• 健康・医療

3ページ目-臓器移植に関する世論調査(平成20年9月調査)

2008年11月10日掲載

報告書の引用について

調査データを引用・転載する場合には、出典を明記してください。
出典を編集・加工等して利用する場合には、その旨も明記してください。
詳細及びその他のルールについては「リンク・著作権等について」をご参照ください。

ご協力のお願い

今後の業務の参考にしたいため、大変お手数ですが、引用のご連絡をお願いします。

インターネットからのご連絡

内閣府が運営する引用連絡フォームにて必要事項をご記入ください。

引用連絡フォーム

郵送でのご連絡

掲載部分の写しを以下お問合せ先までご送付ください。

〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1
内閣府大臣官房政府広報室 世論調査担当
電話番号 03-5253-2111(代表)

2 調査結果の概要


2.臓器提供意思表示カード・シール,医療保険の被保険者証について

 (1) 臓器提供意思表示カード・シール,医療保険の被保険者証の記入欄の認知度
 臓器の移植に関する法律では,臓器提供についての意思表示は,本人が書面ですることが必要とされており,このために臓器提供意思表示カードなどが作られ配布されているが,このカードなどのことを知っていたか聞いたところ,「知っていた」と答えた者の割合が71.1%,「知らなかった」と答えた者の割合が28.9%となっている。
 前回の調査結果と比較してみると,「知っていた」(66.4%→71.1%)と答えた者の割合が上昇し,「知らなかった」(33.6%→28.9%)と答えた者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
 性別に見ると,「知っていた」と答えた者の割合は女性で,「知らなかった」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「知っていた」と答えた者の割合は20歳代から40歳代で,「知らなかった」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図7表7−1表7−2参考

 (2) 臓器提供意思表示カードなどの所持状況
 臓器提供意思表示カードなどを持っているか聞いたところ,「臓器提供意思表示カードを持っている」と答えた者の割合が6.6%,「臓器提供意思表示シールを貼っている」と答えた者の割合が0.5%,「臓器提供意思表示欄のある医療保険の被保険者証を持っている」と答えた者の割合が1.7%,「持っていない」と答えた者の割合が91.6%となっている。
 前回の調査結果と比較してみると,大きな変化は見られない。
 都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
 性別に見ると,「持っていない」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「持っていない」と答えた者の割合は70歳以上で高くなっている。(図8参考表8−1表8−2参考

  ア 臓器提供意思表示カードなどの記入状況
 臓器提供意思表示カードなどを「持っている」と答えた者(149人)に,自分の臓器提供意思表示カードなどに,臓器提供をする意思を記入しているか聞いたところ,「記入している」とする者の割合が50.3%(「「1.脳死」での臓器提供意思表示のみ記入」16.8%+「「2.心臓停止」での臓器提供意思表示のみ記入」3.4%+「「1.脳死」と「2.心臓停止」の臓器提供意思を記入」28.9%+「「3.臓器を提供しない」意思を記入」1.3%),「何も記入していない」と答えた者の割合が49.7%となっている。(図9表9−1表9−2参考

  イ 臓器提供意思表示カードなどに記入していない理由
 臓器提供意思表示カードなどに「何も記入していない」と答えた者(74人)に,自分の意思を記入していない理由を聞いたところ,「自分の意思が決まらないから」を挙げた者の割合が36.5%,「あとで記入しようと思っていたから」を挙げた者の割合が25.7%,「記入しないままどこかに置き忘れていたから」を挙げた者の割合が12.2%などの順となっている。なお,「その他」と答えた者の割合が16.2%となっている。(複数回答,上位3項目)(図10表10−1表10−2参考

  ウ 臓器提供意思表示カードなどを持っていない理由
 臓器提供意思表示カードなどを「持っていない」と答えた者(1,621人)に,持っていないのはどのような理由からか聞いたところ,「臓器提供意思表示カードなどの入手方法がわからなかったから」,「臓器移植に抵抗感があるから」を挙げた者の割合が23.9%と高く,以下,「臓器移植についてよく知らないから」(18.7%),「臓器提供意思表示カードなどのことを知らなかったから」(16.2%)などの順となっている。なお,「その他」と答えた者の割合が10.0%,「特にない」と答えた者の割合が12.6%となっている。(複数回答,上位4項目)
 前回の調査結果と比較してみると,「臓器提供意思表示カードなどのことを知らなかったから」(20.7%→16.2%)を挙げた者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,「臓器移植に抵抗感があるから」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
 性別に見ると,「臓器提供意思表示カードなどのことを知らなかったから」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「臓器提供意思表示カードなどの入手方法がわからなかったから」を挙げた者の割合は20歳代で,「臓器移植についてよく知らないから」を挙げた者の割合は30歳代で,「臓器提供意思表示カードなどのことを知らなかったから」を挙げた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図11表11−1表11−2参考

 (3) 被保険者証に臓器提供意思表示を直接記入する欄があった方がよいかどうか
 医療保険の被保険者証に臓器提供意思表示を直接記入する欄があった方がよいと思うか聞いたところ,「そう思う」とする者の割合が62.3%(「そう思う」39.2%+「どちらかというとそう思う」23.2%),「そう思わない」とする者の割合が26.6%(「あまりそう思わない」12.7%+「そう思わない」13.8%)となっている。
 都市規模別に見ると,「そう思う」とする者の割合は大都市で高くなっている。
 年齢別に見ると,「そう思う」とする者の割合は20歳代,30歳代で,「そう思わない」とする者の割合は60歳代で,それぞれ高くなっている。(図12表12−1表12−2




目次戻る次へ
この調査は役に立ちましたか?
この調査結果は
分かりやすかったですか?

ご意見・ご感想

別の調査結果を探す

関連サイト

  • あしたの暮らしをわかりやすく 政府広報オンライン別ウインドウで開きます
Top