• 環境・自然

6ページ目-自然の保護と利用に関する世論調査(平成13年5月調査)

2001年9月3日掲載

報告書の引用について

調査データを引用・転載する場合には、出典を明記してください。
出典を編集・加工等して利用する場合には、その旨も明記してください。
詳細及びその他のルールについては「リンク・著作権等について」をご参照ください。

ご協力のお願い

今後の業務の参考にしたいため、大変お手数ですが、引用のご連絡をお願いします。

インターネットからのご連絡

内閣府が運営する引用連絡フォームにて必要事項をご記入ください。

引用連絡フォーム

郵送でのご連絡

掲載部分の写しを以下お問合せ先までご送付ください。

〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1
内閣府大臣官房政府広報室 世論調査担当
電話番号 03-5253-2111(代表)

2 調査結果の概要


  1. 自然保護に関する意識について

    (1) 自然保護についての意識

     自然保護についてどのように考えるか聞いたところ,「人間が生活していくために最も重要なこと」と答えた者の割合が40.1%,「人間社会との調和を図りながら進めていくこと」と答えた者の割合が56.8%,「開発の妨げとなるなど不要なこと」と答えた者の割合が0.8%となっている。
     前回の調査結果と比較して見ると,「人間が生活していくために最も重要なこと」(36.0%→40.1%)と答えた者の割合が上昇している。
     都市規模別に見ると,「人間が生活していくために最も重要なこと」と答えた者の割合は町村で,「人間社会との調和を図りながら進めていくこと」と答えた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると, 大きな差異は見られない。
     年齢別に見ると,「人間が生活していくために最も重要なこと」と答えた者の割合は50歳代で高くなっている。(図23表23

    ア 自然保護が必要な理由

     「人間が生活していくために最も重要なこと」,「人間社会との調和を図りながら進めていくこと」と答えた者(2,008人)に,そう思うのはどのような理由からか聞いたところ,「自然は人間の心にやすらぎやうるおいを与えてくれるから」を挙げた者の割合が71.6%と最も高く,以下,「子供たちの健全な成長や自然を学ぶ場として大切だから」(43.6%),「動植物の生態系を守ることは重要だから」(27.8%),「資源確保のために重要だから」(19.9%)などの順となっている。(2つまでの複数回答)
     前回の調査結果と比較して見ると,「自然は人間の心にやすらぎやうるおいを与えてくれるから」(74.3%→71.6%)を挙げた者の割合が低下し,「子供たちの健全な成長や自然を学ぶ場として大切だから」(37.7%→43.6%)を挙げた者の割合が上昇している。(図24
     性別に見ると,「自然は人間の心にやすらぎやうるおいを与えてくれるから」,「子供たちの健全な成長や自然を学ぶ場として大切だから」を挙げた者の割合は女性で,「動植物の生態系を守ることは重要だから」,「資源確保のために重要だから」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
     年齢別に見ると,「自然は人間の心にやすらぎやうるおいを与えてくれるから」を挙げた者の割合は50歳代,60歳代で,「子供たちの健全な成長や自然を学ぶ場として大切だから」を挙げた者の割合は30歳代で,「動植物の生態系を守ることは重要だから」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「資源確保のために重要だから」を挙げた者の割合は60歳代で,それぞれ高くなっている。(表24

    (2) 自然保護に最も力を入れたい地域

     今後,自然保護に最も力を入れるべき地域はどこだと思うか聞いたところ,「メダカやホタルなどの昆虫・小動物が生息している地域」と答えた者の割合が41.7%と最も高く,以下,「都市内の自然が残っている地域」(22.9%),「国立公園に代表される傑出した自然のある地域」(16.8%),「ハイキングや保養に適した近郊の地域」(13.2%)の順となっている。
     前回の調査結果と比較して見ると,「メダカやホタルなどの昆虫・小動物が生息している地域」(33.3%→41.7%)と答えた者の割合が上昇し,「国立公園に代表される傑出した自然のある地域」(18.9%→16.8%)と答えた者の割合が低下している。
     都市規模別に見ると,「メダカやホタルなどの昆虫・小動物が生息している地域」と答えた者の割合は町村で,「都市内の自然が残っている地域」と答えた者の割合は大都市,中都市で,「国立公園に代表される傑出した自然のある地域」と答えた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,大きな差異は見られない。
     年齢別に見ると,「ハイキングや保養に適した近郊の地域」と答えた者の割合は60歳代で高くなっている。(図25,表25

    (3) 身近な自然を保護するための施策

     都市内の自然が残っている地域や昆虫・小動物が生息している地域のような身近な自然を保護するために,国や地方公共団体はどのような施策を行うべきだと思うか聞いたところ,「開発規制を行う」と答えた者の割合が43.1%と最も高く,以下,「自然保護の呼びかけを行う 」(34.9%)などの順となっている。
     前回の調査結果と比較して見ると,「自然保護の呼びかけを行う」(29.2%→34.9%)と答えた者の割合が上昇している。
     都市規模別に見ると,「開発規制を行う」と答えた者の割合は大都市で,「自然保護の呼びかけを行う」と答えた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,「自然保護の呼びかけを行う 」と答えた者の割合は女性で高くなっている。
     年齢別に見ると,「開発規制を行う」と答えた者の割合は30歳代,40歳代で高くなっている。(図26表26

    (4) 自然を大切にする気持ちを深める方法

     国民一人ひとりに,自然を大切にするという気持ちをもっと深めてもらうためには,どのような方法が良いと思うか聞いたところ,「学校、職場などで自然保護教育を積極的に行う」を挙げた者の割合が55.9%と最も高く,以下,「身近な自然とのふれあいの場を増やす」(31.7%),「空カンなどの投げ捨てや,自然を荒らさないよう指導・監視体制を強める」(29.7%),「テレビ,新聞,ポスターなどで自然保護の重要性を訴える」(28.5%)などの順となっている。(2つまでの複数回答)
     前回の調査結果と比較して見ると,「学校、職場などで自然保護教育を積極的に行う」(50.8%→55.9%)を挙げた者の割合が上昇している。(図27
     性別に見ると, 大きな差異は見られない。
     年齢別に見ると,「学校、職場などで自然保護教育を積極的に行う」を挙げた者の割合は40歳代で,「身近な自然とのふれあいの場を増やす」を挙げた者の割合は20歳代で,「空カンなどの投げ捨てや,自然を荒らさないよう指導・監視体制を強める」を挙げた者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。(表27

目次戻る次へ
この調査は役に立ちましたか?
この調査結果は
分かりやすかったですか?

ご意見・ご感想

別の調査結果を探す

関連サイト

  • あしたの暮らしをわかりやすく 政府広報オンライン別ウインドウで開きます
Top