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7ページ目-少年非行等に関する世論調査(平成17年1月調査)

2005年3月22日掲載

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2 調査結果の概要


6.行政に対する要望

 (1) 少年非行の防止や立直りのための対策
 少年非行の防止や非行に走った少年の立直りのため,今後,行政に力を入れてほしい対策を聞いたところ,「少年に悪影響を与えるような環境を改善する」を挙げた者の割合が46.8%と最も高く,以下,「家庭・学校・地域住民が一体となって居場所づくりなどに取組む体制づくりに力を入れる」(39.6%),「警察や学校,児童相談所,少年補導センターなどの関係機関が連携し,非行少年に対し継続的に指導・助言等を行う」(38.3%),「無職の少年に対する就労支援や就学中の少年に対する学業支援など,これ以上非行が進まないようにするための活動を行う」(37.3%),「家庭,学校,地域住民が連携して少年を育み,少年非行を防止することや非行少年の立直りを助けることの重要性について,広く国民に広報する」(35.4%)などの順となっている。(複数回答,上位5項目)
 都市規模別に見ると,「少年に悪影響を与えるような環境を改善する」,「警察や学校,児童相談所,少年補導センターなどの関係機関が連携し,非行少年に対し継続的に指導・助言等を行う」を挙げた者の割合は小都市で高くなっている。
 性別に見ると,「無職の少年に対する就労支援や就学中の少年に対する学業支援など,これ以上非行が進まないようにするための活動を行う」,「家庭,学校,地域住民が連携して少年を育み,少年非行を防止することや非行少年の立直りを助けることの重要性について,広く国民に広報する」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「無職の少年に対する就労支援や就学中の少年に対する学業支援など,これ以上非行が進まないようにするための活動を行う」を挙げた者の割合は20歳代で高くなっている。
 子どもの有無別に見ると,「家庭・学校・地域住民が一体となって居場所づくりなどに取組む体制づくりに力を入れる」を挙げた者の割合は学生がいる者で,「警察や学校,児童相談所,少年補導センターなどの関係機関が連携し,非行少年に対し継続的に指導・助言等を行う」を挙げた者の割合は乳幼児がいる者で,それぞれ高くなっている。(図16表16参考表

 (2) 非行少年の検挙・補導などで望む警察の対策
 非行少年の検挙や補導について,今後,警察に力を入れてほしい対策を聞いたところ,「街頭補導活動を強化する」を挙げた者の割合が47.5%,「取締りを強化する」を挙げた者の割合が47.3%と高く,以下,「関係法令に基づく事業者などへの指導・取締りなど,有害な環境を浄化するための取組みを強化する」(36.5%),「被害に遭った少年に対するカウンセリングなどの支援に力を入れる」(36.0%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 都市規模別に見ると,「関係法令に基づく事業者などへの指導・取締りなど,有害な環境を浄化するための取組みを強化する」を挙げた者の割合は小都市で,「被害に遭った少年に対するカウンセリングなどの支援に力を入れる」を挙げた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると, 「被害に遭った少年に対するカウンセリングなどの支援に力を入れる」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 子どもの有無別に見ると,「街頭補導活動を強化する」を挙げた者の割合は就職している(働いている)子どもがいる者で高くなっている。(図17表17参考表

 (3) 少年警察ボランティアに行ってほしい活動
 地域の住民の中から警察が委嘱した少年補導員などの少年警察ボランティアは,喫煙や飲酒,深夜はいかいなどの不良行為を行っている少年を街頭で補導する活動や,繁華街などの有害な環境を浄化する活動など,幅広い活動を行っている。今後,こうした少年警察ボランティアにどのような活動を行ってほしいと思うか聞いたところ,「喫煙や飲酒,深夜はいかいなどの不良行為を行っている少年に対し,声かけを行う街頭補導活動」を挙げた者の割合が66.7%と最も高く,以下,「ゲームセンターやカラオケボックスなど,少年が集まっていると思われる場所の巡回活動」(49.7%),「非行少年に対する継続的な相談などの支援活動」(37.4%),「出会い系サイトなどのインターネット上の少年に有害な情報に対する環境を浄化する活動」(37.2%),「少年がいかがわしい店舗などへ立入らないように,その営業者に対して協力を要請する活動」(36.7%),「警察が行う暴走族などの非行集団の解体や,集団の構成員である少年の離脱・立直り支援活動への協力」(36.1%),「ピンクビラの撤去などの有害な環境を浄化する活動」(33.4%)などの順となっている。(複数回答,上位7項目)
 都市規模別に見ると,「ゲームセンターやカラオケボックスなど,少年が集まっていると思われる場所の巡回活動」,「警察が行う暴走族などの非行集団の解体や,集団の構成員である少年の離脱・立直り支援活動への協力」を挙げた者の割合は大都市で,「出会い系サイトなどのインターネット上の少年に有害な情報に対する環境を浄化する活動」,「少年がいかがわしい店舗などへ立入らないように,その営業者に対して協力を要請する活動」を挙げた者の割合は中都市で,「ピンクビラの撤去などの有害な環境を浄化する活動」を挙げた者の割合は大都市,小都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「ゲームセンターやカラオケボックスなど,少年が集まっていると思われる場所の巡回活動」,「少年がいかがわしい店舗などへ立入らないように,その営業者に対して協力を要請する活動」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「出会い系サイトなどのインターネット上の少年に有害な情報に対する環境を浄化する活動」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で,「ピンクビラの撤去などの有害な環境を浄化する活動」を挙げた者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。
 子どもの有無別で見ると,「出会い系サイトなどのインターネット上の少年に有害な情報に対する環境を浄化する活動」を挙げた者の割合は学生がいる者で,「ピンクビラの撤去などの有害な環境を浄化する活動」を挙げた者の割合は就職している(働いている)子どもがいる者で,それぞれ高くなっている。(図18表18




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