2 調査結果の概要
3.生き方,考え方について
(1) 家庭の役割
あなたにとって家庭はどのような意味をもっているかと聞いたところ,「家族の団らんの場」を挙げた者の割合が66.5%と最も高く,以下,「休息・やすらぎの場」(61.5%),「家族の絆(きずな)を強める場」(54.9%),「親子が共に成長する場」(38.5%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
前回の調査結果と比較して見ると,「家族の団らんの場」(61.1%→66.5%),「休息・やすらぎの場」(55.5%→61.5%),「家族の絆(きずな)を強める場」(46.2%→54.9%),「親子が共に成長する場」(35.8%→38.5%)を挙げた者の割合が上昇している。(図61)
性別に見ると,「家族の団らんの場」,「家族の絆(きずな)を強める場」,「親子が共に成長する場」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
性・年齢別に見ると,「家族の団らんの場」を挙げた者の割合は男性の40歳代と女性の20歳代から50歳代で,「休息・やすらぎの場」を挙げた者の割合は男女とも20歳代,50歳代で,「家族の絆(きずな)を強める場」を挙げた者の割合は女性の20歳代から60歳代で,「親子が共に成長する場」を挙げた者の割合は男性の30歳代と女性の20歳代から50歳代で,それぞれ高くなっている。(表21,参考)
前回の調査結果と比較して見ると,「家族の団らんの場」(61.1%→66.5%),「休息・やすらぎの場」(55.5%→61.5%),「家族の絆(きずな)を強める場」(46.2%→54.9%),「親子が共に成長する場」(35.8%→38.5%)を挙げた者の割合が上昇している。(図61)
性別に見ると,「家族の団らんの場」,「家族の絆(きずな)を強める場」,「親子が共に成長する場」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
性・年齢別に見ると,「家族の団らんの場」を挙げた者の割合は男性の40歳代と女性の20歳代から50歳代で,「休息・やすらぎの場」を挙げた者の割合は男女とも20歳代,50歳代で,「家族の絆(きずな)を強める場」を挙げた者の割合は女性の20歳代から60歳代で,「親子が共に成長する場」を挙げた者の割合は男性の30歳代と女性の20歳代から50歳代で,それぞれ高くなっている。(表21,参考)
(2) 働く目的は何か
働く目的は何か聞いたところ,「お金を得るために働く」と答えた者の割合が49.7%,「社会の一員として,務めを果たすために働く」と答えた者の割合が13.0%,「自分の才能や能力を発揮するために働く」と答えた者の割合が9.6%,「生きがいをみつけるために働く」と答えた者の割合が23.0%となっている。
前回の調査結果と比較して見ると,「お金を得るために働く」(53.7%→49.7%)と答えた者の割合が低下し,「社会の一員として,務めを果たすために働く」(11.5%→13.0%),「生きがいをみつけるために働く」(19.8%→23.0%)と答えた者の割合が上昇している。
性別に見ると,「社会の一員として,務めを果たすために働く」と答えた者の割合は男性で,「生きがいをみつけるために働く」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「お金を得るために働く」と答えた者の割合は男性の30歳代から50歳代と女性の20歳代から40歳代で,「社会の一員として,務めを果たすために働く」と答えた者の割合は男性の50歳代から70歳以上で,「生きがいをみつけるために働く」と答えた者の割合は男性の60歳代,70歳以上と女性の50歳代から70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図62)
職業別に見ると,「お金を得るために働く」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職と労務職で,「社会の一員として,務めを果たすために働く」と答えた者の割合は商工サービス業・自由業(自営業主)と管理・専門技術・事務職で,それぞれ高くなっている。(表22)
前回の調査結果と比較して見ると,「お金を得るために働く」(53.7%→49.7%)と答えた者の割合が低下し,「社会の一員として,務めを果たすために働く」(11.5%→13.0%),「生きがいをみつけるために働く」(19.8%→23.0%)と答えた者の割合が上昇している。
性別に見ると,「社会の一員として,務めを果たすために働く」と答えた者の割合は男性で,「生きがいをみつけるために働く」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「お金を得るために働く」と答えた者の割合は男性の30歳代から50歳代と女性の20歳代から40歳代で,「社会の一員として,務めを果たすために働く」と答えた者の割合は男性の50歳代から70歳以上で,「生きがいをみつけるために働く」と答えた者の割合は男性の60歳代,70歳以上と女性の50歳代から70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図62)
職業別に見ると,「お金を得るために働く」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職と労務職で,「社会の一員として,務めを果たすために働く」と答えた者の割合は商工サービス業・自由業(自営業主)と管理・専門技術・事務職で,それぞれ高くなっている。(表22)
(3) どのような仕事が理想的だと思うか
どのような仕事が理想的だと思うか聞いたところ,「自分にとって楽しい仕事」を挙げた者の割合が52.2%と最も高く,以下,「収入が安定している仕事」(49.3%),「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」(33.0%),「健康を損なう心配がない仕事」(17.8%)などの順となっている。(2つまでの複数回答,上位4項目)
前回の調査結果と比較して見ると,「自分にとって楽しい仕事」(44.2%→52.2%),「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」(29.4%→33.0%),「健康を損なう心配がない仕事」(16.1%→17.8%)を挙げた者の割合が上昇し,「収入が安定している仕事」(52.2%→49.3%)を挙げた者の割合が低下している。(図63)
性別に見ると,「自分にとって楽しい仕事」,「健康を損なう心配がない仕事」を挙げた者の割合は女性で,「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「自分にとって楽しい仕事」を挙げた者の割合は男性の20歳代と女性の20歳代,30歳代,50歳代,60歳代で,「収入が安定している仕事」を挙げた者の割合は男性の40歳代で,「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」を挙げた者の割合は男性の40歳代と女性の30歳代,40歳代で,「健康を損なう心配がない仕事」を挙げた者の割合は男女とも60歳代と70歳以上で,それぞれ高くなっている。(表23)
前回の調査結果と比較して見ると,「自分にとって楽しい仕事」(44.2%→52.2%),「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」(29.4%→33.0%),「健康を損なう心配がない仕事」(16.1%→17.8%)を挙げた者の割合が上昇し,「収入が安定している仕事」(52.2%→49.3%)を挙げた者の割合が低下している。(図63)
性別に見ると,「自分にとって楽しい仕事」,「健康を損なう心配がない仕事」を挙げた者の割合は女性で,「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「自分にとって楽しい仕事」を挙げた者の割合は男性の20歳代と女性の20歳代,30歳代,50歳代,60歳代で,「収入が安定している仕事」を挙げた者の割合は男性の40歳代で,「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」を挙げた者の割合は男性の40歳代と女性の30歳代,40歳代で,「健康を損なう心配がない仕事」を挙げた者の割合は男女とも60歳代と70歳以上で,それぞれ高くなっている。(表23)
(4) 収入と自由時間
収入と自由時間の関係について,自由時間をもっと増やしたいと思うか,収入をもっと増やしたいと思うか聞いたところ,「自由時間をもっと増やしたい」と答えた者の割合が38.4%,「収入をもっと増やしたい」と答えた者の割合が48.0%となっている。なお,「どちらともいえない」と答えた者の割合が11.7%となっている。
前回の調査結果と比較して見ると,「自由時間をもっと増やしたい」(31.2%→38.4%),「収入をもっと増やしたい」(43.9%→48.0%)と答えた者の割合が上昇し,「どちらともいえない」(22.1%→11.7%)と答えた者の割合が低下している。
性別に見ると,「どちらともいえない」と答えた者の割合は女性で高くなっている。
性・年齢別に見ると,「自由時間をもっと増やしたい」と答えた者の割合は男性の50歳代で,「収入をもっと増やしたい」と答えた者の割合は男女とも30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「自由時間をもっと増やしたい」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職で,「収入をもっと増やしたい」と答えた者の割合は商工サービス業・自由業(自営業主)と労務職で,それぞれ高くなっている。(図64,図65,図66,表24)
前回の調査結果と比較して見ると,「自由時間をもっと増やしたい」(31.2%→38.4%),「収入をもっと増やしたい」(43.9%→48.0%)と答えた者の割合が上昇し,「どちらともいえない」(22.1%→11.7%)と答えた者の割合が低下している。
性別に見ると,「どちらともいえない」と答えた者の割合は女性で高くなっている。
性・年齢別に見ると,「自由時間をもっと増やしたい」と答えた者の割合は男性の50歳代で,「収入をもっと増やしたい」と答えた者の割合は男女とも30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「自由時間をもっと増やしたい」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職で,「収入をもっと増やしたい」と答えた者の割合は商工サービス業・自由業(自営業主)と労務職で,それぞれ高くなっている。(図64,図65,図66,表24)
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