2 調査結果の概要
3.防災
(1) 大地震・豪雨等発生時の道路の安全性に対する意識
大地震や大雨が発生した場合,住まいの近くにある道路について不安を感じるか聞いたところ,「不安がある」とする者の割合が50.6%(「不安がある」25.8%+「やや不安がある」24.8%),「不安はない」とする者の割合が48.8%(「あまり不安はない」24.2%+「不安はない」24.6%)となっている。
都市規模別に見ると,「不安はない」とする者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「不安がある」とする者の割合は女性で,「不安はない」とする者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「不安がある」とする者の割合は30歳代,40歳代で,「不安はない」とする者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図5,表5,参考1,参考2)
都市規模別に見ると,「不安はない」とする者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「不安がある」とする者の割合は女性で,「不安はない」とする者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「不安がある」とする者の割合は30歳代,40歳代で,「不安はない」とする者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図5,表5,参考1,参考2)
(2) 大地震・豪雨等の災害に対応するための道路施策
大地震や大雨による災害に備え,道路整備の面からどのような対策が必要だと思うか聞いたところ,「安全に避難できる避難路の整備」を挙げた者の割合が46.6%と最も高く,以下,「救急活動や救援物資などの輸送を確実に行うために必要な幹線道路の整備・複数ルートの確保」(41.2%),「落石や土砂崩れなどが発生しないような道路の斜面の整備」(35.4%),「地震情報や道路情報を的確に把握,提供する情報システムの整備」(35.0%)などの順となっている。なお,「特にない」と答えた者の割合が11.8%となっている。(複数回答,上位4項目)
都市規模別に見ると,「救急活動や救援物資などの輸送を確実に行うために必要な幹線道路の整備・複数ルートの確保」,「地震情報や道路情報を的確に把握,提供する情報システムの整備」を挙げた者の割合は中都市で,「落石や土砂崩れなどが発生しないような道路の斜面の整備」を挙げた者の割合は小都市,町村で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「安全に避難できる避難路の整備」,「地震情報や道路情報を的確に把握,提供する情報システムの整備」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「安全に避難できる避難路の整備」を挙げた者の割合は30歳代で,「救急活動や救援物資などの輸送を確実に行うために必要な幹線道路の整備・複数ルートの確保」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「落石や土砂崩れなどが発生しないような道路の斜面の整備」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で,「地震情報や道路情報を的確に把握,提供する情報システムの整備」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。(図6,表6,参考1,参考2)
都市規模別に見ると,「救急活動や救援物資などの輸送を確実に行うために必要な幹線道路の整備・複数ルートの確保」,「地震情報や道路情報を的確に把握,提供する情報システムの整備」を挙げた者の割合は中都市で,「落石や土砂崩れなどが発生しないような道路の斜面の整備」を挙げた者の割合は小都市,町村で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「安全に避難できる避難路の整備」,「地震情報や道路情報を的確に把握,提供する情報システムの整備」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「安全に避難できる避難路の整備」を挙げた者の割合は30歳代で,「救急活動や救援物資などの輸送を確実に行うために必要な幹線道路の整備・複数ルートの確保」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「落石や土砂崩れなどが発生しないような道路の斜面の整備」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で,「地震情報や道路情報を的確に把握,提供する情報システムの整備」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。(図6,表6,参考1,参考2)
(3) 災害発生時の通行止めにより不便なこと
大地震や津波,大雨,大雪などによる災害により,よく利用する道路が通行止めになった場合,どういうことに特に不便を感じると思うか聞いたところ,「救急車など緊急・救急車両の到着の遅れ」を挙げた者の割合が62.8%と最も高く,以下,「日常品の買い物の障害」(45.3%),「物資の輸送の遅れ」(41.4%),「緊急避難先への移動の障害」(39.9%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
都市規模別に見ると,「日常品の買い物の障害」を挙げた者の割合は中都市で,「物資の輸送の遅れ」を挙げた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「救急車など緊急・救急車両の到着の遅れ」,「日常品の買い物の障害」,「緊急避難先への移動の障害」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「救急車など緊急・救急車両の到着の遅れ」,「緊急避難先への移動の障害」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「日常品の買い物の障害」を挙げた者の割合は60歳代で,「物資の輸送の遅れ」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で,それぞれ高くなっている。(図7,表7,参考1,参考2)
都市規模別に見ると,「日常品の買い物の障害」を挙げた者の割合は中都市で,「物資の輸送の遅れ」を挙げた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「救急車など緊急・救急車両の到着の遅れ」,「日常品の買い物の障害」,「緊急避難先への移動の障害」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「救急車など緊急・救急車両の到着の遅れ」,「緊急避難先への移動の障害」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「日常品の買い物の障害」を挙げた者の割合は60歳代で,「物資の輸送の遅れ」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で,それぞれ高くなっている。(図7,表7,参考1,参考2)
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