2 調査結果の概要
4.生涯学習関連施設の利用状況等
(1) 生涯学習関連施設の利用状況
公民館や図書館,博物館,生涯学習センター,青少年教育施設,体育施設,大学などの生涯学習のための施設を利用しているかどうか聞いたところ,「利用している」と答えた者の割合が36.1%,「利用していない」と答えた者の割合が62.9%となっている。
性別に見ると,「利用している」と答えた者の割合は女性で,「利用していない」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「利用している」と答えた者の割合は30歳代,40歳代で,「利用していない」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図20,表20)
性別に見ると,「利用している」と答えた者の割合は女性で,「利用していない」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「利用している」と答えた者の割合は30歳代,40歳代で,「利用していない」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図20,表20)
ア 生涯学習関連施設を利用していない(利用しにくい)理由
生涯学習のための施設を「利用していない」と答えた者(2,196人)に,利用していない,あるいは利用しにくい理由を聞いたところ,「自分の希望に合う講座や教室などがなかったり,講座や教室などが行われる時期・時間が合わない」を挙げた者の割合が21.9%と最も高く,以下,「身近なところに生涯学習関連施設がない」(15.6%),「必要な情報(内容・時間・場所・費用)がなかなか入手できない」(13.3%),「夜間,休日に開館していない」(10.6%)などの順となっている。なお,「特に理由はない,わからない」と答えた者の割合が32.2%となっている。(複数回答,上位4項目)
都市規模別に見ると,「身近なところに生涯学習関連施設がない」を挙げた者の割合は大都市,小都市で高くなっている。
性別に見ると,「夜間,休日に開館していない」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
年齢別に見ると,「自分の希望に合う講座や教室などがなかったり,講座や教室などが行われる時期・時間が合わない」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「身近なところに生涯学習関連施設がない」を挙げた者の割合は50歳代で,「必要な情報(内容・時間・場所・費用)がなかなか入手できない」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「夜間,休日に開館していない」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で,それぞれ高くなっている。(図21,表21)
都市規模別に見ると,「身近なところに生涯学習関連施設がない」を挙げた者の割合は大都市,小都市で高くなっている。
性別に見ると,「夜間,休日に開館していない」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
年齢別に見ると,「自分の希望に合う講座や教室などがなかったり,講座や教室などが行われる時期・時間が合わない」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「身近なところに生涯学習関連施設がない」を挙げた者の割合は50歳代で,「必要な情報(内容・時間・場所・費用)がなかなか入手できない」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「夜間,休日に開館していない」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で,それぞれ高くなっている。(図21,表21)
(2) 生涯学習関連施設に対する要望
生涯学習関連施設について,何か希望や要望はあるか聞いたところ,「誰でも気軽に参加できるような講座や行事,イベントを増やす」を挙げた者の割合が32.6%と最も高く,以下,「夜間や休日でも利用できるようにする」(29.2%),「いろいろな生涯学習の機会についての情報をもっと住民に提供する」(21.9%),「もっと数を増やす」(14.9%),「生涯学習について気軽に相談ができるような専門的な職員を置く」(13.2%)などの順となっている。なお,「特に希望や要望はない」と答えた者の割合が27.4%となっている。(複数回答,上位5項目)
20歳以上について,前回の調査結果と比較して見ると,「夜間や休日でも利用できるようにする」(40.1%→29.3%),「もっと数を増やす」(20.2%→14.9%),「生涯学習について気軽に相談ができるような専門的な職員を置く」(17.2%→13.2%)を挙げた者の割合が低下している。
都市規模別に見ると,「夜間や休日でも利用できるようにする」,「いろいろな生涯学習の機会についての情報をもっと住民に提供する」,「もっと数を増やす」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「誰でも気軽に参加できるような講座や行事,イベントを増やす」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「誰でも気軽に参加できるような講座や行事,イベントを増やす」,「もっと数を増やす」を挙げた者の割合は40歳代で,「夜間や休日でも利用できるようにする」を挙げた者の割合は20歳代から50歳代で,「いろいろな生涯学習の機会についての情報をもっと住民に提供する」を挙げた者の割合は40歳代から60歳代で,「生涯学習について気軽に相談ができるような専門的な職員を置く」を挙げた者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。(図22,表22)
20歳以上について,前回の調査結果と比較して見ると,「夜間や休日でも利用できるようにする」(40.1%→29.3%),「もっと数を増やす」(20.2%→14.9%),「生涯学習について気軽に相談ができるような専門的な職員を置く」(17.2%→13.2%)を挙げた者の割合が低下している。
都市規模別に見ると,「夜間や休日でも利用できるようにする」,「いろいろな生涯学習の機会についての情報をもっと住民に提供する」,「もっと数を増やす」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「誰でも気軽に参加できるような講座や行事,イベントを増やす」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「誰でも気軽に参加できるような講座や行事,イベントを増やす」,「もっと数を増やす」を挙げた者の割合は40歳代で,「夜間や休日でも利用できるようにする」を挙げた者の割合は20歳代から50歳代で,「いろいろな生涯学習の機会についての情報をもっと住民に提供する」を挙げた者の割合は40歳代から60歳代で,「生涯学習について気軽に相談ができるような専門的な職員を置く」を挙げた者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。(図22,表22)
目次 | 戻る | 次へ