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世論調査内閣府

2 調査結果の概要


  1. 秋季入学について

    (1) 秋季入学への関心

     将来我が国の学校(幼稚園から大学までの学校)の入学時期について,現在の4月入学から例えば9月入学など秋季入学に移行すべきだとの意見があるが,あなたは秋季入学についてどの程度の関心を持っているか聞いたところ,「関心がある」とする者の割合が31.6%(「非常に関心がある」7.8%+「やや関心がある」23.8%),「関心がない」とする者の割合が64.5%(「あまり関心がない」42.2%+「全く関心がない」22.2%)となっている。
     都市規模別に見ると,「関心がある」とする者の割合は大都市,中都市で,「関心がない」とする者の割合は小都市,町村で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,大きな差異は見られない。
     性・年齢別に見ると,「関心がある」とする者の割合は男女共に40歳代で,「関心がない」とする者の割合は男性の15歳から19歳,20歳代と女性の20歳代で,それぞれ高くなっている。(図10
     職業別に見ると,「関心がある」とする者の割合は管理・専門技術・事務職で,「関心がない」とする者の割合は労務職で,それぞれ高くなっている。(表10
     また,20歳以上の者について,前回の調査結果(昭和63年9月調査をいう。以下同様。)と比較して見ると,大きな変化はみられない。(参考図参考表

    (2) 秋季入学に対する意見について
    ア 入学時期を世界にあわせるべきとの意見について

     秋季入学に関する「教育の国際化を図る観点から,入学時期を世界の多数の国に合わせるべきである」という意見についてどのように思うか聞いたところ,「そう思う」とする者の割合が42.1%(「全くそう思う」(8.8%)+「ある程度そう思う」(33.3%)),「そうは思わない」とする者の割合が49.8%(「あまりそうは思わない」(35.8%)+「全くそうは思わない」(14.0%))となっている。
     都市規模別に見ると,「そう思う」とする者の割合は中都市で高くなっている。
     性別に見ると,「そうは思わない」とする者の割合は男性で高くなっている。
     性・年齢別に見ると,「そう思う」とする者の割合は女性の50歳代で,「そうは思わない」とする者の割合は男性の20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図11
     職業別に見ると,「そう思う」とする者の割合は管理・専門技術・事務職,主婦で,「そうは思わない」とする者の割合は労務職,学生で,それぞれ高くなっている。(表11
     また,20歳以上の者について,前回の調査結果と比較して見ると,「そう思う」(30.8%→42.3%)とする者の割合が上昇し,「そうは思わない」(52.1%→49.2%)とする者の割合が低下している。(参考図参考表

    イ 4月入学を維持しその他の方法で国際化を図るべきとの意見について

     秋季入学に関する「当面は現在の原則4月入学とし,いろいろな工夫により教育の国際化を図るべきである」という意見についてどのように思うか聞いたところ,「そう思う」とする者の割合が68.7%(「全くそう思う」16.7%+「ある程度そう思う」51.9%),「そうは思わない」とする者の割合が21.9%(「あまりそうは思わない」17.2%+「全くそうは思わない」4.7%)となっている。
     都市規模別に見ると,「そう思う」とする者の割合は中都市で,「そうは思わない」とする者の割合は大都市,小都市で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,「そうは思わない」とする者の割合は男性で高くなっている。
     性・年齢別に見ると,「そう思う」とする者の割合は男性の30歳代で,「そうは思わない」とする者の割合は男性の40歳代で,それぞれ高くなっている。(図12
     職業別に見ると,「そう思う」とする者の割合は管理・専門技術・事務職で,「そうは思わない」とする者の割合は労務職で,それぞれ高くなっている。(表12
     また,20歳以上の者について,前回の調査結果と比較して見ると,「そう思う」(62.5%→68.4%)とする者の割合が上昇している。(参考図参考表

    ウ 入学時期はそれぞれの国で決めればよいとの意見について

     秋季入学に関する「入学時期はそれぞれの国の歴史や文化により独自に決めればよい」という意見についてどのように思うか聞いたところ,「そう思う」とする者の割合が70.8%(「全くそう思う」25.8%+「ある程度そう思う」44.9%),「そうは思わない」とする者の割合が21.6%(「あまりそうは思わない」16.9%+「全くそうは思わない」4.7%)となっている。
     都市規模別に見ると,「そう思う」とする者の割合は中都市で,「そうは思わない」とする者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
     性・年齢別に見ると,「そうは思わない」とする者の割合は男性の40歳代で高くなっている。(図13
     職業別に見ると,「そう思う」とする者の割合は労務職,学生で,「そうは思わない」とする者の割合は管理・専門技術・事務職で,それぞれ高くなっている。(表13
     また,20歳以上の者について,前回の調査結果と比較して見ると,「そうは思わない」(15.2%→21.8%)とする者の割合が上昇している。(参考図参考表

    (3) 秋季入学の社会的影響

     仮に,秋季入学に移行すれば,学校のみならず社会に大きな影響を与えるものと考えられるが,企業・官公庁等の採用・人事への影響についてどう思うか聞いたところ,「従来から4月に新規卒業者を一括採用しているので,企業等の採用・人事が混乱する」と答えた者の割合が43.3%,「移行期に多少の混乱はあるが,何とか対処できる」と答えた者の割合が46.2%となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が10.1%となっている。
     都市規模別に見ると,「従来から4月に新規卒業者を一括採用しているので,企業等の採用・人事が混乱する」と答えた者の割合は町村で,「移行期に多少の混乱はあるが,何とか対処できる」と答えた者の割合は大都市,中都市で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,「従来から4月に新規卒業者を一括採用しているので,企業等の採用・人事が混乱する」と答えた者の割合は女性で,「移行期に多少の混乱はあるが,何とか対処できる」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
     性・年齢別に見ると,「従来から4月に新規卒業者を一括採用しているので,企業等の採用・人事が混乱する」と答えた者の割合は女性の60歳代で,「移行期に多少の混乱はあるが,何とか対処できる」と答えた者の割合は男性の20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。(図14
     職業別に見ると,「従来から4月に新規卒業者を一括採用しているので,企業等の採用・人事が混乱する」と答えた者の割合は主婦,学生で,「移行期に多少の混乱はあるが,何とか対処できる」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職で,それぞれ高くなっている。(表14)
     また,20歳以上の者について,前回の調査結果と比較して見ると,「従来から4月に新規卒業者を一括採用しているので,企業等の採用・人事が混乱する」(37.1%→43.0%),「移行期に多少の混乱はあるが,何とか対処できる」(43.0%→46.7%)と答えた者の割合が上昇している。(参考図参考表

    (4) 学校全体の秋季入学導入への賛否

     我が国の学校の入学時期について,原則4月から原則9月などの秋季へ変更することについての賛否を聞いたところ,「賛成」とする者の割合が37.2%(「賛成である」10.1%+「どちらかといえば賛成である」27.0%),「反対」とする者の割合が45.9%(「どちらかといえば反対である」31.1%+「反対である」14.9%)となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が16.9%となっている。
     都市規模別に見ると,「賛成」とする者の割合は大都市,中都市で,「反対」とする者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,「賛成」とする者の割合は男性で高くなっている。
     性・年齢別に見ると,「賛成」とする者の割合は男性の40歳代で高くなっている。(図15
     職業別に見ると,「賛成」とする者の割合は管理・専門技術・事務職で高くなっている。(表15
     また,20歳以上の者について,前回の調査結果と比較して見ると,「賛成」(27.1%→36.8%)とする者の割合が上昇し,「反対」(51.4%→45.9%)とする者の割合が低下している。(参考図参考表

    ア 学校全体の秋季入学導入に賛成の理由

     「賛成」とする者(1,283人)にそのように考える理由を聞いたところ,「教育の国際化が推進できる」を挙げた者の割合が47.9%と最も高く,以下,「入学試験が夏休み中に行われ,面接や論文の活用等により,丁寧に行える」(28.3%),「夏休みの期間中,子供が地域社会の活動に参加しやすくなる」(28.1%),「夏休みの期間中,家庭において子供との触れ合いが充実する」(24.9%),「夏休みが学年末に来る方が合理的な学年暦になる」(22.6%)の順となっている。(図16
     都市規模別に見ると,「夏休みの期間中,家庭において子供との触れ合いが充実する」を挙げた者の割合は町村で高くなっている。(表16
     また,20歳以上の者について,前回の調査結果と比較して見ると,「入学試験が夏休み中に行われ,面接や論文の活用等により,丁寧に行える」(23.2%→28.1%)を挙げた者の割合が上昇し,「夏休みの期間中,家庭において子供との触れ合いが充実する」(34.2%→24.4%),「夏休みが学年末に来る方が合理的な学年暦になる」(26.0%→22.3%)を挙げた者の割合が低下している。(参考図参考表

    イ 学校全体の秋季入学導入に反対の理由

     「反対」とする者(1,586人)にそのように考える理由を聞いたところ,「現行の制度で特に支障はない」を挙げた者の割合が60.5%と最も高く,以下,「社会・学校に大きな混乱を招く割にはあまりメリットがない」(35.4%),「桜の咲く頃に入学するのが日本人に合っている」(34.1%)などの順となっている。(図17
     都市規模別に見ると,「桜の咲く頃に入学するのが日本人に合っている」を挙げた者の割合は町村で高くなっている。
     性別に見ると,「現行の制度で特に支障はない」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。(表17
     また,20歳以上の者について,前回の調査結果と比較して見ると,「現行の制度で特に支障はない」(75.6%→60.5%),「桜の咲く頃に入学するのが日本人に合っている」(42.7%→33.8%)を挙げた者の割合が低下し,「社会・学校に大きな混乱を招く割にはあまりメリットがない」(24.3%→34.9%)を挙げた者の割合が上昇している。(参考図参考表

    (5) 大学の秋季入学導入への賛否

     現在の大学の入学時期については,多くの大学が4月入学を採用しているが,各大学の判断により4月以外の時期にも設定できることとなっていることを説明した上で,学校制度全体ではなく大学のみについて,大学の入学時期を原則秋頃(9月)に改める(入学試験の実施時期は各大学の判断により決定することとします)ことについての賛否を聞いたところ,「賛成」とする者の割合が40.7%(「賛成である」12.8%+「どちらかといえば賛成である」27.9%),「反対」とする者の割合が40.5%(「どちらかといえば反対である」26.7%+「反対である」13.8%)となっている。なお,「わからない」とする者の割合が18.8%となっている。
     都市規模別に見ると,「賛成」とする者の割合は中都市で,「反対」とする者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,「反対」とする者の割合は男性で高くなっている。(図18
     職業別に見ると,「賛成」とする者の割合は管理・専門技術・事務職で高くなっている。(表18

    ア 大学の秋季入学導入に賛成の理由

     「賛成」とする者(1,405人)にそのように考える理由を聞いたところ,「欧米諸国では9月入学としている例が多く留学などに都合がよい」を挙げた者の割合が51.2%と最も高く,以下,「高校卒業後大学入学までの半年間に,ゆとりをもって進路決定をできる」(45.4%),「高校卒業後大学入学までの半年間を活用した大学入試の実施が期待できる」(27.5%),「高校卒業後大学入学までの半年間に,地域社会の活動などに参加しやすくなる」(26.3%),「夏頃に入学試験を実施した場合は,高等学校教育を時間をかけてしっかりと完了できる」(24.7%)の順となっている。(図19
     性別に見ると,「高校卒業後大学入学までの半年間に,ゆとりをもって進路決定をできる」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
     年齢別に見ると,「高校卒業後大学入学までの半年間に,ゆとりをもって進路決定をできる」を挙げた者の割合は20歳代で,「高校卒業後大学入学までの半年間を活用した大学入試の実施が期待できる」を挙げた者の割合は15歳から19歳,40歳代で,「夏頃に入学試験を実施した場合は,高等学校教育を時間をかけてしっかりと完了できる」を挙げた者の割合は40歳代で,それぞれ高くなっている。(表19

    イ 大学の秋季入学導入に反対の理由

     「反対」とする者(1,399人)にそのように考える理由を聞いたところ,「現行の制度で特に支障はない」を挙げた者の割合が58.0%と最も高く,以下,「高校卒業後大学入学までの半年間にどこにも所属しないでいることは,不適当である」(33.2%),「入学時期と年度とにずれが生じることで,生活上,経済上様々な不都合が生じる」(33.0%),「半年間の空白期間が無駄である」(24.7%),「桜の咲く頃に入学するのが日本人に合っている」(24.3%)などの順となっている。(図20
     都市規模別に見ると,「現行の制度で特に支障はない」を挙げた者の割合は小都市で,「半年間の空白期間が無駄である」を挙げた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,「現行の制度で特に支障はない」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
     年齢別に見ると,「現行の制度で特に支障はない」を挙げた者の割合は60歳代で,「高校卒業後大学入学までの半年間にどこにも所属しないでいることは,不適当である」,「半年間の空白期間が無駄である」を挙げた者の割合は15歳から19歳で,「入学時期と年度とにずれが生じることで,生活上,経済上様々な不都合が生じる」を挙げた者の割合は40歳代で,「桜の咲く頃に入学するのが日本人に合っている」を挙げた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(表20

    (6) 高校卒業から大学入学までの時期の過ごし方

     仮に,大学への入学時期だけが9月となった場合,高等学校を卒業してから大学入学までの半年間は,学生は何をして過ごすことになると思うか聞いたところ,「入学試験の受験とその準備」を挙げた者の割合が47.3%と最も高く,以下,「アルバイト」(43.9%),「ボランティア活動」(23.7%),「長期間の旅行」(21.8%),「趣味,教養」(21.4%)などの順となっている。(図21
     都市規模別に見ると,「入学試験の受験とその準備」,「ボランティア活動」,「長期間の旅行」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
     性・年齢別に見ると,「アルバイト」を挙げた者の割合は男性の15歳から19歳,20歳代,30歳代と女性の20歳代,30歳代で,「ボランティア活動」を挙げた者の割合は女性の50歳代で,「長期間の旅行」を挙げた者の割合は男女共に20歳代,30歳代で,「趣味,教養」を挙げた者の割合は男女共に15歳から19歳,20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。
     職業別に見ると,「入学試験の受験とその準備」を挙げた者の割合は主婦で,「アルバイト」を挙げた者の割合は労務職,学生で,「ボランティア活動」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で,「長期間の旅行」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職,学生で,「趣味,教養」を挙げた者の割合は学生で,それぞれ高くなっている。(表21


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