2 調査結果の概要
2 旅行
(1) 最近の国内旅行の満足度
最近(この1年くらいの間),観光,レクリエーション,スポーツなどのための1泊以上の国内旅行に行ったか,行った場合には,その旅行について満足したか聞いたところ,「満足した」とする者の割合が51.4%(「大いに満足した」24.3%+「どちらかと言えば満足した」27.2%),「不満だった」とする者の割合が2.7%(「どちらかと言えば不満だった」2.3%+「大いに不満だった」0.3%),「観光,レクリエーション,スポーツなどのための1泊以上の国内旅行には行かなかった」と答えた者の割合が45.5%となっている。
前回の調査結果と比較して見ると,「満足した」(56.0%→51.4%)とする者の割合が低下し,「観光,レクリエーション,スポーツなどのための1泊以上の国内旅行には行かなかった」(40.5%→45.5%)と答えた者の割合が上昇している。
都市規模別に見ると,「満足した」とする者の割合は大都市で,「観光,レクリエーション,スポーツなどのための1泊以上の国内旅行には行かなかった」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「観光,レクリエーション,スポーツなどのための1泊以上の国内旅行には行かなかった」と答えた者の割合は70歳以上で高くなっている。
職業別に見ると,「満足した」とする者の割合は管理・専門技術・事務職で,「観光,レクリエーション,スポーツなどのための1泊以上の国内旅行には行かなかった」と答えた者の割合は労務職,その他の無職で,それぞれ高くなっている。(図5,表5)
前回の調査結果と比較して見ると,「満足した」(56.0%→51.4%)とする者の割合が低下し,「観光,レクリエーション,スポーツなどのための1泊以上の国内旅行には行かなかった」(40.5%→45.5%)と答えた者の割合が上昇している。
都市規模別に見ると,「満足した」とする者の割合は大都市で,「観光,レクリエーション,スポーツなどのための1泊以上の国内旅行には行かなかった」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「観光,レクリエーション,スポーツなどのための1泊以上の国内旅行には行かなかった」と答えた者の割合は70歳以上で高くなっている。
職業別に見ると,「満足した」とする者の割合は管理・専門技術・事務職で,「観光,レクリエーション,スポーツなどのための1泊以上の国内旅行には行かなかった」と答えた者の割合は労務職,その他の無職で,それぞれ高くなっている。(図5,表5)
ア 国内旅行での同行者
最近(この1年くらいの間),観光,レクリエーション,スポーツなどのための1泊以上の国内旅行に行ったとした者(1,142人)に,その旅行には誰と行ったか聞いたところ,「家族」を挙げた者の割合が45.0%と最も高く,以下,「友人・知人」(37.0%),「夫婦」(26.4%),「地域やグループの人」(10.6%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
前回の調査結果と比較して見ると,「夫婦」(22.4%→26.4%)を挙げた者の割合が上昇している。(図6)
都市規模別に見ると,「家族」を挙げた者の割合は大都市で,「地域やグループの人」を挙げた者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「家族」,「友人・知人」を挙げた者の割合は女性で,「地域やグループの人」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「家族」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「友人・知人」を挙げた者の割合は20歳代,60歳代で,「夫婦」を挙げた者の割合は50歳代,60歳代で,「地域やグループの人」を挙げた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(表6)
前回の調査結果と比較して見ると,「夫婦」(22.4%→26.4%)を挙げた者の割合が上昇している。(図6)
都市規模別に見ると,「家族」を挙げた者の割合は大都市で,「地域やグループの人」を挙げた者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「家族」,「友人・知人」を挙げた者の割合は女性で,「地域やグループの人」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「家族」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「友人・知人」を挙げた者の割合は20歳代,60歳代で,「夫婦」を挙げた者の割合は50歳代,60歳代で,「地域やグループの人」を挙げた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(表6)
イ 国内旅行のための情報の入手方法
最近(この1年くらいの間),観光,レクリエーション,スポーツなどのための1泊以上の国内旅行に行ったとした者(1,142人)に,その旅行のための情報はどこから得たか聞いたところ,「家族,友人,知人等の紹介(口コミ)」を挙げた者の割合が44.8%と最も高く,以下,「旅行業者のポスター,パンフレット,案内書等」(35.8%),「旅行雑誌,ガイドブック等」(23.2%),「インターネット等の旅行情報」(15.1%),「新聞,一般雑誌」(14.5%)などの順となっている。(複数回答,上位5項目)
前回の調査結果と比較して見ると,「インターネット等の旅行情報」(3.5%→15.1%)を挙げた者の割合が上昇している。(図7)
性別に見ると,「家族,友人,知人等の紹介(口コミ)」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「家族,友人,知人等の紹介(口コミ)」を挙げた者の割合は70歳以上で,「旅行業者のポスター,パンフレット,案内書等」を挙げた者の割合は50歳代,60歳代で,「旅行雑誌,ガイドブック等」を挙げた者の割合は20歳代で,「インターネット等の旅行情報」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「新聞,一般雑誌」を挙げた者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。 (表7)
前回の調査結果と比較して見ると,「インターネット等の旅行情報」(3.5%→15.1%)を挙げた者の割合が上昇している。(図7)
性別に見ると,「家族,友人,知人等の紹介(口コミ)」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「家族,友人,知人等の紹介(口コミ)」を挙げた者の割合は70歳以上で,「旅行業者のポスター,パンフレット,案内書等」を挙げた者の割合は50歳代,60歳代で,「旅行雑誌,ガイドブック等」を挙げた者の割合は20歳代で,「インターネット等の旅行情報」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「新聞,一般雑誌」を挙げた者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。 (表7)
ウ 国内旅行先での主な行動
最近(この1年くらいの間),観光,レクリエーション,スポーツなどのための1泊以上の国内旅行に行ったとした者(1,142人)に,その旅行先での主な行動はどのようなものであったか聞いたところ,「美しい自然・風景(山,川,滝,海,自然公園等)を見る」を挙げた者の割合が61.1%と最も高く,以下,「温泉での休養」(54.5%),「旅行先の土地の郷土色豊かな料理等を食べる」(36.0%),「史跡・文化財・博物館・美術館などを巡り鑑賞する」(31.9%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)(図8)
年齢別に見ると,「美しい自然・風景(山,川,滝,海,自然公園等)を見る」を挙げた者の割合は50歳代で,「温泉での休養」を挙げた者の割合は50歳代から70歳以上で,「旅行先の土地の郷土色豊かな料理等を食べる」を挙げた者の割合は50歳代,60歳代で,「史跡・文化財・博物館・美術館などを巡り鑑賞する」を挙げた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(表8)
年齢別に見ると,「美しい自然・風景(山,川,滝,海,自然公園等)を見る」を挙げた者の割合は50歳代で,「温泉での休養」を挙げた者の割合は50歳代から70歳以上で,「旅行先の土地の郷土色豊かな料理等を食べる」を挙げた者の割合は50歳代,60歳代で,「史跡・文化財・博物館・美術館などを巡り鑑賞する」を挙げた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(表8)
エ 国内旅行に行かなかった理由
最近(この1年くらいの間),「観光,レクリエーション,スポーツなどのための1泊以上の国内旅行には行かなかった」と答えた者(961人)に,その理由を聞いたところ,「金銭的に余裕がないから」を挙げた者の割合が34.3%と最も高く,以下,「連続して休めないから」(29.2%),「なんとなく旅行をしないまま過ぎた」(22.2%),「家族と一緒に休みが取れないから」(16.0%),「健康・体力に自信がないから」(13.9%),「留守中に家族(子ども,老人など)の世話をする人がいないから」(13.8%)などの順となっている。(複数回答,上位6項目)
前回の調査結果と比較して見ると,「金銭的に余裕がないから」(27.8%→34.3%),「なんとなく旅行をしないまま過ぎた」(18.3%→22.2%)を挙げた者の割合が上昇し,「連続して休めないから」(33.7%→29.2%)を挙げた者の割合が低下している。(図9)
都市規模別に見ると,「連続して休めないから」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「金銭的に余裕がないから」,「連続して休めないから」を挙げた者の割合は男性で,「家族と一緒に休みが取れないから」,「健康・体力に自信がないから」,「留守中に家族(子ども,老人など)の世話をする人がいないから」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。 (表9)
前回の調査結果と比較して見ると,「金銭的に余裕がないから」(27.8%→34.3%),「なんとなく旅行をしないまま過ぎた」(18.3%→22.2%)を挙げた者の割合が上昇し,「連続して休めないから」(33.7%→29.2%)を挙げた者の割合が低下している。(図9)
都市規模別に見ると,「連続して休めないから」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「金銭的に余裕がないから」,「連続して休めないから」を挙げた者の割合は男性で,「家族と一緒に休みが取れないから」,「健康・体力に自信がないから」,「留守中に家族(子ども,老人など)の世話をする人がいないから」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。 (表9)
(2) 今後の国内旅行・海外旅行への意欲
今後(1年くらいの間),観光,レクリエーション,スポーツなどのために旅行(国内旅行・海外旅行)をしたいと思うか聞いたところ,「国内旅行はしたいが,海外旅行はしたいとは思わない」と答えた者の割合が38.5%,「海外旅行はしたいが,国内旅行はしたいとは思わない」と答えた者の割合が1.6%,「国内旅行も海外旅行もしたい」と答えた者の割合が35.9%,「国内旅行も海外旅行もしたいとは思わない」と答えた者の割合が18.7%となっている。
前回の調査結果と比較して見ると,「国内旅行も海外旅行もしたい」(39.7%→35.9%)と答えた者の割合が低下している。
都市規模別に見ると,「国内旅行も海外旅行もしたい」と答えた者の割合は大都市で,「国内旅行も海外旅行もしたいとは思わない」と答えた者の割合は小都市,町村で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「国内旅行はしたいが,海外旅行はしたいとは思わない」と答えた者の割合は50歳代,60歳代で,「国内旅行も海外旅行もしたい」と答えた者の割合は20歳代から40歳代で,「国内旅行も海外旅行もしたいとは思わない」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「国内旅行はしたいが,海外旅行はしたいとは思わない」と答えた者の割合は主婦で,「国内旅行も海外旅行もしたい」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職で,「国内旅行も海外旅行もしたいとは思わない」と答えた者の割合はその他の無職で,それぞれ高くなっている。 (図10,表10)
前回の調査結果と比較して見ると,「国内旅行も海外旅行もしたい」(39.7%→35.9%)と答えた者の割合が低下している。
都市規模別に見ると,「国内旅行も海外旅行もしたい」と答えた者の割合は大都市で,「国内旅行も海外旅行もしたいとは思わない」と答えた者の割合は小都市,町村で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「国内旅行はしたいが,海外旅行はしたいとは思わない」と答えた者の割合は50歳代,60歳代で,「国内旅行も海外旅行もしたい」と答えた者の割合は20歳代から40歳代で,「国内旅行も海外旅行もしたいとは思わない」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「国内旅行はしたいが,海外旅行はしたいとは思わない」と答えた者の割合は主婦で,「国内旅行も海外旅行もしたい」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職で,「国内旅行も海外旅行もしたいとは思わない」と答えた者の割合はその他の無職で,それぞれ高くなっている。 (図10,表10)
ア 今後の国内旅行の回数や日数の意向
今後(1年くらいの間),観光,レクリエーション,スポーツなどのために「国内旅行はしたいが,海外旅行はしたいとは思わない」,「国内旅行も海外旅行もしたい」と答えた者(1,570人)に,これまでと比べて国内旅行の回数や日数をどのようにしたいと思うか聞いたところ,「旅行の回数を多くし,1回の旅行日数も長くしたい」と答えた者の割合が23.2%,「旅行の回数を多くし,1回の旅行日数を短くしたい」と答えた者の割合が11.5%,「旅行の回数を少なくし,1回の旅行日数を長くしたい」と答えた者の割合が15.5%,「旅行の回数を少なくし,1回の旅行日数も短くしたい」と答えた者の割合が2.8%,「これまでと同程度でよい」と答えた者の割合が30.9%,「一概に言えない」と答えた者の割合が13.8%となっている。
前回の調査結果と比較して見ると,「旅行の回数を多くし,1回の旅行日数も長くしたい」(26.7%→23.2%),「旅行の回数を少なくし,1回の旅行日数を長くしたい」(19.5%→15.5%)と答えた者の割合が低下し,「これまでと同程度でよい」(26.7%→30.9%),「一概に言えない」(10.8%→13.8%)と答えた者の割合が上昇している。
都市規模別に見ると,「旅行の回数を多くし,1回の旅行日数も長くしたい」と答えた者の割合は大都市で,「旅行の回数を多くし,1回の旅行日数を短くしたい」と答えた者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「旅行の回数を多くし,1回の旅行日数も長くしたい」と答えた者の割合は20歳代,30歳代で,「旅行の回数を少なくし,1回の旅行日数を長くしたい」と答えた者の割合は20歳代,40歳代で,「これまでと同程度でよい」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図11,表11)
前回の調査結果と比較して見ると,「旅行の回数を多くし,1回の旅行日数も長くしたい」(26.7%→23.2%),「旅行の回数を少なくし,1回の旅行日数を長くしたい」(19.5%→15.5%)と答えた者の割合が低下し,「これまでと同程度でよい」(26.7%→30.9%),「一概に言えない」(10.8%→13.8%)と答えた者の割合が上昇している。
都市規模別に見ると,「旅行の回数を多くし,1回の旅行日数も長くしたい」と答えた者の割合は大都市で,「旅行の回数を多くし,1回の旅行日数を短くしたい」と答えた者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「旅行の回数を多くし,1回の旅行日数も長くしたい」と答えた者の割合は20歳代,30歳代で,「旅行の回数を少なくし,1回の旅行日数を長くしたい」と答えた者の割合は20歳代,40歳代で,「これまでと同程度でよい」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図11,表11)
イ 今後の国内旅行の主な目的
今後(1年くらいの間),観光,レクリエーション,スポーツなどのために「国内旅行はしたいが,海外旅行はしたいとは思わない」,「国内旅行も海外旅行もしたい」と答えた者(1,570人)に,したいと思っている国内旅行の主な目的は何か聞いたところ,「美しい自然・風景(山,川,滝,海,自然公園等)を見る」を挙げた者の割合が65.0%,「温泉での休養」を挙げた者の割合が60.1%と高く,以下,「旅行先の土地の郷土色豊かな料理等を食べる」(42.5%),「史跡・文化財・博物館・美術館などを巡り鑑賞する」(34.8%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。(図12)
性別に見ると,「温泉での休養」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。(表12)
前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。(図12)
性別に見ると,「温泉での休養」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。(表12)
ウ 国内旅行を選択した理由
今後(1年くらいの間),観光,レクリエーション,スポーツなどのために「国内旅行はしたいが,海外旅行はしたいとは思わない」と答えた者(813人)に,海外旅行ではなく国内旅行を選択した理由は何か聞いたところ,「国内の方が治安・衛生面で安心だから」を挙げた者の割合が34.4%,「金銭的に余裕がないから」を挙げた者の割合が29.5%,「長期休暇が取れないから」を挙げた者の割合が29.3%と高くなっている。(複数回答,上位3項目)(図13)
性別に見ると,「国内の方が治安・衛生面で安心だから」を挙げた者の割合は女性で,「長期休暇が取れないから」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。(表13)
性別に見ると,「国内の方が治安・衛生面で安心だから」を挙げた者の割合は女性で,「長期休暇が取れないから」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。(表13)
エ 今後の海外旅行の回数や日数の意向
今後(1年くらいの間),観光,レクリエーション,スポーツなどのために「海外旅行はしたいが,国内旅行はしたいとは思わない」,「国内旅行も海外旅行もしたい」と答えた者(791人)に,これまでと比べて海外旅行の回数や日数をどのようにしたいと思うか聞いたところ,「旅行の回数を多くし,1回の旅行日数も長くしたい」と答えた者の割合が25.0%,「旅行の回数を多くし,1回の旅行日数を短くしたい」と答えた者の割合が6.3%,「旅行の回数を少なくし,1回の旅行日数を長くしたい」と答えた者の割合が21.1%,「旅行の回数を少なくし,1回の旅行日数も短くしたい」と答えた者の割合が2.7%,「これまでと同程度でよい」と答えた者の割合が15.9%,「一概に言えない」と答えた者の割合が20.9%となっている。
前回の調査結果と比較して見ると,「旅行の回数を少なくし,1回の旅行日数を長くしたい」(27.3%→21.1%)と答えた者の割合が低下している。(図14,表14)
前回の調査結果と比較して見ると,「旅行の回数を少なくし,1回の旅行日数を長くしたい」(27.3%→21.1%)と答えた者の割合が低下している。(図14,表14)
オ 今後の海外旅行の主な目的
今後(1年くらいの間),観光,レクリエーション,スポーツなどのために「海外旅行はしたいが,国内旅行はしたいとは思わない」,「国内旅行も海外旅行もしたい」と答えた者(791人)に,したいと思っている海外旅行先での主な目的は何か聞いたところ,「美しい自然景観を見る」を挙げた者の割合が74.5%と最も高く,以下,「史跡・文化財・博物館・美術館などを巡り鑑賞する」(59.5%),「海外旅行先で特色ある(珍しい)料理等を食べる」(47.5%),「ショッピングをする」(40.3%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)(図15)
性別に見ると,「ショッピングをする」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。(表15)
性別に見ると,「ショッピングをする」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。(表15)
カ 海外旅行を選択した理由
今後(1年くらいの間),観光,レクリエーション,スポーツなどのために「海外旅行はしたいが,国内旅行はしたいとは思わない」と答えた者(34人)に,国内旅行ではなく海外旅行を選択した理由は何か聞いたところ,「観光資源(自然,史跡,観光施設等)は,海外の方が魅力的だから」を挙げた者の割合が50.0%,「国内旅行は,行こうと思えばいつでも行けるから」を挙げた者の割合が41.2%,「海外旅行は,国内旅行に比べて割安だから」を挙げた者の割合が20.6%,「旅行先で買物を楽しむことができるから」を挙げた者の割合が14.7%などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
(図16,表16)
キ 国内旅行も海外旅行もしたいと思わない理由
今後(1年くらいの間),観光,レクリエーション,スポーツなどのために「国内旅行も海外旅行もしたいとは思わない」と答えた者(394人)に,1泊以上の国内旅行も海外旅行もしたいとは思わないのはどうしてか聞いたところ,「金銭的に余裕がないから」を挙げた者の割合が32.0%,「健康・体力に自信がないから」を挙げた者の割合が29.7%,「連続して休めないから」を挙げた者の割合が23.6%,「高齢・障害等のため,移動や滞在に不安があるため」を挙げた者の割合が19.3%,「旅行は好きでないから」を挙げた者の割合が15.5%,「留守中に家族(子ども,老人など)の世話をする人がいないから」を挙げた者の割合が12.4%,「家族と一緒に休みが取れないから」を挙げた者の割合が10.9%,「計画を立てたり,準備をするのが面倒だから」を挙げた者の割合が8.9%と高くなっている。(複数回答,上位8項目)(図17)
性別に見ると,「金銭的に余裕がないから」,「連続して休めないから」,「計画を立てたり,準備をするのが面倒だから」を挙げた者の割合は男性で,「健康・体力に自信がないから」,「留守中に家族(子ども,老人など)の世話をする人がいないから」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。(表17)
性別に見ると,「金銭的に余裕がないから」,「連続して休めないから」,「計画を立てたり,準備をするのが面倒だから」を挙げた者の割合は男性で,「健康・体力に自信がないから」,「留守中に家族(子ども,老人など)の世話をする人がいないから」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。(表17)
(3) 一定期間滞在型の旅行先に求める施設や周辺の機能等
もし,リゾート・保養地などに一定期間滞在して余暇を過ごすとしたら,滞在施設やその周辺にどのような機能等があったらよいと思うか聞いたところ,「温泉を利用した施設(クアハウス等)がある」を挙げた者の割合が53.8%と最も高く,以下,「バラエティに富んだ食事等が楽しめる施設がある」(28.5%),「近くに散策やバードウオッチングなどのための自然に親しめる場所がある」(25.1%),「近くにスポーツ施設(スキー,テニス,ゴルフ,プール等)がある」(24.1%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
前回の調査結果と比較して見ると,「バラエティに富んだ食事等が楽しめる施設がある」(24.3%→28.5%)を挙げた者の割合が上昇している。(図18)
都市規模別に見ると,「バラエティに富んだ食事等が楽しめる施設がある」を挙げた者の割合は中都市で,「近くに散策やバードウオッチングなどのための自然に親しめる場所がある」を挙げた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「温泉を利用した施設(クアハウス等)がある」,「バラエティに富んだ食事等が楽しめる施設がある」を挙げた者の割合は女性で,「近くにスポーツ施設(スキー,テニス,ゴルフ,プール等)がある」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「温泉を利用した施設(クアハウス等)がある」を挙げた者の割合は50歳代で,「バラエティに富んだ食事等が楽しめる施設がある」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「近くにスポーツ施設(スキー,テニス,ゴルフ,プール等)がある」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「温泉を利用した施設(クアハウス等)がある」,「バラエティに富んだ食事等が楽しめる施設がある」,「近くに散策やバードウオッチングなどのための自然に親しめる場所がある」,「近くにスポーツ施設(スキー,テニス,ゴルフ,プール等)がある」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で高くなっている。(表18)
前回の調査結果と比較して見ると,「バラエティに富んだ食事等が楽しめる施設がある」(24.3%→28.5%)を挙げた者の割合が上昇している。(図18)
都市規模別に見ると,「バラエティに富んだ食事等が楽しめる施設がある」を挙げた者の割合は中都市で,「近くに散策やバードウオッチングなどのための自然に親しめる場所がある」を挙げた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「温泉を利用した施設(クアハウス等)がある」,「バラエティに富んだ食事等が楽しめる施設がある」を挙げた者の割合は女性で,「近くにスポーツ施設(スキー,テニス,ゴルフ,プール等)がある」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「温泉を利用した施設(クアハウス等)がある」を挙げた者の割合は50歳代で,「バラエティに富んだ食事等が楽しめる施設がある」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「近くにスポーツ施設(スキー,テニス,ゴルフ,プール等)がある」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「温泉を利用した施設(クアハウス等)がある」,「バラエティに富んだ食事等が楽しめる施設がある」,「近くに散策やバードウオッチングなどのための自然に親しめる場所がある」,「近くにスポーツ施設(スキー,テニス,ゴルフ,プール等)がある」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で高くなっている。(表18)
(4) 最近の国内旅行時の不満点
最近(この1〜2年くらいの間),観光,レクリエーション,スポーツなどのための国内旅行をした時に,不満に思ったことがあるか,あったとすれば,それはどのようなことか聞いたところ,「人が多く混雑していた」を挙げた者の割合が16.5%と最も高く,以下,「目的地に到着するまでに時間がかかった(交通渋滞,事故等)」(12.8%),「ゴミが散乱しているなど汚かった」(12.8%),「目的地での飲食,土産品代,見物料などが高すぎた」(12.3%),「交通費が高すぎた」(11.7%)などの順となっている。なお,「不満に思ったことはない」と答えた者の割合が35.2%,「わからない」と答えた者の割合が15.5%となっている。(複数回答,上位5項目)
前回の調査結果と比較して見ると,「人が多く混雑していた」(21.7%→16.5%),「ゴミが散乱しているなど汚かった」(16.7%→12.8%)を挙げた者の割合が低下している。(図19)
都市規模別に見ると,「人が多く混雑していた」,「ゴミが散乱しているなど汚かった」,「目的地での飲食,土産品代,見物料などが高すぎた」,「交通費が高すぎた」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。なお,「不満に思ったことはない」と答えた者の割合は小都市で高くなっている。
性別に見ると,「ゴミが散乱しているなど汚かった」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
年齢別に見ると,「人が多く混雑していた」,「目的地での飲食,土産品代,見物料などが高すぎた」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「目的地に到着するまでに時間がかかった(交通渋滞,事故等)」を挙げた者の割合は20歳代,30歳代で,「ゴミが散乱しているなど汚かった」を挙げた者の割合は40歳代で,「交通費が高すぎた」を挙げた者の割合は20歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。なお,「不満に思ったことはない」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で高くなっている。
職業別に見ると,「人が多く混雑していた」,「目的地に到着するまでに時間がかかった(交通渋滞,事故等)」,「ゴミが散乱しているなど汚かった」,「目的地での飲食,土産品代,見物料などが高すぎた」,「交通費が高すぎた」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で高くなっている。なお,「不満に思ったことはない」と答えた者の割合はその他の無職で高くなっている。(表19)
前回の調査結果と比較して見ると,「人が多く混雑していた」(21.7%→16.5%),「ゴミが散乱しているなど汚かった」(16.7%→12.8%)を挙げた者の割合が低下している。(図19)
都市規模別に見ると,「人が多く混雑していた」,「ゴミが散乱しているなど汚かった」,「目的地での飲食,土産品代,見物料などが高すぎた」,「交通費が高すぎた」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。なお,「不満に思ったことはない」と答えた者の割合は小都市で高くなっている。
性別に見ると,「ゴミが散乱しているなど汚かった」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
年齢別に見ると,「人が多く混雑していた」,「目的地での飲食,土産品代,見物料などが高すぎた」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「目的地に到着するまでに時間がかかった(交通渋滞,事故等)」を挙げた者の割合は20歳代,30歳代で,「ゴミが散乱しているなど汚かった」を挙げた者の割合は40歳代で,「交通費が高すぎた」を挙げた者の割合は20歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。なお,「不満に思ったことはない」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で高くなっている。
職業別に見ると,「人が多く混雑していた」,「目的地に到着するまでに時間がかかった(交通渋滞,事故等)」,「ゴミが散乱しているなど汚かった」,「目的地での飲食,土産品代,見物料などが高すぎた」,「交通費が高すぎた」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で高くなっている。なお,「不満に思ったことはない」と答えた者の割合はその他の無職で高くなっている。(表19)
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