2 調査結果の概要
4.裁判員裁判への応諾意識
(1) 裁判員裁判への参加意識
裁判員候補者に選ばれたときは,裁判所へ行くことは法律で義務とされており,もし,裁判員候補者に選ばれたら,裁判所へ行くかどうか聞いたところ,「義務であるか否かにかかわらず,行きたいと思う」と答えた者の割合が13.6%,「義務であるから,なるべく行かなければならないと思う」と答えた者の割合が57.9%,「義務だとしても,行くつもりはない」と答えた者の割合が25.9%となっている。
都市規模別に見ると,「義務であるから,なるべく行かなければならないと思う」と答えた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「義務であるか否かにかかわらず,行きたいと思う」と答えた者の割合は男性で,「義務であるから,なるべく行かなければならないと思う」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「義務であるか否かにかかわらず,行きたいと思う」と答えた者の割合は20歳代で,「義務であるから,なるべく行かなければならないと思う」と答えた者の割合は20歳代から40歳代で,「義務だとしても,行くつもりはない」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図11,表11,参考1,参考2)
都市規模別に見ると,「義務であるから,なるべく行かなければならないと思う」と答えた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「義務であるか否かにかかわらず,行きたいと思う」と答えた者の割合は男性で,「義務であるから,なるべく行かなければならないと思う」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「義務であるか否かにかかわらず,行きたいと思う」と答えた者の割合は20歳代で,「義務であるから,なるべく行かなければならないと思う」と答えた者の割合は20歳代から40歳代で,「義務だとしても,行くつもりはない」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図11,表11,参考1,参考2)
ア 参加することに対して障害となる事項
裁判員候補に選ばれたら,裁判所へ「義務だとしても,行くつもりはない」と答えた者(532人)に,その理由を聞いたところ,「有罪・無罪などの判断がむずかしそうである」,「自分の判断が被告人の運命に影響するため荷が重い」を挙げた者の割合がそれぞれ46.2%と高く,以下,「裁判の仕組みがわからない」(34.6%),「専門家の裁判官に向かって意見を言える自信がない」(34.0%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
都市規模別に見ると,「裁判の仕組みがわからない」を挙げた者の割合は町村で,「専門家の裁判官に向かって意見を言える自信がない」を挙げた者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「有罪・無罪などの判断がむずかしそうである」,「裁判の仕組みがわからない」,「専門家の裁判官に向かって意見を言える自信がない」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「自分の判断が被告人の運命に影響するため荷が重い」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「専門家の裁判官に向かって意見を言える自信がない」を挙げた者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。(図12,表12,参考)
都市規模別に見ると,「裁判の仕組みがわからない」を挙げた者の割合は町村で,「専門家の裁判官に向かって意見を言える自信がない」を挙げた者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「有罪・無罪などの判断がむずかしそうである」,「裁判の仕組みがわからない」,「専門家の裁判官に向かって意見を言える自信がない」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「自分の判断が被告人の運命に影響するため荷が重い」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「専門家の裁判官に向かって意見を言える自信がない」を挙げた者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。(図12,表12,参考)
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