2 調査結果の概要
4.親権に服する年齢に関する意識
(1)親権に服する年齢を18歳にすることの賛否
18歳,19歳の者については,父母の親権を及ばなくすることについて賛成か,それとも,反対か聞いたところ,「賛成」とする者の割合が26.7%(「賛成である」9.4%+「どちらかといえば賛成である」17.3%),「反対」とする者の割合が69.4%(「どちらかといえば反対である」35.3%+「反対である」34.1%)となっている。
性別に見ると,「賛成」とする者の割合は男性で,「反対」とする者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「賛成」とする者の割合は労務職で,「反対」とする者の割合は主婦で,それぞれ高くなっている。(図12,表12)
性別に見ると,「賛成」とする者の割合は男性で,「反対」とする者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「賛成」とする者の割合は労務職で,「反対」とする者の割合は主婦で,それぞれ高くなっている。(図12,表12)
ア 賛成の理由
18歳,19歳の者については,父母の親権を及ばなくすることについて「賛成」とする者(817人)に,18歳,19歳の者について,父母の親権を及ばなくすることに賛成の理由は何か聞いたところ,「親権を及ばなくすることで,大人としての自覚を促すことができるから」を挙げた者の割合が45.5%,「自分自身で判断する能力が十分あるから」を挙げた者の割合が41.2%と高く,以下,「自分がしたことについて自分で責任をとることができるから」(34.9%),「社会人として最低限の学力・知識を身に付けているから」(27.9%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)(図13,表13)
イ 反対の理由
18歳,19歳の者については,父母の親権を及ばなくすることについて「反対」とする者(2,123人)に,18歳,19歳の者について,父母の親権を及ばなくすることに反対の理由は何か聞いたところ,「経済的に親に依存をしているから」を挙げた者の割合が58.5%,「自分自身で判断する能力が不十分であるから」を挙げた者の割合が57.0%,「自分がしたことについて自分で責任をとることができないから」を挙げた者の割合が55.3%と高く,以下,「親権を及ばなくしても,大人としての自覚を持つとは思えないから」(40.2%),「学生の身分の人が多いから(大学生,専門学校など)」(38.5%)などの順となっている。(複数回答,上位5項目)
性別に見ると,「経済的に親に依存をしているから」,「親権を及ばなくしても,大人としての自覚を持つとは思えないから」,「学生の身分の人が多いから(大学生,専門学校など)」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「自分がしたことについて自分で責任をとることができないから」,「親権を及ばなくしても,大人としての自覚を持つとは思えないから」,「学生の身分の人が多いから(大学生,専門学校など)」を挙げた者の割合は40歳代で高くなっている。
職業別に見ると,「経済的に親に依存をしているから」を挙げた者の割合は労務職,主婦で,「学生の身分の人が多いから(大学生,専門学校など)」を挙げた者の割合は主婦で,それぞれ高くなっている。(図14,表14)
性別に見ると,「経済的に親に依存をしているから」,「親権を及ばなくしても,大人としての自覚を持つとは思えないから」,「学生の身分の人が多いから(大学生,専門学校など)」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「自分がしたことについて自分で責任をとることができないから」,「親権を及ばなくしても,大人としての自覚を持つとは思えないから」,「学生の身分の人が多いから(大学生,専門学校など)」を挙げた者の割合は40歳代で高くなっている。
職業別に見ると,「経済的に親に依存をしているから」を挙げた者の割合は労務職,主婦で,「学生の身分の人が多いから(大学生,専門学校など)」を挙げた者の割合は主婦で,それぞれ高くなっている。(図14,表14)
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