• 教育・人材育成

2ページ目-生涯学習に関する世論調査(平成11年12月調査)

2000年3月27日掲載

報告書の引用について

調査データを引用・転載する場合には、出典を明記してください。
出典を編集・加工等して利用する場合には、その旨も明記してください。
詳細及びその他のルールについては「リンク・著作権等について」をご参照ください。

ご協力のお願い

今後の業務の参考にしたいため、大変お手数ですが、引用のご連絡をお願いします。

インターネットからのご連絡

内閣府が運営する引用連絡フォームにて必要事項をご記入ください。

引用連絡フォーム

郵送でのご連絡

掲載部分の写しを以下お問合せ先までご送付ください。

〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1
内閣府大臣官房政府広報室 世論調査担当
電話番号 03-5253-2111(代表)

2 調査結果の概要


  1. 生涯学習の現状

    (1) 「生涯学習」という言葉の周知度
     「生涯学習」という言葉を聞いたことがあるかどうか聞いたところ、「聞いたことがある」と答えた者の割合が74.0%、「聞いたことがない」と答えた者の割合が26.0% となっている。
     前回の調査結果(平成4年2月の調査結果をいう。以下同じ。)と比較して見ると、「聞いたことがある」と答えた者の割合が上昇(64.5%→74.0%)し、「聞いたことがない」と答えた者の割合が低下(35.5%→26.0%)している。
     年齢別に見ると、「聞いたことがある」と答えた者の割合は40歳代で、「聞いたことがない」と答えた者の割合は20歳代、70歳以上で、それぞれ高くなっている。(表1図1

    (2) この1年間の生涯学習の実施状況
     「生涯学習」とは、一人一人が、自分の人生を楽しく豊かにするために、生涯のいろいろな時期に、自分から進んで行う学習やスポーツ、文化活動、ボランティア活動、趣味などのさまざまな活動のことをいうが、この1年くらいの間に、このような「生涯学習」をしたことがあるかどうか聞いたところ、「趣味的なもの(音楽、美術、華道、舞踊、書道など)」を挙げた者の割合が22.0%、「健康・スポーツ(健康法、医学、栄養、ジョギング、水泳など)」を挙げた者の割合が21.7%と高くなっている。なお、「特にそういうことはしていない」を挙げた者の割合は54.7% となっている。(複数回答)
     性別に見ると、「趣味的なもの(音楽、美術、華道、舞踊、書道など)」を挙げた者の割合は女性で、「健康・スポーツ(健康法、医学、栄養、ジョギング、水泳など)」を挙げた者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
     年齢別に見ると、「健康・スポーツ(健康法、医学、栄養、ジョギング、水泳など)」を挙げた者の割合は40歳代で高くなっている。(表2図2

    ア 生涯学習のきっかけ
     この1年間くらいの間に、「生涯学習」をしたことがあると答えた者(1,544人)に生涯学習をするようになったきっかけは何か聞いたところ、「趣味を豊かにするため」を挙げた者の割合が51.2%と最も高く、以下、「教養・能力を高めるため」(31.0%)、「家族や知人に勧められた・誘われたため」(26.6%)、「現在の仕事や就職・転職に必要なため」(20.3%)などの順となっている。(複数回答)
     都市規模別に見ると、「教養・能力を高めるため」を挙げた者の割合は政令指定都市で、「家族や知人に勧められた・誘われたため」を挙げた者の割合は町村で、それぞれ高くなっている。
     性別に見ると、「趣味を豊かにするため」、「家族や知人に勧められた・誘われたため」を挙げた者の割合は女性で、「現在の仕事や就職・転職に必要なため」を挙げた者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
     年齢別に見ると、「趣味を豊かにするため」を挙げた者の割合は60歳代で、「家族や知人に勧められた・誘われたため」を挙げた者の割合は70歳以上で、「現在の仕事や就職・転職に必要なため」を挙げた者の割合は30歳代で、それぞれ高くなっている。(表3図3

    イ 生涯学習活動の形態
     この1年間くらいの間に、「生涯学習」をしたことがあると答えた者(1,544人)に、どのようなかたちで生涯学習活動を行っているか聞いたところ、「同好者が自主的に行っている集まり」を挙げた者の割合が40.5%と最も高く、以下、「公民館などにおける都道府県や市町村などの自治体の講座や教室」(32.7%)、「カルチャーセンターやスポーツクラブなど民間の講座や教室」(24.4%)などの順となっている。(複数回答)
     都市規模別に見ると、「公民館などにおける都道府県や市町村などの自治体の講座や教室」を挙げた者の割合は町村で、「カルチャーセンターやスポーツクラブなど民間の講座や教室」を挙げた者の割合は政令指定都市で、それぞれ高くなっている。
     性別に見ると、「同好者が自主的に行っている集まり」を挙げた者の割合は男性で、「公民館などにおける都道府県や市町村などの自治体の講座や教室」、「カルチャーセンターやスポーツクラブなど民間の講座や教室」を挙げた者の割合は女性で、それぞれ高くなっている。
     年齢別に見ると、「同好者が自主的に行っている集まり」を挙げた者の割合は50歳代で、「公民館などにおける都道府県や市町村などの自治体の講座や教室」を挙げた者の割合は60歳代で、「カルチャーセンターやスポーツクラブなど民間の講座や教室」を挙げた者の割合は30歳代で、それぞれ高くなっている。(表4図4

    ウ 生涯学習の成果の活用状況
     この1年間くらいの間に、「生涯学習」をしたことがあると答えた者(1,544人)に、「生涯学習」を通じて身につけた知識・技能や経験を、どのように活かしているか聞いたところ、「自分の人生がより豊かになっている」を挙げた者の割合が52.4%と最も高く、以下、「自分の健康の維持・増進に役立っている」(43.1%)、「日常の生活や地域での活動に活かしている」(25.1%)、「仕事や就職の上で活かしている」(24.5%) などの順となっている。(複数回答)
     前回の調査結果と比較して見ると、「自分の人生がより豊かになっている」を挙げた者の割合が上昇(46.2%→52.4%)している。
     都市規模別に見ると、「日常の生活や地域での活動に活かしている」を挙げた者の割合は町村で高くなっている。
     性別に見ると、「自分の人生がより豊かになっている」、「日常の生活や地域での活動に活かしている」を挙げた者の割合は女性で、「仕事や就職の上で活かしている」を挙げた者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
     年齢別に見ると、「自分の健康の維持・増進に役立っている」を挙げた者の割合は60歳代で、「仕事や就職の上で活かしている」を挙げた者の割合は30歳代で、それぞれ高くなっている。(表5図5

    エ 生涯学習をしていない理由
     この1年くらいの間に、「生涯学習」をしていないと答えた者(1,887人) に 生涯学習をしていない理由は何か聞いたところ、「仕事や家事が忙しくて時間がない」を挙げた者の割合が58.6%と最も高くなっている。(複数回答)
     年齢別に見ると、「仕事や家事が忙しくて時間がない」を挙げた者の割合は40歳代で高くなっている。(表6図6


目次戻る次へ
この調査は役に立ちましたか?
この調査結果は
分かりやすかったですか?

ご意見・ご感想

別の調査結果を探す

関連サイト

  • あしたの暮らしをわかりやすく 政府広報オンライン別ウインドウで開きます
Top