2 調査結果の概要
1.18歳,19歳の日本人に関する意見
(1) 子どもが大人になるための条件
子どもが大人になるためには,どのような条件が必要であると思うか聞いたところ,「自分がしたことについて自分で責任をとれること」を挙げた者の割合が74.4%,「自分自身で判断する能力を身に付けること」を挙げた者の割合が71.1%,「精神的に成熟をすること」を挙げた者の割合が70.7%と高く,以下,「社会人として最低限の学力・知識を身に付けること」(62.1%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
都市規模別に見ると,「自分自身で判断する能力を身に付けること」を挙げた者の割合は大都市,中都市で,「精神的に成熟をすること」,「社会人として最低限の学力・知識を身に付けること」を挙げた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「自分がしたことについて自分で責任をとれること」,「自分自身で判断する能力を身に付けること」,「精神的に成熟をすること」,「社会人として最低限の学力・知識を身に付けること」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「自分自身で判断する能力を身に付けること」を挙げた者の割合は20歳代,50歳代で,「精神的に成熟をすること」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「自分がしたことについて自分で責任をとれること」,「社会人として最低限の学力・知識を身に付けること」を挙げた者の割合は女性の40歳代,50歳代で,「自分自身で判断する能力を身に付けること」を挙げた者の割合は女性の20歳代,50歳代で,「精神的に成熟をすること」を挙げた者の割合は女性の30歳代から50歳代で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「自分がしたことについて自分で責任をとれること」,「社会人として最低限の学力・知識を身に付けること」を挙げた者の割合は主婦で,「自分自身で判断する能力を身に付けること」,「精神的に成熟をすること」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で,それぞれ高くなっている。(図1,表1)
都市規模別に見ると,「自分自身で判断する能力を身に付けること」を挙げた者の割合は大都市,中都市で,「精神的に成熟をすること」,「社会人として最低限の学力・知識を身に付けること」を挙げた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「自分がしたことについて自分で責任をとれること」,「自分自身で判断する能力を身に付けること」,「精神的に成熟をすること」,「社会人として最低限の学力・知識を身に付けること」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「自分自身で判断する能力を身に付けること」を挙げた者の割合は20歳代,50歳代で,「精神的に成熟をすること」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「自分がしたことについて自分で責任をとれること」,「社会人として最低限の学力・知識を身に付けること」を挙げた者の割合は女性の40歳代,50歳代で,「自分自身で判断する能力を身に付けること」を挙げた者の割合は女性の20歳代,50歳代で,「精神的に成熟をすること」を挙げた者の割合は女性の30歳代から50歳代で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「自分がしたことについて自分で責任をとれること」,「社会人として最低限の学力・知識を身に付けること」を挙げた者の割合は主婦で,「自分自身で判断する能力を身に付けること」,「精神的に成熟をすること」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で,それぞれ高くなっている。(図1,表1)
(2) 今の18・19歳にあてはまること
現在の18歳,19歳の日本人にあてはまると思われることは何か聞いたところ,「肉体的に成熟をしている」を挙げた者の割合が52.7%と最も高く,以下,「社会人としての最低限の学力・知識を身に付けている」(23.7%),「自分自身で判断する能力が十分ある」(20.2%),「自分がしたことについて自分で責任をとることができる」(17.0%)などの順となっている。なお,「特にない」と答えた者の割合が21.0%となっている。(複数回答,上位4項目)
都市規模別に見ると,「肉体的に成熟をしている」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
性別に見ると,「肉体的に成熟をしている」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「肉体的に成熟をしている」を挙げた者の割合は40歳代で,「社会人としての最低限の学力・知識を身に付けている」を挙げた者の割合は70歳以上で,「自分自身で判断する能力が十分ある」を挙げた者の割合は60歳代で,「自分がしたことについて自分で責任をとることができる」を挙げた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「肉体的に成熟している」を挙げた者の割合は女性の30歳代から50歳代で,「社会人としての最低限の学力・知識を身に付けている」を挙げた者の割合は男性の70歳以上,女性の70歳以上で,「自分自身で判断する能力が十分ある」を挙げた者の割合は男性の60歳代で,「自分がしたことについて自分で責任をとることができる」を挙げた者の割合は女性の60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「肉体的に成熟をしている」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で高くなっている。(図2,表2)
都市規模別に見ると,「肉体的に成熟をしている」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
性別に見ると,「肉体的に成熟をしている」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「肉体的に成熟をしている」を挙げた者の割合は40歳代で,「社会人としての最低限の学力・知識を身に付けている」を挙げた者の割合は70歳以上で,「自分自身で判断する能力が十分ある」を挙げた者の割合は60歳代で,「自分がしたことについて自分で責任をとることができる」を挙げた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「肉体的に成熟している」を挙げた者の割合は女性の30歳代から50歳代で,「社会人としての最低限の学力・知識を身に付けている」を挙げた者の割合は男性の70歳以上,女性の70歳以上で,「自分自身で判断する能力が十分ある」を挙げた者の割合は男性の60歳代で,「自分がしたことについて自分で責任をとることができる」を挙げた者の割合は女性の60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「肉体的に成熟をしている」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で高くなっている。(図2,表2)
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