2 調査結果の概要
6.政府に対する要望について
(1) 臓器移植に関し政府に力を入れてほしい対策 臓器移植に関して政府に力を入れてほしい対策はどのようなことか聞いたところ,「移植を受けた患者の費用負担の軽減」を挙げた者の割合が50.8%と最も高く,以下,「臓器移植に関する教育の推進」(44.9%),「臓器移植に関する医療技術の向上」(44.6%)などの順となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が11.1%となっている。(複数回答,上位3項目)
前回の調査結果と比較して見ると,「移植を受けた患者の費用負担の軽減」(60.4%→50.8%)を挙げた者の割合が低下し,「臓器移植に関する教育の推進」(34.0%→44.9%)を挙げた者の割合が上昇している。
都市規模別に見ると,「移植を受けた患者の費用負担の軽減」,「臓器移植に関する教育の推進」,「臓器移植に関する医療技術の向上」を挙げた者の割合は,大都市で高くなっている。
年齢別に見ると,「移植を受けた患者の費用負担の軽減」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「臓器移植に関する教育の推進」を挙げた者の割合は20歳代,40歳代で,「臓器移植に関する医療技術の向上」を挙げた者の割合は40歳代で,それぞれ高くなっている。(図28,表28)
前回の調査結果と比較して見ると,「移植を受けた患者の費用負担の軽減」(60.4%→50.8%)を挙げた者の割合が低下し,「臓器移植に関する教育の推進」(34.0%→44.9%)を挙げた者の割合が上昇している。
都市規模別に見ると,「移植を受けた患者の費用負担の軽減」,「臓器移植に関する教育の推進」,「臓器移植に関する医療技術の向上」を挙げた者の割合は,大都市で高くなっている。
年齢別に見ると,「移植を受けた患者の費用負担の軽減」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「臓器移植に関する教育の推進」を挙げた者の割合は20歳代,40歳代で,「臓器移植に関する医療技術の向上」を挙げた者の割合は40歳代で,それぞれ高くなっている。(図28,表28)
ア 学校教育に臓器移植に関する知識を取り入れることについて
臓器移植に関して政府に力を入れてほしい対策のうち,「臓器移植に関する教育の推進」を挙げた者(943人)に,学校教育のうち,どの段階から臓器移植に関する基本的な知識を教える必要があると考えるか聞いたところ,「小学校」と答えた者の割合が45.8%,「中学校」と答えた者の割合が44.1%,「高等学校」と答えた者の割合が8.0%,「大学(短大を含む)」と答えた者の割合が1.2%となっている。
都市規模別に見ると,「小学校」と答えた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「小学校」と答えた者の割合は30歳代で,「中学校」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図29,表29)
都市規模別に見ると,「小学校」と答えた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「小学校」と答えた者の割合は30歳代で,「中学校」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図29,表29)
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