1%,「家族の名字(姓)が違っても,家族の一体感(きずな)には影響がないと思う」と答えた者の割合が59.8%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「家族の名字(姓)が違うと,家族の一体感(きずな)が弱まると思う」(39.8%→36.1%)と答えた者の割合が低下し,「家族の名字(姓)が違っても,家族の一体感(きずな)には影響がないと思う」(56.0%→59.8%)と答えた者の割合が上昇している。
 性別に見ると,「家族の名字(姓)が違うと,家族の一体感(きずな)が弱まると思う」と答えた者の割合は男性で,「家族の名字(姓)が違っても,家族の一体感(きずな)には影響がないと思う」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「家族の名字(姓)が違うと,家族の一体感(きずな)が弱まると思う」と答えた者の割合は男性の30歳代,60歳代で,「家族の名字(姓)が違っても,家族の一体感(きずな)には影響がないと思う」と答えた者の割合は女性の50歳代で,それぞれ高くなっている。(図14表14-1表14-2

 (7) 配偶者の父母との関係
 夫婦の名字(姓)が違うと,自分と違う名字(姓)の配偶者の父母との関係に何か影響が出てくると思うか聞いたところ,「名字(姓)が違うと,配偶者の父母との関係を大切にしなくなると思う」と答えた者の割合が18.7%,「名字(姓)が違っても,配偶者の父母との関係には影響はないと思う」と答えた者の割合が76.3%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
 都市規模別に見ると,「名字(姓)が違っても,配偶者の父母との関係には影響はないと思う」と答えた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 性・年齢別に見ると,「名字(姓)が違っても,配偶者の父母との関係には影響はないと思う」と答えた者の割合は女性の50歳代で高くなっている。(図15表15-1表15-2

 (8) 子どもへの影響
 夫婦の名字(姓)が違うと,夫婦の間の子どもに何か影響が出てくると思うか聞いたところ,「子どもにとって好ましくない影響があると思う」と答えた者の割合が67.1%,「子どもに影響はないと思う」と答えた者の割合が28.4%となっている。
 性別に見ると,「子どもに影響はないと思う」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「子どもにとって好ましくない影響があると思う」と答えた者の割合は30歳代で高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「子どもにとって好ましくない影響があると思う」と答えた者の割合は男性の30歳代で高くなっている。(図16表16-1表16-2

 (9) 選択的夫婦別氏制度
 現在は,夫婦は必ず同じ名字(姓)を名乗らなければならないことになっているが,「現行制度と同じように夫婦が同じ名字(姓)を名乗ることのほか,夫婦が希望する場合には,同じ名字(姓)ではなく,それぞれの婚姻前の名字(姓)を名乗ることができるように法律を改めた方がよい。」という意見がある。このような意見について,どのように思うか聞いたところ,「婚姻をする以上,夫婦は必ず同じ名字(姓)を名乗るべきであり,現在の法律を改める必要はない」と答えた者の割合が36.4%,「夫婦が婚姻前の名字(姓)を名乗ることを希望している場合には,夫婦がそれぞれ婚姻前の名字(姓)を名乗ることができるように法律を改めてもかまわない」と答えた者の割合が35.5%,「夫婦が婚姻前の名字(姓)を名乗ることを希望していても,夫婦は必ず同じ名字(姓)を名乗るべきだが,婚姻によって名字(姓)を改めた人が婚姻前の名字(姓)を通称としてどこでも使えるように法律を改めることについては,かまわない」と答えた者の割合が24.0%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
 都市規模別に見ると,「婚姻をする以上,夫婦は必ず同じ名字(姓)を名乗るべきであり,現在の法律を改める必要はない」と答えた者の割合は町村で高くなっている。
 性別に見ると,「婚姻をする以上,夫婦は必ず同じ名字(姓)を名乗るべきであり,現在の法律を改める必要はない」と答えた者の割合は男性で,「夫婦が婚姻前の名字(姓)を名乗ることを希望していても,夫婦は必ず同じ名字(姓)を名乗るべきだが,婚姻によって名字(姓)を改めた人が婚姻前の名字(姓)を通称としてどこでも使えるように法律を改めることについては,かまわない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「婚姻をする以上,夫婦は必ず同じ名字(姓)を名乗るべきであり,現在の法律を改める必要はない」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,「夫婦が婚姻前の名字(姓)を名乗ることを希望している場合には,夫婦がそれぞれ婚姻前の名字(姓)を名乗ることができるように法律を改めてもかまわない」と答えた者の割合は20歳代から50歳代で,「夫婦が婚姻前の名字(姓)を名乗ることを希望していても,夫婦は必ず同じ名字(姓)を名乗るべきだが,婚姻によって名字(姓)を改めた人が婚姻前の名字(姓)を通称としてどこでも使えるように法律を改めることについては,かまわない」と答えた者の割合は30歳代から50歳代で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「婚姻をする以上,夫婦は必ず同じ名字(姓)を名乗るべきであり,現在の法律を改める必要はない」と答えた者の割合は男性の60歳代,70歳以上,女性の70歳以上で,「夫婦が婚姻前の名字(姓)を名乗ることを希望している場合には,夫婦がそれぞれ婚姻前の名字(姓)を名乗ることができるように法律を改めてもかまわない」と答えた者の割合は男性の40歳代,女性の20歳代から40歳代で,「夫婦が婚姻前の名字(姓)を名乗ることを希望していても,夫婦は必ず同じ名字(姓)を名乗るべきだが,婚姻によって名字(姓)を改めた人が婚姻前の名字(姓)を通称としてどこでも使えるように法律を改めることについては,かまわない」と答えた者の割合は女性の30歳代から50歳代で,それぞれ高くなっている。(図17表17-1表17-2参考1参考2参考3

  ア 別姓の希望
 「夫婦が婚姻前の名字(姓)を名乗ることを希望している場合には,夫婦がそれぞれ婚姻前の名字(姓)を名乗ることができるように法律を改めてもかまわない」と答えた者(1,079人)に,希望すれば,夫婦がそれぞれの婚姻前の名字(姓)を名乗れるように法律が変わった場合,夫婦でそれぞれの婚姻前の名字(姓)を名乗ることを希望するか聞いたところ,「希望する」と答えた者の割合が23.5%,「希望しない」と答えた者の割合が49.0%,「どちらともいえない」と答えた者の割合が27.2%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
 性別に見ると,「希望しない」と答えた者の割合は女性で,「どちらともいえない」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「どちらともいえない」と答えた者の割合は20歳代で高くなっている。(図18表18-1表18-2参考1参考2

 (10) 別姓夫婦の子どもの名字(姓)
 希望すれば,夫婦がそれぞれの婚姻前の名字(姓)を名乗れるように法律が変わった場合を想定した上で,それぞれの婚姻前の名字(姓)を名乗っている夫婦に二人以上の子どもがある場合,子ども同士(兄弟・姉妹)の名字(姓)が異なってもよいという考え方について,どのように考えるか聞いたところ,「子ども同士の名字(姓)が異なってもかまわない」と答えた者の割合が11.9%,「子ども同士の名字(姓)は同じにするべきである」と答えた者の割合が66.2%,「どちらともいえない」と答えた者の割合が20.3%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「どちらともいえない」(16.9%→20.3%)と答えた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「子ども同士の名字(姓)が異なってもかまわない」と答えた者の割合は大都市で,「子ども同士の名字(姓)は同じにするべきである」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「子ども同士の名字(姓)が異なってもかまわない」と答えた者の割合は男性で,「どちらともいえない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「子ども同士の名字(姓)が異なってもかまわない」と答えた者の割合は40歳代で,「子ども同士の名字(姓)は同じにするべきである」と答えた者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「子ども同士の名字(姓)が異なってもかまわない」と答えた者の割合は男性の40歳代,50歳代で,「子ども同士の名字(姓)は同じにするべきである」と答えた者の割合は男性の30歳代,女性の30歳代で,「どちらともいえない」と答えた者の割合は女性の40歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。(図19表19-1表19-2

  ア 別姓夫婦の子どもの成年後の名字(姓)
 「子ども同士の名字(姓)は同じにするべきである」と答えた者(2,014人)に,子ども同士は同一の名字(姓)を名乗るべきであるとして,それぞれの子どもが成年に達した時には,それまでと異なる父または母の名字(姓)に変えることができるという考え方について,どのように考えるか聞いたところ,「今までの名字(姓)を変えない方がよい」と答えた者の割合が37.6%,「変えることができるとしてもかまわない」と答えた者の割合が47.4%,「どちらともいえない」と答えた者の割合が13.5%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「どちらともいえない」(10.9%→13.5%)と答えた者の割合が上昇している。
 性別に見ると,「今までの名字(姓)を変えない方がよい」と答えた者の割合は男性で,「変えることができるとしてもかまわない」,「どちらともいえない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「今までの名字(姓)を変えない方がよい」,「どちらともいえない」と答えた者の割合は70歳以上で,「変えることができるとしてもかまわない」と答えた者の割合は30歳代から50歳代で,それぞれ高くなっている。(図20表20-1表20-2




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