2 調査結果の概要
5.社会保障・税の番号制度に対する期待について
(1) 番号制度に対する期待
社会保障と税の番号制度について,期待することは何か聞いたところ,「社会保障と税に関する行政機関の手続きが簡単になる」を挙げた者の割合が44.8%と最も高く,以下,「社会保障の不正受給や税の不正還付を防ぐことができるようになる」(35.0%),「社会保障を必要としているにもかかわらず,制度を知らないために機会を逃している人への給付ができるようになる」(32.9%),「ICカード一枚で,年金手帳や健康保険証など複数の機能を持たせることができるようになる」(31.6%)などの順となっている。なお,「特に期待することはない」と答えた者の割合は24.0%となっている。(複数回答,上位4項目)
地域ブロック別に見ると,「社会保障と税に関する行政機関の手続きが簡単になる」を挙げた者の割合は東山で,「社会保障の不正受給や税の不正還付を防ぐことができるようになる」,「社会保障を必要としているにもかかわらず,制度を知らないために機会を逃している人への給付ができるようになる」を挙げた者の割合は近畿で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「ICカード一枚で,年金手帳や健康保険証など複数の機能を持たせることができるようになる」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
年齢別に見ると,「社会保障と税に関する行政機関の手続きが簡単になる」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で,「社会保障の不正受給や税の不正還付を防ぐことができるようになる」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「社会保障を必要としているにもかかわらず,制度を知らないために機会を逃している人への給付ができるようになる」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「ICカード一枚で,年金手帳や健康保険証など複数の機能を持たせることができるようになる」を挙げた者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。
(図17,表17)
地域ブロック別に見ると,「社会保障と税に関する行政機関の手続きが簡単になる」を挙げた者の割合は東山で,「社会保障の不正受給や税の不正還付を防ぐことができるようになる」,「社会保障を必要としているにもかかわらず,制度を知らないために機会を逃している人への給付ができるようになる」を挙げた者の割合は近畿で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「ICカード一枚で,年金手帳や健康保険証など複数の機能を持たせることができるようになる」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
年齢別に見ると,「社会保障と税に関する行政機関の手続きが簡単になる」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で,「社会保障の不正受給や税の不正還付を防ぐことができるようになる」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「社会保障を必要としているにもかかわらず,制度を知らないために機会を逃している人への給付ができるようになる」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「ICカード一枚で,年金手帳や健康保険証など複数の機能を持たせることができるようになる」を挙げた者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。
(図17,表17)
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