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2 調査結果の概要


2 在宅介護,施設介護に関する意識について

 (1)自宅で受ける介護保険サービスの周知度
 現在の住まいで受ける介護保険の対象となるサービスの中で聞いたことがあるものを聞いたところ,「デイサービス(施設に通って入浴や日常生活動作の訓練を受ける)」を挙げた者の割合が89.3%,「ホームヘルプサービス(ホームヘルパーの訪問)」を挙げた者の割合が88.0%と高く,以下,「訪問入浴介護(入浴車の巡回)」(81.9%),「訪問看護(看護師などの訪問)」(78.0%),「デイケア(施設に通ってリハビリを受ける)」(76.0%)などの順となっている。(複数回答,上位5項目)
 都市規模別に見ると,「デイサービス(施設に通って入浴や日常生活動作の訓練を受ける)」を挙げた者の割合は中都市で,「訪問看護(看護師などの訪問)」を挙げた者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「デイサービス(施設に通って入浴や日常生活動作の訓練を受ける)」,「ホームヘルプサービス(ホームヘルパーの訪問)」,「訪問入浴介護(入浴車の巡回)」,「訪問看護(看護師などの訪問)」,「デイケア(施設に通ってリハビリを受ける)」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「デイサービス(施設に通って入浴や日常生活動作の訓練を受ける)」,「訪問入浴介護(入浴車の巡回)」を挙げた者の割合は50歳代で,「ホームヘルプサービス(ホームヘルパーの訪問)」,「デイケア(施設に通ってリハビリを受ける)」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「訪問看護(看護師などの訪問)」を挙げた者の割合は50歳代,60歳代で,それぞれ高くなっている。(図6表6参考1参考2

 (2)自宅から住み替えて受ける介護保険サービス施設の周知度
 現在の住まいから住み替えをした上で介護保険の対象となるサービスを受ける施設の中で聞いたことがあるものを聞いたところ,「特別養護老人ホーム(常に介護を必要とする高齢者を介護する施設)」を挙げた者の割合が87.1%と最も高く,以下,「特定施設(一定の設備・人員を有する介護付きの有料老人ホームやケアハウス,養護老人ホーム,高齢者専用賃貸住宅)」(61.8%),「老人保健施設(病状安定期にあり,入院による治療の必要はないが,リハビリ,看護,介護を中心とした医療ケアが必要な高齢者向けの施設)」(54.7%),「認知症高齢者グループホーム(認知症の高齢者が共同生活を営む住居)」(51.5%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 性別に見ると,「特別養護老人ホーム(常に介護を必要とする高齢者を介護する施設)」,「特定施設(一定の設備・人員を有する介護付きの有料老人ホームやケアハウス,養護老人ホーム,高齢者専用賃貸住宅)」,「老人保健施設(病状安定期にあり,入院による治療の必要はないが,リハビリ,看護,介護を中心とした医療ケアが必要な高齢者向けの施設)」,「認知症高齢者グループホーム(認知症の高齢者が共同生活を営む住居)」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「特別養護老人ホーム(常に介護を必要とする高齢者を介護する施設)」,「老人保健施設(病状安定期にあり,入院による治療の必要はないが,リハビリ,看護,介護を中心とした医療ケアが必要な高齢者向けの施設)」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「特定施設(一定の設備・人員を有する介護付きの有料老人ホームやケアハウス,養護老人ホーム,高齢者専用賃貸住宅)」を挙げた者の割合は40歳代から60歳代で,「認知症高齢者グループホーム(認知症の高齢者が共同生活を営む住居)」を挙げた者の割合は50歳代,60歳代で,それぞれ高くなっている。(図7表7参考1参考2

 (3)自分自身が介護を受けたい場所
 仮に,自分自身が老後に寝たきりや認知症になり,介護が必要となった場合に,どこで介護を受けたいと思うか聞いたところ,「現在の住まいで介護を受けたい」と答えた者の割合が37.3%,「介護付きの有料老人ホームや高齢者住宅に住み替えて介護を受けたい」と答えた者の割合が18.9%,「特別養護老人ホームや老人保健施設などの介護保険施設に入所して介護を受けたい」と答えた者の割合が26.3%,「病院に入院して介護を受けたい」と答えた者の割合が12.9%となっている。
 性別に見ると,「現在の住まいで介護を受けたい」と答えた者の割合は男性で,「介護付きの有料老人ホームや高齢者住宅に住み替えて介護を受けたい」,「特別養護老人ホームや老人保健施設などの介護保険施設に入所して介護を受けたい」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「現在の住まいで介護を受けたい」,「病院に入院して介護を受けたい」と答えた者の割合は70歳以上で,「介護付きの有料老人ホームや高齢者住宅に住み替えて介護を受けたい」と答えた者の割合は20歳代から40歳代で,「特別養護老人ホームや老人保健施設などの介護保険施設に入所して介護を受けたい」と答えた者の割合は30歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。(図8表8参考1参考2

  ア 自宅で介護を受けたい理由
 自分自身が「現在の住まいで介護を受けたい」と答えた者(1,221人)に,それはなぜか聞いたところ,「現在の住まいで生活を続けたいから」を挙げた者の割合が82.8%と最も高く,以下,「施設では自由な生活ができないから」(32.7%),「他人との共同生活はしたくないから」(29.0%),「施設で他人の世話になるのはいやだから」(28.6%),「施設に入るだけの経済的余裕がないから」(27.5%)などの順となっている。(複数回答,上位5項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「現在の住まいで生活を続けたいから」(85.6%→82.8%)を挙げた者の割合が低下し,「施設では自由な生活ができないから」(21.3%→32.7%),「他人との共同生活はしたくないから」(21.7%→29.0%),「施設で他人の世話になるのはいやだから」(21.8%→28.6%),「施設に入るだけの経済的余裕がないから」(21.6%→27.5%)を挙げた者の割合が上昇している。
 性別に見ると,「施設では自由な生活ができないから」,「施設で他人の世話になるのはいやだから」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。(図9表9−1表9−2参考

  イ 自宅で受けたい介護形態
 自分自身が「現在の住まいで介護を受けたい」と答えた者(1,221人)に,どのような形の介護を受けたいか聞いたところ,「家族だけに介護されたい」と答えた者の割合が20.2%,「家族の介護を中心に,ホームヘルパーなどの外部の介護も利用したい」と答えた者の割合が50.0%,「ホームヘルパーなどの外部の介護を中心に,家族による介護も受けたい」と答えた者の割合が23.8%,「ホームヘルパーなどの外部の介護だけを受けたい」と答えた者の割合が3.5%となっている。
 都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
 性別に見ると,「家族だけに介護されたい」と答えた者の割合は男性で,「ホームヘルパーなどの外部の介護を中心に,家族による介護も受けたい」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。(図10表10参考

  ウ 介護施設等を利用したい理由
 自分自身が「介護付きの有料老人ホームや高齢者住宅に住み替えて介護を受けたい」,「特別養護老人ホームや老人保健施設などの介護保険施設に入所して介護を受けたい」,「病院に入院して介護を受けたい」と答えた者(1,899人)に,それはなぜか聞いたところ,「家族に迷惑をかけたくないから」を挙げた者の割合が76.7%と最も高く,以下,「専門的な介護が受けられるから」(47.1%),「緊急時の対応の面で安心だから」(39.4%),「家族は仕事をしているなど,介護の時間が十分にとれないから」(29.5%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「専門的な介護が受けられるから」(35.9%→47.1%),「緊急時の対応の面で安心だから」(24.4%→39.4%),「家族は仕事をしているなど,介護の時間が十分にとれないから」(25.9%→29.5%)を挙げた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「緊急時の対応の面で安心だから」,「家族は仕事をしているなど,介護の時間が十分にとれないから」を挙げた者の割合は町村で高くなっている。
 性別に見ると,「家族に迷惑をかけたくないから」,「家族は仕事をしているなど,介護の時間が十分にとれないから」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「家族に迷惑をかけたくないから」を挙げた者の割合は20歳代で,「専門的な介護が受けられるから」を挙げた者の割合は60歳代で,「緊急時の対応の面で安心だから」を挙げた者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。(図11表11−1表11−2参考

  エ 介護施設等を選ぶ際に重視する点
 自分自身が「介護付きの有料老人ホームや高齢者住宅に住み替えて介護を受けたい」,「特別養護老人ホームや老人保健施設などの介護保険施設に入所して介護を受けたい」,「病院に入院して介護を受けたい」と答えた者(1,899人)に,施設を選ぶ際に重視したいことはどのようなことか聞いたところ,「具合が悪くなった時にすぐに治療や看護を受けられること」を挙げた者の割合が63.7%,「設備が整っていること」を挙げた者の割合が59.0%,「料金が安いこと」を挙げた者の割合が58.2%と高く,以下,「職員からきめ細やかな介護をしてもらえること」(52.3%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「具合が悪くなった時にすぐに治療や看護を受けられること」(49.1%→63.7%),「設備が整っていること」(53.8%→59.0%),「料金が安いこと」(54.6%→58.2%),「職員からきめ細やかな介護をしてもらえること」(44.9%→52.3%)を挙げた者の割合が上昇している。
 性別に見ると,「料金が安いこと」,「職員からきめ細やかな介護をしてもらえること」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「設備が整っていること」,「職員からきめ細やかな介護をしてもらえること」を挙げた者の割合は40歳代で高くなっている。(図12表12−1表12−2参考

 (4)家族に介護を受けさせたい場所
 仮に,家族が老後に寝たきりや認知症になり,介護が必要となった場合に,どこで介護を受けさせたいと思うか聞いたところ,「現在の住まいで介護を受けさせたい」と答えた者の割合が38.6%,「介護付きの有料老人ホームや高齢者住宅に住み替えて介護を受けさせたい」と答えた者の割合が15.1%,「特別養護老人ホームや老人保健施設などの介護保険施設に入所して介護を受けさせたい」と答えた者の割合が24.3%,「病院に入院して介護を受けさせたい」と答えた者の割合が12.9%となっている。
 性別に見ると,「現在の住まいで介護を受けさせたい」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「現在の住まいで介護を受けさせたい」と答えた者の割合は30歳代で,「介護付きの有料老人ホームや高齢者住宅に住み替えて介護を受けさせたい」と答えた者の割合は20歳代,40歳代で,「特別養護老人ホームや老人保健施設などの介護保険施設に入所して介護を受けさせたい」と答えた者の割合は50歳代で,「病院に入院して介護を受けさせたい」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図13表13参考1参考2





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