世論調査

2 調査結果の概要


2.がん検診に関する意識について

 (1) がん検診の関心度
 がん検診は,がんの早期発見,早期治療につながる重要な検査だと思うか聞いたところ,「重要と思う」とする者の割合が97.4%(「そう思う」85.4%+「どちらかといえば,そう思う」12.0%),「重要と思わない」とする者の割合が2.1%(「どちらかといえば,そう思わない」1.4%+「全くそう思わない」0.6%)となっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。(図5表5参考

 (2) がん検診の受診状況(胃がん検診)
 胃がん検診(バリウムによるレントゲン撮影など)について,最近受けた時期を聞いたところ,「2年以内に受診」とする者の割合が38.1%(「1年以内に受診」31.4%+「2年以内に受診」6.7%),「2年以上前に受診」と答えた者の割合が17.1%,「今まで受けたことはない」と答えた者の割合が44.0%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
 都市規模別に見ると,「今まで受けたことはない」と答えた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,「2年以内に受診」とする者の割合は男性で,「2年以上前に受診」,「今まで受けたことはない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「2年以内に受診」とする者の割合は40歳代から70歳以上で,「2年以上前に受診」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,「今まで受けたことはない」と答えた者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図6表6−1表6−2

 (3) がん検診の受診状況(肺がん検診)
 肺がん検診(胸のレントゲン撮影や喀痰検査など)について,最近受けた時期を聞いたところ,「2年以内に受診」とする者の割合が42.4%(「1年以内に受診」36.3%+「2年以内に受診」6.1%),「2年以上前に受診」と答えた者の割合が10.0%,「今まで受けたことはない」と答えた者の割合が46.5%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「2年以内に受診」(39.2%→42.4%)とする者,「2年以上前に受診」(8.0%→10.0%)と答えた者の割合が上昇し,「今まで受けたことはない」(52.0%→46.5%)と答えた者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,「2年以内に受診」とする者の割合は中都市で,「今まで受けたことはない」と答えた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「2年以内に受診」とする者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「2年以内に受診」とする者の割合は40歳代から60歳代で,「2年以上前に受診」と答えた者の割合は60歳代で,「今まで受けたことはない」と答えた者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図7表7−1表7−2

 (4) がん検診の受診状況(大腸がん検診)
 大腸がん検診(便潜血反応検査(検便)など)について,最近受けた時期を聞いたところ,「2年以内に受診」とする者の割合が34.6%(「1年以内に受診」28.3%+「2年以内に受診」6.3%),「2年以上前に受診」と答えた者の割合が13.5%,「今まで受けたことはない」と答えた者の割合が51.1%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「今まで受けたことはない」(54.7%→51.1%)と答えた者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,「今まで受けたことはない」と答えた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,「2年以内に受診」とする者の割合は男性で,「今まで受けたことはない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「2年以内に受診」とする者の割合は50歳代から70歳以上で,「2年以上前に受診」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,「今まで受けたことはない」と答えた者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図8表8−1表8−2

 (5) がん検診の受診状況(子宮がん検診(女性のみ))
 子宮がん検診(子宮の細胞診検査など)について,女性のみを対象に,最近受けた時期を聞いたところ,「2年以内に受診」とする者の割合が37.2%(「1年以内に受診」27.4%+「2年以内に受診」9.8%),「2年以上前に受診」と答えた者の割合が25.6%,「今まで受けたことはない」と答えた者の割合が35.6%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
 都市規模別に見ると,「2年以上前に受診」と答えた者の割合は中都市で,「今まで受けたことはない」と答えた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。(図9表9−1表9−2

 (6) がん検診の受診状況(乳がん検診(女性のみ))
 乳がん検診(視診・触診やマンモグラフィ撮影など)について,女性のみを対象に,最近受けた時期を聞いたところ,「2年以内に受診」とする者の割合が32.3%(「1年以内に受診」23.3%+「2年以内に受診」9.0%),「2年以上前に受診」と答えた者の割合が18.6%,「今まで受けたことはない」と答えた者の割合が47.7%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
 都市規模別に見ると,「2年以内に受診」とする者の割合は町村で,「2年以上前に受診」と答えた者の割合は中都市で,「今まで受けたことはない」と答えた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。(図10表10−1表10−2

 (7) がん検診の受診状況(その他のがん検診)
 その他のがん検診について,最近受けた時期を聞いたところ,「2年以内に受診」とする者の割合が10.2%(「1年以内に受診」9.0%+「2年以内に受診」1.2%),「2年以上前に受診」と答えた者の割合が3.6%,「今まで受けたことはない」と答えた者の割合が77.4%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
 都市規模別に見ると,「今まで受けたことはない」と答えた者の割合は大都市,小都市で高くなっている。
 性別に見ると,「2年以内に受診」とする者の割合は男性で,「今まで受けたことはない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「2年以内に受診」とする者の割合は60歳代,70歳以上で,「今まで受けたことはない」と答えた者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図11表11−1表11−2

  ア がん検診の受診場所
 一度でも何らかのがんに関する検診を受診した者(1,422人)に,主にどのような機会に受診したか聞いたところ,「職場での集団検診(検診バスなど)」を挙げた者の割合が26.7%,「市区町村の集団検診(検診バスなど)」を挙げた者の割合が25.0%,「かかりつけ医で勧められて受診」を挙げた者の割合が24.6%と高く,以下,「市区町村の案内で受けた個別検診(医療機関を受診)」(18.8%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「市区町村の集団検診(検診バスなど)」(28.7%→25.0%)を挙げた者の割合が低下し,「市区町村の案内で受けた個別検診(医療機関を受診)」(14.1%→18.8%)を挙げた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「市区町村の集団検診(検診バスなど)」を挙げた者の割合は町村で,「市区町村の案内で受けた個別検診(医療機関を受診)」を挙げた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「職場での集団検診(検診バスなど)」を挙げた者の割合は男性で,「市区町村の集団検診(検診バスなど)」,「かかりつけ医で勧められて受診」,「市区町村の案内で受けた個別検診(医療機関を受診)」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。(図12表12−1表12−2

  イ 最近,未受診の理由
 何らかのがんに関する検診を「2年以上前に受診」,「今まで受けたことはない」と答えた者(1,729人)に,最近がん検診を受けない理由は主に何が理由か聞いたところ,「たまたま受けていない」を挙げた者の割合が28.1%と最も高く,以下,「心配な時はいつでも医療機関を受診できるから」(18.6%),「健康状態に自信があり,必要性を感じないから」(17.6%),「面倒だから」(16.5%),「時間がなかったから」(16.5%)などの順となっている。(複数回答,上位5項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
 都市規模別に見ると,「健康状態に自信があり,必要性を感じないから」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
 年齢別に見ると,「心配な時はいつでも医療機関を受診できるから」を挙げた者の割合は60歳代,70歳以上で,「健康状態に自信があり,必要性を感じないから」を挙げた者の割合は60歳代で,「時間がなかったから」を挙げた者の割合は20歳代,30歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。(図13表13−1表13−2




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