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3ページ目-臓器移植に関する世論調査(平成18年11月調査)

2007年1月22日掲載

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2 調査結果の概要


2.臓器提供意思表示カード・シール,医療保険の被保険者証について

 (1) 臓器提供意思表示カード・シール,医療保険の被保険者証の周知度
 臓器の移植に関する法律では,臓器提供についての意思表示は,本人が書面ですることが必要とされており,このために臓器提供意思表示カードなどが作られ配布されているが,このカードなどのことを知っていたか聞いたところ,「知っていた」と答えた者の割合が66.4%,「知らなかった」と答えた者の割合が33.6%となっている。
 都市規模別に見ると,「知っていた」と答えた者の割合は中都市で高くなっている。
 性別に見ると,「知っていた」と答えた者の割合は女性で,「知らなかった」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「知っていた」と答えた者の割合は20歳代,30歳代,50歳代で,「知らなかった」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「知っていた」と答えた者の割合は雇用者(管理・専門技術・事務職,労務職),雇用者(主婦)で,「知らなかった」と答えた者の割合は無職(自営業主,その他の無職)で,それぞれ高くなっている。(図8表8参考

 (2) 臓器提供意思表示カードなどの所持状況
 臓器提供意思表示カードなどを持っているか聞いたところ,「持っている」とする者の割合が8.0%(「臓器提供意思表示カードを持っている」7.5%+「臓器提供意思表示シールを貼っている」0.3%+「臓器提供意思表示欄のある医療保険の被保険者証を持っている」0.2%(複数回答)),「持っていない」と答えた者の割合が92.1%となっている。
 都市規模別に見ると,「持っていない」と答えた者の割合は町村で高くなっている。
 年齢別に見ると,「持っている」とする者の割合は20歳代,30歳代で,「持っていない」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「持っていない」と答えた者の割合は無職(その他の無職)で高くなっている。(図9表9参考

  ア 臓器提供意思表示カードなどの記入状況
 臓器提供意思表示カードなどを「持っている」とする者(136人)に,自分の臓器提供意思表示カードなどに,臓器提供をする意思を記入しているか聞いたところ,「記入している」とする者の割合が60.3%,(「「1.脳死」での臓器提供意思表示のみ記入」16.9%,+「「2.心臓停止」での臓器提供意思表示のみ記入」8.1%,+「「1.脳死」と「2.心臓停止」の臓器提供意思を記入」32.4%,「「3.臓器を提供しない」意思を記入」2.9%),「何も記入していない」と答えた者の割合が39.7%となっている。(図10表10参考

  イ 臓器提供意思表示カードなどに記入していない理由
 自分の臓器提供意思表示カードなどに,「何も記入していない」と答えた者(54人)に,臓器提供意思表示カードなどに自分の意思を記入していない理由を聞いたところ,「自分の意思が決まらないから」を挙げた者の割合が42.6%,「記入しないままどこかに置き忘れていたから」を挙げた者の割合が22.2%,「あとで記入しようと思っていたから」を挙げた者の割合が20.4%などの順となっている。(複数回答,上位3項目)(図11表11参考

  ウ 臓器提供意思表示カードなどを持っていない理由
 臓器提供意思表示カードを「持っていない」と答えた者(1,591人)に,臓器提供意思表示カードなどを持っていないのはどのような理由からか聞いたところ,「臓器提供意思表示カードなどの入手方法がわからなかったから」を挙げた者の割合が26.5%,「臓器移植に抵抗感があるから」を挙げた者の割合が25.4%と高く,以下,「臓器提供意思表示カードなどのことを知らなかったから」(20.7%)などの順となっている。(複数回答,上位3項目)
 都市規模別に見ると,「臓器提供意思表示カードなどの入手方法がわからなかったから」を挙げた者の割合は大都市で,「臓器提供意思表示カードなどのことを知らなかったから」を挙げた者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「臓器移植に抵抗感があるから」を挙げた者の割合は女性で,「臓器提供意思表示カードなどのことを知らなかったから」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「臓器提供意思表示カードなどの入手方法がわからなかったから」を挙げた者の割合は20歳代,40歳代で,「臓器移植に抵抗感があるから」を挙げた者の割合は50歳代で,「臓器提供意思表示カードなどのことを知らなかったから」を挙げた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「臓器提供意思表示カードなどの入手方法がわからなかったから」を挙げた者の割合は雇用者(管理・専門技術・事務職,労務職)で,「臓器提供意思表示カードなどのことを知らなかったから」を挙げた者の割合は自営業主で,それぞれ高くなっている。(図12表12参考

 (3) 被保険者証に臓器提供意思表示を直接記入する欄があった方がよいかどうか
 医療保険の被保険者証に臓器提供意思表示を直接記入する欄があった方がよいと思うか聞いたところ,「そう思う」とする者の割合が59.1%(「そう思う」38.9%,+「どちらかというとそう思う」20.2%),「そう思わない」とする者の割合が27.3%(「あまりそう思わない」13.5%,+「そう思わない」13.7%)となっている。
 年齢別に見ると,「そう思う」とする者の割合は20歳代で高くなっている。
 職業別に見ると,「そう思わない」とする者の割合は無職(主婦)で高くなっている。(図13表13参考




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