2 調査結果の概要
6.生涯学習の成果に対する評価
(1) 身につけた知識等の社会的評価について
人々が生涯学習を通して身につけた知識や技能などを社会的に評価することについてどう思うか聞いたところ,「評価するのがよい」とする者の割合が59.0%(「何らかの形で,社会的に評価することが望ましい」33.3%+「一定水準以上のものを,社会的に評価するのがよい」25.7%),「社会的に評価すべきではない」と答えた者の割合が18.4%となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が21.9%となっている。
20歳以上について,前回の調査結果と比較して見ると,「評価するのがよい」(63.3%→58.3%)とする者の割合が低下している。
年齢別に見ると,「評価するのがよい」とする者の割合は15歳〜19歳,20歳代から40歳代で,「社会的に評価すべきではない」と答えた者の割合は50歳代,60歳代で,それぞれ高くなっている。(図25,表25)
20歳以上について,前回の調査結果と比較して見ると,「評価するのがよい」(63.3%→58.3%)とする者の割合が低下している。
年齢別に見ると,「評価するのがよい」とする者の割合は15歳〜19歳,20歳代から40歳代で,「社会的に評価すべきではない」と答えた者の割合は50歳代,60歳代で,それぞれ高くなっている。(図25,表25)
ア 身につけた知識等を社会的に評価する方法
「評価するのがよい」とする者(2,058人)に,人々が生涯学習を通して身につけた知識や技能などを社会的に評価する際に,どのような形で行うのがよいと思うか聞いたところ,「学習修了後に修了証,認定証などを出す」を挙げた者の割合が29.5%,「特に優れた人を,地域の生涯学習の指導者,講師として活用する」を挙げた者の割合が28.5%,「学習した経歴や経験を公的な機関が認証して,どの地域や団体でも通用するようにする」を挙げた者の割合が27.6%,「公的な資格の取得に当たって評価する」を挙げた者の割合が26.8%などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
20歳以上について,前回の調査結果と比較して見ると,「学習修了後に修了証,認定証などを出す」(25.6%→30.0%),「学習した経歴や経験を公的な機関が認証して,どの地域や団体でも通用するようにする」(20.9%→28.1%)を挙げた者の割合が上昇し,「特に優れた人を,地域の生涯学習の指導者,講師として活用する」(32.8%→29.3%)を挙げた者の割合が低下している。
都市規模別に見ると,「学習終了後に終了証,認定証などを出す」を挙げた者の割合は町村で,「学習した経歴や経験を公的な機関が認証して,どの地域や団体でも通用するようにする」を挙げた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「特に優れた人を,地域の生涯学習の指導者,講師として活用する」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「学習終了後に終了証,認定証などを出す」を挙げた者の割合は30歳代で,「特に優れた人を,地域の生涯学習の指導者,講師として活用する」を挙げた者の割合は60歳代で,「公的な資格の取得に当たって評価する」を挙げた者の割合は20代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図26,表26)
20歳以上について,前回の調査結果と比較して見ると,「学習修了後に修了証,認定証などを出す」(25.6%→30.0%),「学習した経歴や経験を公的な機関が認証して,どの地域や団体でも通用するようにする」(20.9%→28.1%)を挙げた者の割合が上昇し,「特に優れた人を,地域の生涯学習の指導者,講師として活用する」(32.8%→29.3%)を挙げた者の割合が低下している。
都市規模別に見ると,「学習終了後に終了証,認定証などを出す」を挙げた者の割合は町村で,「学習した経歴や経験を公的な機関が認証して,どの地域や団体でも通用するようにする」を挙げた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「特に優れた人を,地域の生涯学習の指導者,講師として活用する」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「学習終了後に終了証,認定証などを出す」を挙げた者の割合は30歳代で,「特に優れた人を,地域の生涯学習の指導者,講師として活用する」を挙げた者の割合は60歳代で,「公的な資格の取得に当たって評価する」を挙げた者の割合は20代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図26,表26)
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