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6ページ目-臓器移植に関する世論調査(平成14年7月調査)

2002年10月7日掲載

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2 調査結果の概要


5.臓器提供施設・移植施設及び組織移植について

 (1) 脳死からの臓器提供施設の数について
 現在,脳死からの臓器の提供ができる施設については,平成13年9月現在338施設となっている。現在の提供施設の数についてどう思うか聞いたところ,「増やした方がよい」と答えた者の割合が53.2%,「今のままでよい」と答えた者の割合が20.1%,「減らした方がよい」と答えた者の割合が0.6%となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が26.1%となっている。
 都市規模別に見ると,「増やした方がよい」と答えた者の割合は大都市で,「今のままでよい」と答えた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「増やした方がよい」と答えた者の割合は20歳代から40歳代で高くなっている。(図24表24)

 (2) 脳死からの臓器移植施設の数について
 脳死からの提供を受けた臓器を移植することができる施設については,平成14年4月末現在,心臓移植施設が3施設,肺移植施設が4施設,肝臓移植施設が9施設,膵臓移植施設が13施設,小腸移植施設が9施設となっている。現在の移植実施施設の数についてどう思うか聞いたところ,「増やした方がよい」と答えた者の割合が61.4%,「今のままでよい」と答えた者の割合が16.1%,「減らした方がよい」と答えた者の割合が0.3%となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が22.2%となっている。
 都市規模別に見ると,「増やした方がよい」と答えた者の割合は大都市,中都市で高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「増やした方がよい」と答えた者の割合は20歳代から40歳代で高くなっている。(図25表25)

 (3) 組織移植についての周知度
 現在,皮膚や骨などの人の組織を移植する医療技術があるが,このことを知っていたかどうか聞いたところ,「知っていた」と答えた者の割合が55.8%,「知らなかった」と答えた者の割合が44.2%となっている。
 都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「知っていた」と答えた者の割合は40歳代,50歳代で,「知らなかった」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図26表26)

 (4) 組織移植における本人意思と家族の同意について条件とすべきこと
 皮膚や骨など亡くなられた方からの組織移植については,遺族の承諾を得ることとしている。亡くなられた方の組織を移植に用いるために提供する場合の条件とすべきだと思うものを聞いたところ,「本人の提供する意思表示と家族の承諾が共にあること」と答えた者の割合が49.0%,「本人の提供する意思表示があること」と答えた者の割合が24.5%,「本人及び家族の拒否の意思表示が共にないこと」と答えた者の割合が3.9%,「本人の拒否の意思表示がないこと」と答えた者の割合が1.5%,「本人の提供する意思表示があるか,または本人の提供若しくは拒否の意思表示が不明の場合には家族の承諾があること」と答えた者の割合が8.7%となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が12.0%となっている。
 性別に見ると,「本人の提供する意思表示と家族の承諾が共にあること」と答えた者の割合は女性で,「本人の提供する意思表示があること」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「本人の提供する意思表示があること」と答えた者の割合は20歳代で高くなっている。(図27表27)


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