2.交通安全
(1) 道路交通の安全性向上のための道路施策
道路交通の安全性向上のためには、どのような対策が必要だと思うか聞いたところ、「生活道路において歩道整備や歩道拡幅、ガードレールの設置などを行う」を挙げた者の割合が63.9%と最も高く、以下、「歩行者・自転車・自動車が適切に分離された自転車の通行空間の整備を行う」(57.5%)、「通学路や園児の移動経路における危険な箇所の点検や、地域ぐるみの教育や見守り活動などを行う」(45.4%)、「交差点での右折車線の設置や幹線道路での中央帯の設置などを行う」(41.6%)などの順となっている。(複数回答、上位4項目)
都市規模別に見ると、「歩行者・自転車・自動車が適切に分離された自転車の通行空間の整備を行う」を挙げた者の割合は大都市で、「通学路や園児の移動経路における危険な箇所の点検や、地域ぐるみの教育や見守り活動などを行う」を挙げた者の割合は中都市で、それぞれ高くなっている。
性別に見ると、「交差点での右折車線の設置や幹線道路での中央帯の設置などを行う」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
年齢別に見ると、「交差点での右折車線の設置や幹線道路での中央帯の設置などを行う」を挙げた者の割合は50歳代で高くなっている。(図3、表3(CSV形式:3KB)、表3-参考1(CSV形式:2KB)、表3-参考2(CSV形式:1KB)、表3-参考3(CSV形式:1KB)、表3-参考4(CSV形式:1KB)、表3-参考5(CSV形式:1KB))
(2) 歩行者の立場から望む道路施策
高齢の歩行者などに対する配慮として、歩行者の立場からどのような道路施策が必要だと思うか聞いたところ、「歩道を設置したり幅を拡げたり、段差・傾きの解消などを行う」を挙げた者の割合が74.8%と最も高く、以下、「自転車と歩行者の通行空間を分離する」(62.0%)、「高齢者や車いす使用者などが快適に移動できるバリアフリー経路の案内をする」(38.6%)、「違法に設置された看板や放置自転車を撤去する」(32.1%)、「電線類の地中化を行い、電柱を撤去する」(31.7%)などの順となっている。(複数回答、上位5項目)
都市規模別に見ると、「歩道を設置したり幅を拡げたり、段差・傾きの解消などを行う」を挙げた者の割合は小都市で、「自転車と歩行者の通行空間を分離する」、「電線類の地中化を行い、電柱を撤去する」を挙げた者の割合は大都市で、「違法に設置された看板や放置自転車を撤去する」を挙げた者の割合は町村で、それぞれ高くなっている。
性別に見ると、「自転車と歩行者の通行空間を分離する」を挙げた者の割合は女性で、「違法に設置された看板や放置自転車を撤去する」、「電線類の地中化を行い、電柱を撤去する」を挙げた者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「電線類の地中化を行い、電柱を撤去する」を挙げた者の割合は50歳代で高くなっている。(図4、表4(CSV形式:2KB)、表4-参考1(CSV形式:1KB)、表4-参考2(CSV形式:1KB)、表4-参考3(CSV形式:1KB)、表4-参考4(CSV形式:1KB)、表4-参考5(CSV形式:2KB))