2 調査結果の概要
5.自然保護活動について
(1) 自然を大切にする気持ちを深める方法
国民一人ひとりに,自然を大切にするという気持ちをもっと深めてもらうためには,どのような方法が良いと思うか聞いたところ,「学校や社会教育の場で自然保護教育を積極的に行う」を挙げた者の割合が66.8%と最も高く,以下,「テレビ,新聞,ポスターなどで自然保護の重要性を訴える」(35.1%),「空カンなどの投げ捨てや,自然を荒らさないよう指導や監視を強める」(26.9%),「都市やその周辺で自然とのふれあいの場を増やす」(16.4%)などの順となっている。(2つまでの複数回答,上位4項目)
性別に見ると,「空カンなどの投げ捨てや,自然を荒らさないよう指導や監視を強める」を挙げた者の割合は女性で,「都市やその周辺で自然とのふれあいの場を増やす」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「テレビ,新聞,ポスターなどで自然保護の重要性を訴える」を挙げた者の割合は60歳代で,「都市やその周辺で自然とのふれあいの場を増やす」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。(図19,表19,参考表1,参考表2)
性別に見ると,「空カンなどの投げ捨てや,自然を荒らさないよう指導や監視を強める」を挙げた者の割合は女性で,「都市やその周辺で自然とのふれあいの場を増やす」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「テレビ,新聞,ポスターなどで自然保護の重要性を訴える」を挙げた者の割合は60歳代で,「都市やその周辺で自然とのふれあいの場を増やす」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。(図19,表19,参考表1,参考表2)
(2) 自然保護活動への参加の意向
美化清掃活動や野生生物保護活動,自然観察会など,全国各地で市民による,いろいろな自然保護活動が行われていますが,今後,このような活動が身近で行われるとしたら,参加してみたいと思うか聞いたところ,「参加したい」とする者の割合が71.0%(「ぜひ参加したい」8.5%+「できれば参加したい」62.5%),「参加したくない」とする者の割合が27.3%(「あまり参加したくない」22.6%+「全然(全く)参加したくない」4.7%)となっている。
都市規模別に見ると,「参加したい」とする者の割合は小都市で,「参加したくない」とする者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「参加したい」とする者の割合は60歳代で,「参加したくない」とする者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図20,表20,参考表)
都市規模別に見ると,「参加したい」とする者の割合は小都市で,「参加したくない」とする者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「参加したい」とする者の割合は60歳代で,「参加したくない」とする者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図20,表20,参考表)
ア 参加したい自然保護活動
自然保護活動に「参加したい」とする者(1,302人)に,どのような活動に参加したいと思うか聞いたところ,「河原や公園,海辺のゴミ拾いなどの美化清掃活動」を挙げた者の割合が64.8%と最も高く,以下,「木を植えたり管理したりする緑化活動」(42.5%),「自然観察会や探鳥会,自然体験ツアー(エコツアー)などの行事」(17.5%),「鳥の巣箱かけや,えさ場作りなどの野生生物保護活動」(12.9%),「登山道や自然歩道などの草刈りや補修活動」(12.6%),「身近な生物や自然環境などの調査」(11.4%)などの順となっている。(2つまでの複数回答,上位6項目)
都市規模別に見ると,「河原や公園,海辺のゴミ拾いなどの美化清掃活動」を挙げた者の割合は小都市,町村で,「自然観察会や探鳥会,自然体験ツアー(エコツアー)などの行事」,「鳥の巣箱かけや,えさ場作りなどの野生生物保護活動」を挙げた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「木を植えたり管理したりする緑化活動」,「登山道や自然歩道などの草刈りや補修活動」,「身近な生物や自然環境などの調査」を挙げた者の割合は男性で,「自然観察会や探鳥会,自然体験ツアー(エコツアー)などの行事」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「河原や公園,海辺のゴミ拾いなどの美化清掃活動」を挙げた者の割合は40歳代で,「木を植えたり管理したりする緑化活動」を挙げた者の割合は30歳代で,「自然観察会や探鳥会,自然体験ツアー(エコツアー)などの行事」を挙げた者の割合は20歳代,30歳代で,「鳥の巣箱かけや,えさ場作りなどの野生生物保護活動」,「身近な生物や自然環境などの調査」を挙げた者の割合は20歳代で,それぞれ高くなっている。(図21,表21,参考表1,参考表2)
都市規模別に見ると,「河原や公園,海辺のゴミ拾いなどの美化清掃活動」を挙げた者の割合は小都市,町村で,「自然観察会や探鳥会,自然体験ツアー(エコツアー)などの行事」,「鳥の巣箱かけや,えさ場作りなどの野生生物保護活動」を挙げた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「木を植えたり管理したりする緑化活動」,「登山道や自然歩道などの草刈りや補修活動」,「身近な生物や自然環境などの調査」を挙げた者の割合は男性で,「自然観察会や探鳥会,自然体験ツアー(エコツアー)などの行事」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「河原や公園,海辺のゴミ拾いなどの美化清掃活動」を挙げた者の割合は40歳代で,「木を植えたり管理したりする緑化活動」を挙げた者の割合は30歳代で,「自然観察会や探鳥会,自然体験ツアー(エコツアー)などの行事」を挙げた者の割合は20歳代,30歳代で,「鳥の巣箱かけや,えさ場作りなどの野生生物保護活動」,「身近な生物や自然環境などの調査」を挙げた者の割合は20歳代で,それぞれ高くなっている。(図21,表21,参考表1,参考表2)
(3) 自然保護を担うべき主体
自然保護には,さまざまな主体の参加が求められているが,今後,国や地方公共団体に加えて自然保護を特に担っていくべき主体は,どれだと思うか聞いたところ,「町内会や農協・漁協などの地域社会」を挙げた者の割合が46.0%,「企業」を挙げた者の割合が41.8%,「NPO(民間非営利団体),NGO(非政府団体)」を挙げた者の割合が38.9%と高く,以下,「個人」(29.3%)などの順となっている。(2つまでの複数回答,上位4項目)
都市規模別に見ると,「町内会や農協・漁協などの地域社会」を挙げた者の割合は小都市で,「企業」,「NPO(民間非営利団体),NGO(非政府団体)」を挙げた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「企業」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
年齢別に見ると,「町内会や農協・漁協などの地域社会」を挙げた者の割合は60歳代,70歳代で,「企業」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「NPO(民間非営利団体),NGO(非政府団体)」を挙げた者の割合は40歳代で,「個人」を挙げた者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図22,表22)
都市規模別に見ると,「町内会や農協・漁協などの地域社会」を挙げた者の割合は小都市で,「企業」,「NPO(民間非営利団体),NGO(非政府団体)」を挙げた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「企業」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
年齢別に見ると,「町内会や農協・漁協などの地域社会」を挙げた者の割合は60歳代,70歳代で,「企業」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「NPO(民間非営利団体),NGO(非政府団体)」を挙げた者の割合は40歳代で,「個人」を挙げた者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図22,表22)
目次 | 戻る | 次へ