2 調査結果の概要
4.治安に関する協力
(1) 犯罪の通報に関する意識
犯罪を見たり,悲鳴などを聞いたりした場合,警察に通報するか聞いたところ,「必ず通報する」と答えた者の割合が56.7%,「条件や場面によっては通報する」と答えた者の割合が41.1%,「通報しない」と答えた者の割合が1.7%となっている。
平成16年7月の調査と比較して見ると,「必ず通報する」(53.5%→56.7%)と答えた者の割合が上昇している。
都市規模別に見ると,「条件や場面によっては通報する」と答えた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「必ず通報する」と答えた者の割合は男性で,「条件や場面によっては通報する」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「必ず通報する」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,「条件や場面によっては通報する」と答えた者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。(図11,表11−1,表11−2)
平成16年7月の調査と比較して見ると,「必ず通報する」(53.5%→56.7%)と答えた者の割合が上昇している。
都市規模別に見ると,「条件や場面によっては通報する」と答えた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「必ず通報する」と答えた者の割合は男性で,「条件や場面によっては通報する」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「必ず通報する」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,「条件や場面によっては通報する」と答えた者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。(図11,表11−1,表11−2)
ア 通報する条件や場面
犯罪を見たり,悲鳴などを聞いたりした場合,警察に「条件や場面によっては通報する」と答えた者(738人)に,どういった条件や場面であれば通報するか聞いたところ,「殺人や強盗などの凶悪犯罪を見たとき」を挙げた者の割合が78.3%,「身内や親しい知人が被害に遭ったとき」を挙げた者の割合が77.6%と高く,以下,「身近な場所で悲鳴や大きな音を聞いたとき」(53.7%),「不審者を見かけたとき」(27.8%),「警察署や交番が近くにあったとき」(24.7%)などの順となっている。(複数回答,上位5項目)。
平成16年7月の調査と比較して見ると,「殺人や強盗などの凶悪犯罪を見たとき」(66.6%→78.3%),「身内や親しい知人が被害に遭ったとき」(70.0%→77.6%)を挙げた者の割合がそれぞれ上昇している。
性別に見ると,「不審者を見かけたとき」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「殺人や強盗などの凶悪犯罪を見たとき」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「警察署や交番が近くにあったとき」を挙げた者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。(図12,表12,参考)
平成16年7月の調査と比較して見ると,「殺人や強盗などの凶悪犯罪を見たとき」(66.6%→78.3%),「身内や親しい知人が被害に遭ったとき」(70.0%→77.6%)を挙げた者の割合がそれぞれ上昇している。
性別に見ると,「不審者を見かけたとき」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「殺人や強盗などの凶悪犯罪を見たとき」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「警察署や交番が近くにあったとき」を挙げた者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。(図12,表12,参考)
イ 通報しない理由
犯罪を見たり,悲鳴などを聞いたりした場合,警察に「条件や場面によっては通報する」,「通報しない」と答えた者(769人)に,通報しない理由を聞いたところ,「犯人の報復が怖いから」を挙げた者の割合が33.6%と最も高く,以下,「誰かが通報するから」(21.2%),「後々警察に話をするのが面倒だから」(17.6%),「自分とは関係ないから(かかわりたくないから)」(16.3%)などの順となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が14.6%となっている。(複数回答,上位4項目)
平成16年7月の調査と比較して見ると,「犯人の報復が怖いから」(23.6%→33.6%)を挙げた者の割合が上昇している。
性別に見ると,「犯人の報復が怖いから」を挙げた者の割合は女性で,「後々警察に話をするのが面倒だから」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。(図13,表13−1,表13−2)
平成16年7月の調査と比較して見ると,「犯人の報復が怖いから」(23.6%→33.6%)を挙げた者の割合が上昇している。
性別に見ると,「犯人の報復が怖いから」を挙げた者の割合は女性で,「後々警察に話をするのが面倒だから」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。(図13,表13−1,表13−2)
(2) 警察への協力に関する意識
警察から事件などに対する協力を求められたとき,どうするか聞いたところ,「協力する」とする者の割合が96.6%(「進んで協力する」34.7%+「できる範囲で協力する」61.9%),「協力しない」とする者の割合が3.0%(「あまり協力しない」2.3%+「全く協力しない」0.6%)となっている。
平成16年7月の調査と比較して見ると,「協力する」(94.5%→96.6%)とする者が上昇している。
性別に見ると,大きな差異は見られない。(図14,表14−1,表14−2)
平成16年7月の調査と比較して見ると,「協力する」(94.5%→96.6%)とする者が上昇している。
性別に見ると,大きな差異は見られない。(図14,表14−1,表14−2)
ア 協力しない理由
警察から事件などに対する協力を求められたとき,「協力しない」とする者(53人)に,その理由を聞いたところ,「後々警察に話をするのが面倒だから」を挙げた者の割合が32.1%,「自分とは関係ないから(かかわりたくないから)」を挙げた者の割合が28.3%,「犯人の報復が怖いから」を挙げた者の割合が24.5%,「協力してもそれがどう活かされるかわからないから」を挙げた者の割合が20.8%,「警察の敷居が高いから」を挙げた者の割合が17.0%などの順となっている。(複数回答,上位5項目)。(図15,表15−1,表15−2)
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