• 教育・人材育成

5ページ目-少年非行等に関する世論調査(平成17年1月調査)

2005年3月22日掲載

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2 調査結果の概要


4.少年非行の防止

 (1) 性的な非行の防止
 援助交際などの性的な非行が問題となっているが,このような性的な非行を防止するために,どのようにすればよいと思うか聞いたところ,「援助交際をした大人を厳しく処罰する」を挙げた者の割合が54.0%と最も高く,以下,「家庭で保護者が子どもに対し,性に関する教育をきちんと行う」(46.7%),「少女を風俗店などのいかがわしい店で働かせた大人を厳しく処罰する」(45.5%),「少女に売春をさせる組織などの取締りを強化する」(45.0%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「援助交際をした大人を厳しく処罰する」(46.5%→54.0%),「少女に売春をさせる組織などの取締りを強化する」(30.1%→45.0%)を挙げた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「少女を風俗店などのいかがわしい店で働かせた大人を厳しく処罰する」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,「援助交際をした大人を厳しく処罰する」,「家庭で保護者が子どもに対し,性に関する教育をきちんと行う」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「家庭で保護者が子どもに対し,性に関する教育をきちんと行う」を挙げた者の割合は30歳代で高くなっている。
 子どもの有無別に見ると,「家庭で保護者が子どもに対し,性に関する教育をきちんと行う」を挙げた者の割合は乳幼児がいる者で,「少女を風俗店などのいかがわしい店で働かせた大人を厳しく処罰する」を挙げた者の割合は学生がいる者で,それぞれ高くなっている。(図11表11

 (2) 家庭での対応
 少年を非行に走らせないようにするために,それぞれの家庭で,保護者はどのように対応すればよいと思うか聞いたところ,「叱るべきことはきちんと叱る」を挙げた者の割合が71.7%,「子どもと話をしたり接する時間を増やす」を挙げた者の割合が71.6%と高く,以下,「子どもの気持ちや言い分を聞く」(47.9%),「家族が協力して子育てを行う」(44.6%),「子どもの良い点をほめる」(42.3%),「子育てに責任感を持つなど親としての自覚を持つ」(41.4%)などの順となっている。(複数回答,上位6項目)
 都市規模別に見ると,「家族が協力して子育てを行う」を挙げた者の割合は中都市で,「子育てに責任感を持つなど親としての自覚を持つ」を挙げた者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「子どもと話をしたり接する時間を増やす」,「子どもの気持ちや言い分を聞く」,「家族が協力して子育てを行う」,「子どもの良い点をほめる」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「子どもと話をしたり接する時間を増やす」,「家族が協力して子育てを行う」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「子どもの気持ちや言い分を聞く」を挙げた者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。
 子どもの有無別に見ると,「叱るべきことはきちんと叱る」,「子どもの気持ちや言い分を聞く」,「子どもの良い点をほめる」を挙げた者の割合は乳幼児がいる者で,「子どもと話をしたり接する時間を増やす」,「家族が協力して子育てを行う」を挙げた者の割合は乳幼児がいる者,学生がいる者で,「子育てに責任感を持つなど親としての自覚を持つ」を挙げた者の割合は学生がいる者で,それぞれ高くなっている。(図12表12参考表

 (3) 学校での対応
 児童・生徒を非行に走らせないようにするために,学校ではどのように対応するのがよいと思うか聞いたところ,「児童・生徒一人一人を理解するよう努める」を挙げた者の割合が44.7%,「家庭との連絡を密にする」を挙げた者の割合が43.3%,「児童・生徒に対して毅然とした態度で接する」を挙げた者の割合が40.4%,「道徳教育など,心の教育の充実を図る」を挙げた者の割合が38.9%,「教員の生徒指導等に関する指導力の向上を図る」を挙げた者の割合が38.5%,「ボランティアなどの社会奉仕体験活動や,自然体験活動,就業体験活動などを活発に行う」を挙げた者の割合が35.5%などの順となっている。(複数回答,上位6項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「家庭との連絡を密にする」(36.7%→43.3%),「児童・生徒に対して毅然とした態度で接する」(35.2%→40.4%),「道徳教育など,心の教育の充実を図る」(33.5%→38.9%),「教員の生徒指導等に関する指導力の向上を図る」(32.2%→38.5%),「ボランティアなどの社会奉仕体験活動や,自然体験活動,就業体験活動などを活発に行う」(30.3%→35.5%)を挙げた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「児童・生徒に対して毅然とした態度で接する」を挙げた者の割合は大都市で,「ボランティアなどの社会奉仕体験活動や,自然体験活動,就業体験活動などを活発に行う」を挙げた者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「児童・生徒一人一人を理解するよう努める」,「家庭との連絡を密にする」を挙げた者の割合は女性で,「児童・生徒に対して毅然とした態度で接する」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「児童・生徒一人一人を理解するよう努める」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「家庭との連絡を密にする」を挙げた者の割合は40歳代で,「教員の生徒指導等に関する指導力の向上を図る」を挙げた者の割合は50歳代,60歳代で,「ボランティアなどの社会奉仕体験活動や,自然体験活動,就業体験活動などを活発に行う」を挙げた者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。
 子どもの有無別に見ると,「児童・生徒一人一人を理解するよう努める」,「家庭との連絡を密にする」,「児童・生徒に対して毅然とした態度で接する」,「道徳教育など,心の教育の充実を図る」を挙げた者の割合は学生がいる者で高くなっている。(図13表13

 (4) 地域住民の対応
 少年を非行に走らせないようにするために,地域社会の住民はどのように対応するのがよいと思うか聞いたところ,「よその家庭の子どもであっても悪いことをしたときは叱る」を挙げた者の割合が49.8%,「近所付き合いをし,家族同士の交流をする」を挙げた者の割合が48.5%,「日頃から地域の少年に声を掛ける」を挙げた者の割合が44.7%と高く,以下,「少年が遊んだり,スポーツをするなどの様々な体験をする機会を作る」(38.9%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「近所付き合いをし,家族同士の交流をする」(40.4%→48.5%),「少年が遊んだり,スポーツをするなどの様々な体験をする機会を作る」(35.3%→38.9%)を挙げた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「よその家庭の子どもであっても悪いことをしたときは叱る」を挙げた者の割合は小都市で,「少年が遊んだり,スポーツをするなどの様々な体験をする機会を作る」を挙げた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「よその家庭の子どもであっても悪いことをしたときは叱る」,「日頃から地域の少年に声を掛ける」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「日頃から地域の少年に声を掛ける」を挙げた者の割合は40歳代で,「少年が遊んだり,スポーツをするなどの様々な体験をする機会を作る」を挙げた者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。
 子どもの有無別に見ると,「日頃から地域の少年に声を掛ける」,「少年が遊んだり,スポーツをするなどの様々な体験をする機会を作る」を挙げた者の割合は学生がいる者で高くなっている。(図14表14




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