2 調査結果の概要
4.環境
(1) 道路や自動車の通行による迷惑の内容
住まいの近くにある道路や自動車の通行により,迷惑に感じていることはあるか聞いたところ,「ゴミなどのポイ捨て」を挙げた者の割合が32.8%「交通事故の危険」を挙げた者の割合が29.4%「騒音」を挙げた者の割合が27.9%と高く,以下,「振動」(14.4%)「大気汚染」(13.4%)などの順となっている。なお,「特にない」を挙げた者の割合が28.8%となっている。(複数回答,上位5項目)
都市規模別に見ると,「ゴミなどのポイ捨て」,「交通事故の危険」を挙げた者の割合は中都市で,「振動」,「大気汚染」を挙げた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「大気汚染」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「ゴミなどのポイ捨て」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「交通事 故の危険」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「大気汚染」を挙げた者の割合は30歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。(図8,参考図,表8,参考表)
都市規模別に見ると,「ゴミなどのポイ捨て」,「交通事故の危険」を挙げた者の割合は中都市で,「振動」,「大気汚染」を挙げた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「大気汚染」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「ゴミなどのポイ捨て」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「交通事 故の危険」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「大気汚染」を挙げた者の割合は30歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。(図8,参考図,表8,参考表)
(2) 迷惑をなくすための対策
自動車による大気汚染や騒音・振動等の迷惑をなくすために,どのような対策が必要だと思うか聞いたところ,「ハイブリッド自動車など低公害車の普及を促進する」を挙げた者の割合が53.0%と最も高く,以下「公共交通機関の利用を促進する」(27.2%),「バイパス・環状道路を建設して市街地を迂(う)回させる」(23.4%),「夜間における大型車等の走行を禁止または制限する」(21.3%),「幹線道路などに防音壁や植樹帯をつくる」(20.8%)などの順となっている。(複数回答,上位5項目)
都市規模別に見ると,「公共交通機関の利用を促進する」,「幹線道路などに防音壁や植樹帯をつくる」を挙げた者の割合は大都市で,「バイパス・環状道路を建設して市街地を迂(う)回させる」を挙げた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「ハイブリッド自動車など低公害車の普及を促進する」,「バイパス・環状道路を建設して市街地を迂(う)回させる」を挙げた者の割合は男性で,「夜間における大型車等の走行を禁止または制限する」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「ハイブリッド自動車など低公害車の普及を促進する」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で,「公共交通機関の利用を促進する」,「バイパス・環状道路を建設して市街地を迂(う)回させる」,「夜間における大型車等の走行を禁止または制限する」を挙げた者の割合は40歳代で,「幹線道路などに防音壁や植樹帯をつくる」を挙げた者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図9,表9)
都市規模別に見ると,「公共交通機関の利用を促進する」,「幹線道路などに防音壁や植樹帯をつくる」を挙げた者の割合は大都市で,「バイパス・環状道路を建設して市街地を迂(う)回させる」を挙げた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「ハイブリッド自動車など低公害車の普及を促進する」,「バイパス・環状道路を建設して市街地を迂(う)回させる」を挙げた者の割合は男性で,「夜間における大型車等の走行を禁止または制限する」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「ハイブリッド自動車など低公害車の普及を促進する」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で,「公共交通機関の利用を促進する」,「バイパス・環状道路を建設して市街地を迂(う)回させる」,「夜間における大型車等の走行を禁止または制限する」を挙げた者の割合は40歳代で,「幹線道路などに防音壁や植樹帯をつくる」を挙げた者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図9,表9)
(3) 二酸化炭素(CO2)の削減対策
自動車から排出される二酸化炭素(CO2)を減らすためにどのようなことが重要か聞いたところ,「二酸化炭素の排出が少ない車の普及を促進する」を挙げた者の割合が63.3%と最も高く,以下「緑化を推進して二酸化炭素を吸収させる」(41.7%),「アイドリングストップなど,自動車の使い方を工夫するよう促す」(40.1%),「渋滞を減らして自動車の走行をスムーズにする」(34.8%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
都市規模別に見ると,「緑化を推進して二酸化炭素を吸収させる」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
年齢別に見ると,「二酸化炭素の排出が少ない車の普及を促進する」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「緑化を推進して二酸化炭素を吸収させる」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「アイドリングストップなど,自動車の使い方を工夫するよう促す」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「渋滞を減らして自動車の走行をスムーズにする」を挙げた者の割合は20歳代で,それぞれ高くなっている。(図10,表10)
都市規模別に見ると,「緑化を推進して二酸化炭素を吸収させる」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
年齢別に見ると,「二酸化炭素の排出が少ない車の普及を促進する」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「緑化を推進して二酸化炭素を吸収させる」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「アイドリングストップなど,自動車の使い方を工夫するよう促す」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「渋滞を減らして自動車の走行をスムーズにする」を挙げた者の割合は20歳代で,それぞれ高くなっている。(図10,表10)
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