1.現在の生活について
(1) 去年と比べた生活の向上感
生活は、去年の今頃と比べてどうかと聞いたところ、「向上している」と答えた者の割合が6.6%、「同じようなもの」と答えた者の割合が78.4%、「低下している」と答えた者の割合が14.7%となっている。
前回の調査結果(平成28年7月調査結果をいう。以下同じ。)と比較して見ると、「同じようなもの」(76.7%→78.4%)と答えた者の割合が上昇し、「低下している」(17.5%→14.7%)と答えた者の割合が低下している。
年齢別に見ると、「同じようなもの」と答えた者の割合は40歳代、50歳代で、「低下している」と答えた者の割合は60歳代、70歳以上で、それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると、「同じようなもの」と答えた者の割合は男性の40歳代、女性の40歳代、50歳代で、「低下している」と答えた者の割合は男性の60歳代、70歳以上、女性の60歳代、70歳以上で、それぞれ高くなっている。
職業別に見ると、「同じようなもの」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職で高くなっている。(図1-1、図1-2、図1-参考、表1-1(CSV形式:2KB)、表1-2(CSV形式:3KB))
(2) 現在の生活に対する満足度
全体として、現在の生活にどの程度満足しているか聞いたところ、「満足」とする者の割合が73.9%(「満足している」12.2%+「まあ満足している」61.7%)、「不満」とする者の割合が25.0%(「やや不満だ」19.9%+「不満だ」5.1%)となっている。
前回の調査結果と比較して見ると、「満足」(70.1%→73.9%)とする者の割合が上昇し、「不満」(28.5%→25.0%)とする者の割合が低下している。
都市規模別に見ると、大きな差異は見られない。
年齢別に見ると、「満足」とする者の割合は18~29歳、30歳代で、「不満」とする者の割合は50歳代で、それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると、「満足」とする者の割合は男性の18~29歳、女性の18~29歳で、「不満」とする者の割合は男性の50歳代で、それぞれ高くなっている。
従業上の地位別に見ると、「満足」とする者の割合は主婦、学生で、「不満」とする者の割合は自営業主、その他の無職で、それぞれ高くなっている。
職業別に見ると、「満足」とする者の割合は管理・専門技術・事務職で、「不満」とする者の割合は販売・サービス・保安職、生産・輸送・建設・労務職で、それぞれ高くなっている。(図2-1、図2-2、表2-1(CSV形式:3KB)、表2-2(CSV形式:2KB)、表2参考1(CSV形式:3KB)、表2参考2(CSV形式:1KB))
(3) 現在の生活の各面での満足度
所得・収入、資産・貯蓄、耐久消費財、食生活、住生活、自己啓発・能力向上、レジャ-・余暇生活のそれぞれの面で、どの程度満足しているか聞いたところ、「満足」(「満足している」+「まあ満足している」)とする者の割合は、
・ 所得・収入の面では51.3%(「満足している」7.9%+「まあ満足している」43.4%)
・ 資産・貯蓄の面では44.4%(「満足している」5.6%+「まあ満足している」38.7%)
・ 耐久消費財の面では77.0%(「満足している」16.4%+「まあ満足している」60.6%)
・ 食生活の面では89.3%(「満足している」26.0%+「まあ満足している」63.3%)
・ 住生活の面では83.3%(「満足している」25.7%+「まあ満足している」57.6%)
・ 自己啓発・能力向上の面では62.2%(「満足している」9.6%+「まあ満足している」52.6%)
・ レジャ-・余暇生活の面では62.8%(「満足している」14.5%+「まあ満足している」48.3%)
となっている。
また、「不満」(「やや不満だ」+「不満だ」)とする者の割合は、
・ 所得・収入の面では46.9%(「やや不満だ」34.1%+「不満だ」12.8%)
・ 資産・貯蓄の面では52.4%(「やや不満だ」37.3%+「不満だ」15.1%)
・ 耐久消費財の面では20.8%(「やや不満だ」17.1%+「不満だ」3.7%)
・ 食生活の面では10.0%(「やや不満だ」8.4%+「不満だ」1.6%)
・ 住生活の面では16.1%(「やや不満だ」12.8%+「不満だ」3.4%)
・ 自己啓発・能力向上の面では29.7%(「やや不満だ」25.4%+「不満だ」4.4%)
・ レジャ-・余暇生活の面では33.7%(「やや不満だ」25.4%+「不満だ」8.3%)
となっている。
前回の調査結果と比較して見ると、所得・収入の面で、「満足」(48.1%→51.3%)とする者の割合が上昇し、「不満」(49.6%→46.9%)とする者の割合が低下している。資産・貯蓄の面で、「満足」(42.0%→44.4%)とする者の割合が上昇し、「不満」(54.6%→52.4%)とする者の割合が低下している。耐久消費財の面で、「満足」(75.3%→77.0%)とする者の割合が上昇している。食生活の面で、「満足」(88.0%→89.3%)とする者の割合が上昇し、「不満」(11.3%→10.0%)とする者の割合が低下している。住生活の面で、「満足」(81.4%→83.3%)とする者の割合が上昇し、「不満」(17.7%→16.1%)とする者の割合が低下している。自己啓発・能力向上の面で、大きな変化は見られない。(図3、図3-参考、表3-1(CSV形式:2KB)、表3-2(CSV形式:3KB))
ア 所得・収入
所得・収入に対する満足度を性別に見ると、「満足」とする者の割合は女性で、「不満」とする者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「不満」とする者の割合は60歳代で高くなっている。
性・年齢別に見ると、「不満」とする者の割合は男性の40歳代、60歳代で高くなっている。
従業上の地位別に見ると、「満足」とする者の割合は主婦、学生で、「不満」とする者の割合は自営業主、その他の無職で、それぞれ高くなっている。
職業別に見ると、「満足」とする者の割合は管理・専門技術・事務職で、「不満」とする者の割合は販売・サービス・保安職、生産・輸送・建設・労務職で、それぞれ高くなっている。(図4-1、図4-2、表4-1(CSV形式:3KB)、表4-2(CSV形式:2KB)、表4参考(CSV形式:1KB))
イ 資産・貯蓄
資産・貯蓄に対する満足度を年齢別に見ると、「満足」とする者の割合は60歳代、70歳以上で、「不満」とする者の割合は30歳代から50歳代で、それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると、「満足」とする者の割合は男性の70歳以上、女性の70歳以上で、「不満」とする者の割合は男性の30歳代、40歳代、女性の30歳代から50歳代で、それぞれ高くなっている。
従業上の地位別に見ると、「満足」とする者の割合は主婦、学生で、「不満」とする者の割合は雇用者で、それぞれ高くなっている。
職業別に見ると、「満足」とする者の割合は管理・専門技術・事務職で、「不満」とする者の割合は販売・サービス・保安職、生産・輸送・建設・労務職で、それぞれ高くなっている。(図5-1、図5-2、表5-1(CSV形式:3KB)、表5-2(CSV形式:2KB)、表5参考(CSV形式:1KB))
ウ 自動車、電気製品、家具などの耐久消費財
自動車、電気製品、家具などの耐久消費財に対する満足度を性別に見ると、大きな差異は見られない。
年齢別に見ると、「満足」とする者の割合は60歳代で、「不満」とする者の割合は30歳代から50歳代で、それぞれ高くなっている。(図6-1、図6-2、表6-1(CSV形式:3KB)、表6-2(CSV形式:2KB)、表6参考(CSV形式:1KB))
エ 食生活
食生活に対する満足度を都市規模別に見ると、「不満」とする者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると、「満足」とする者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると、「満足」とする者の割合は18~29歳で高くなっている。
性・年齢別に見ると、「満足」とする者の割合は女性の18~29歳で、「不満」とする者の割合は男性の50歳代で、それぞれ高くなっている。
職業別に見ると、「満足」とする者の割合は管理・専門技術・事務職で、「不満」とする者の割合は販売・サービス・保安職、生産・輸送・建設・労務職で、それぞれ高くなっている。(図7-1、図7-2、表7-1(CSV形式:3KB)、表7-2(CSV形式:1KB))
オ 住生活
住生活に対する満足度を都市規模別に見ると、「不満」とする者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると、「満足」とする者の割合は男性で、「不満」とする者の割合は女性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「満足」とする者の割合は18~29歳、70歳以上で、「不満」とする者の割合は30歳代、50歳代で、それぞれ高くなっている。
従業上の地位別に見ると、「満足」とする者の割合は家族従業者、学生で、「不満」とする者の割合は雇用者で、それぞれ高くなっている。(図8-1、図8-2、表8-1(CSV形式:3KB)、表8-2(CSV形式:2KB)、表8参考(CSV形式:1KB))
カ 自己啓発・能力向上
自己啓発・能力向上に対する満足度を都市規模別に見ると、「満足」とする者の割合は小都市で高くなっている。
性別に見ると、「満足」とする者の割合は男性で高くなっている。
年齢別に見ると、「満足」とする者の割合は18~29歳で、「不満」とする者の割合は30歳代から50歳代で、それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると、「満足」とする者の割合は男性の18~29歳、女性の18~29歳で、「不満」とする者の割合は女性の40歳代、50歳代で、それぞれ高くなっている。
職業別に見ると、「満足」とする者の割合は管理・専門技術・事務職で高くなっている。(図9-1、図9-2、表9-1(CSV形式:3KB)、表9-2(CSV形式:1KB))
キ レジャ-・余暇生活
レジャ-・余暇生活に対する満足度を性別に見ると、大きな差異は見られない。
年齢別に見ると、「満足」とする者の割合は18~29歳で、「不満」とする者の割合は40歳代、50歳代で、それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると、「満足」とする者の割合は男性の18~29歳、女性の18~29歳で、「不満」とする者の割合は男性の50歳代、女性の50歳代で、それぞれ高くなっている。
職業別に見ると、「満足」とする者の割合は管理・専門技術・事務職で、「不満」とする者の割合は販売・サービス・保安職で、それぞれ高くなっている。(図10-1、図10-2、表10-1(CSV形式:3KB)、表10-2(CSV形式:2KB)、表10参考(CSV形式:1KB))
(4) 現在の生活の充実感
日頃の生活の中で、どの程度充実感を感じているか聞いたところ、「充実感を感じている」とする者の割合が73.5%(「十分充実感を感じている」13.2%+「まあ充実感を感じている」60.3%)、「充実感を感じていない」とする者の割合が24.9%(「あまり充実感を感じていない」19.7%+「ほとんど(全く)充実感を感じていない」5.2%)となっている。
前回の調査結果と比較して見ると、「充実感を感じている」(71.5%→73.5%)とする者の割合が上昇している。
性別に見ると、「充実感を感じている」とする者の割合は女性で、「充実感を感じていない」とする者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「充実感を感じている」とする者の割合は18~29歳から40歳代で、「充実感を感じていない」とする者の割合は50歳代から70歳以上で、それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると、「充実感を感じている」とする者の割合は男性の18~29歳、女性の18~29歳から40歳代で、「充実感を感じていない」とする者の割合は男性の50歳代から70歳以上で、それぞれ高くなっている。
従業上の地位別に見ると、「充実感を感じている」とする者の割合は雇用者、主婦、学生で、「充実感を感じていない」とする者の割合はその他の無職で、それぞれ高くなっている。
職業別に見ると、「充実感を感じている」とする者の割合は管理・専門技術・事務職で、「充実感を感じていない」とする者の割合は生産・輸送・建設・労務職で、それぞれ高くなっている。(図11-1、図11-2、表11-1(CSV形式:3KB)、表11-2(CSV形式:2KB)、表11参考(CSV形式:2KB))
ア 充実感を感じる時
日頃の生活の中で、「十分充実感を感じている」、「まあ充実感を感じている」、「あまり充実感を感じていない」、「どちらともいえない」と答えた者(5,960人)に、充実感を感じるのは、主にどのような時か聞いたところ、「家族団らんの時」を挙げた者の割合が49.0%と最も高く、以下、「ゆったりと休養している時」(46.1%)、「友人や知人と会合、雑談している時」(43.5%)、「趣味やスポーツに熱中している時」(42.7%)などの順となっている。(複数回答、上位4項目)
前回の調査結果と比較して見ると、「趣味やスポーツに熱中している時」(40.5%→42.7%)を挙げた者の割合が上昇している。
都市規模別に見ると、「友人や知人と会合、雑談している時」を挙げた者の割合は中都市で、「趣味やスポーツに熱中している時」を挙げた者の割合は大都市で、それぞれ高くなっている。
性別に見ると、「家族団らんの時」、「ゆったりと休養している時」、「友人や知人と会合、雑談している時」を挙げた者の割合は女性で、「趣味やスポーツに熱中している時」を挙げた者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「家族団らんの時」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で、「ゆったりと休養している時」を挙げた者の割合は30歳代、40歳代で、「友人や知人と会合、雑談している時」を挙げた者の割合は18~29歳、30歳代で、「趣味やスポーツに熱中している時」を挙げた者の割合は18~29歳で、それぞれ高くなっている。
職業別に見ると、「家族団らんの時」、「趣味やスポーツに熱中している時」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で、「友人や知人と会合、雑談している時」を挙げた者の割合は販売・サービス・保安職で、それぞれ高くなっている。(図12-1、図12-2、表12-1(CSV形式:4KB)、表12-2(CSV形式:3KB)、表12参考(CSV形式:2KB))
(5) 日常生活での悩みや不安
日頃の生活の中で、悩みや不安を感じているか聞いたところ、「悩みや不安を感じている」と答えた者の割合が63.1%、「悩みや不安を感じていない」と答えた者の割合が36.4%となっている。
前回の調査結果と比較して見ると、「悩みや不安を感じている」(65.7%→63.1%)と答えた者の割合が低下し、「悩みや不安を感じていない」(33.4%→36.4%)と答えた者の割合が上昇している。
都市規模別に見ると、「悩みや不安を感じている」と答えた者の割合は大都市で、「悩みや不安を感じていない」と答えた者の割合は町村で、それぞれ高くなっている。
性別に見ると、「悩みや不安を感じている」と答えた者の割合は女性で、「悩みや不安を感じていない」と答えた者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「悩みや不安を感じている」と答えた者の割合は50歳代で、「悩みや不安を感じていない」と答えた者の割合は18~29歳で、それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると、「悩みや不安を感じている」と答えた者の割合は女性の50歳代、60歳代で、「悩みや不安を感じていない」と答えた者の割合は男性の18~29歳、70歳以上、女性の18~29歳で、それぞれ高くなっている。
従業上の地位別に見ると、「悩みや不安を感じている」と答えた者の割合は家族従業者で、「悩みや不安を感じていない」と答えた者の割合は学生で、それぞれ高くなっている。
職業別に見ると、「悩みや不安を感じている」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職で高くなっている。(図13-1、図13-2、表13-1(CSV形式:2KB)、表13-2(CSV形式:2KB))
ア 悩みや不安の内容
日頃の生活の中で、「悩みや不安を感じている」と答えた者(3,986人)に、悩みや不安を感じているのはどのようなことか聞いたところ、「老後の生活設計について」を挙げた者の割合が53.5%、「自分の健康について」を挙げた者の割合が52.1%と高く、以下、「家族の健康について」(42.1%)、「今後の収入や資産の見通しについて」(39.7%)などの順となっている。(複数回答、上位4項目)
性別に見ると、「老後の生活設計について」、「家族の健康について」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると、「老後の生活設計について」を挙げた者の割合は50歳代、60歳代で、「自分の健康について」を挙げた者の割合は60歳代、70歳以上で、「家族の健康について」を挙げた者の割合は50歳代で、「今後の収入や資産の見通しについて」を挙げた者の割合は18~29歳から50歳代で、それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると、「老後の生活設計について」を挙げた者の割合は男性の50歳代、60歳代、女性の50歳代、60歳代で、「自分の健康について」を挙げた者の割合は男性の60歳代、70歳以上、女性の60歳代、70歳以上で、「家族の健康について」を挙げた者の割合は女性の50歳代、60歳代で、「今後の収入や資産の見通しについて」を挙げた者の割合は男性の18~29歳から50歳代、女性の18~29歳から50歳代で、それぞれ高くなっている。
従業上の地位別に見ると、「老後の生活設計について」、「今後の収入や資産の見通しについて」を挙げた者の割合は雇用者で、「自分の健康について」を挙げた者の割合は主婦、その他の無職で、「家族の健康について」を挙げた者の割合は主婦で、それぞれ高くなっている。
職業別に見ると、「老後の生活設計について」を挙げた者の割合は販売・サービス・保安職、生産・輸送・建設・労務職で、「今後の収入や資産の見通しについて」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職、販売・サービス・保安職、生産・輸送・建設・労務職で、それぞれ高くなっている。(図14-1、図14-2、表14-1(CSV形式:5KB)、表14-2(CSV形式:4KB)、表14参考(CSV形式:2KB))
(6) 時間のゆとりの有無
日頃の生活の中で、休んだり、好きなことをしたりする時間のゆとりがあるか聞いたところ、「ゆとりがある」とする者の割合が68.6%(「かなりゆとりがある」21.9%+「ある程度ゆとりがある」46.7%)、「ゆとりがない」とする者の割合が31.2%(「あまりゆとりがない」23.0%+「ほとんどゆとりがない」8.2%)となっている。
都市規模別に見ると、「ゆとりがない」とする者の割合は大都市で高くなっている。
年齢別に見ると、「ゆとりがある」とする者の割合は60歳代、70歳以上で、「ゆとりがない」とする者の割合は30歳代から50歳代で、それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると、「ゆとりがある」とする者の割合は男性の60歳代、70歳以上、女性の60歳代、70歳以上で、「ゆとりがない」とする者の割合は男性の30歳代から50歳代、女性の30歳代から50歳代で、それぞれ高くなっている。
従業上の地位別に見ると、「ゆとりがある」とする者の割合は主婦、その他の無職で、「ゆとりがない」とする者の割合は雇用者、自営業主、家族従業者で、それぞれ高くなっている。
職業別に見ると、「ゆとりがない」とする者の割合は管理・専門技術・事務職、販売・サービス・保安職、生産・輸送・建設・労務職で高くなっている。(図15-1、図15-2、表15-1(CSV形式:3KB)、表15-2(CSV形式:2KB))
(7) 自由時間の過ごし方
現在、どのようなことをして、自分の自由になる時間を過ごしているか聞いたところ、「趣味・娯楽(趣味活動、鑑賞、コンサート、スポーツ観戦など)」を挙げた者の割合が50.2%と最も高く、以下、「テレビやDVD、CDなどの視聴」(42.6%)、「家族との団らん」(37.3%)、「睡眠、休養」(37.3%)などの順となっている。(複数回答、上位4項目)
都市規模別に見ると、「テレビやDVD、CDなどの視聴」を挙げた者の割合は大都市で、「家族との団らん」を挙げた者の割合は中都市で、それぞれ高くなっている。
性別に見ると、「趣味・娯楽」を挙げた者の割合は男性で、「テレビやDVD、CDなどの視聴」、「家族との団らん」、「睡眠、休養」を挙げた者の割合は女性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「趣味・娯楽」を挙げた者の割合は18~29歳で、「テレビやDVD、CDなどの視聴」を挙げた者の割合は18~29歳、50歳代で、「家族との団らん」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で、「睡眠、休養」を挙げた者の割合は18~29歳から40歳代で、それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると、「趣味・娯楽」を挙げた者の割合は男性の18~29歳、50歳代、60歳代、女性の18~29歳で、「テレビやDVD、CDなどの視聴」を挙げた者の割合は女性の18~29歳、50歳代で、「家族との団らん」を挙げた者の割合は男性の30歳代、40歳代、女性の30歳代から50歳代で、「睡眠、休養」を挙げた者の割合は女性の18~29歳から50歳代で、それぞれ高くなっている。
職業別に見ると、「家族との団らん」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で、「睡眠、休養」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職、販売・サービス・保安職、生産・輸送・建設・労務職で、それぞれ高くなっている。(図16、表16(CSV形式:5KB)、表16参考(CSV形式:2KB))
(8) 自由時間が増えた場合にしたいこと
自由になる時間が増えるとしたら、どのようなことをしたいか聞いたところ、「旅行」を挙げた者の割合が47.0%と最も高く、以下、「趣味・娯楽(趣味活動、鑑賞、コンサート、スポーツ観戦など)」(34.8%)、「スポーツ(体操、運動、各種スポーツなど自分で行うもの)」(18.7%)、「教養・自己啓発(学習、習い事など)」(17.8%)、「睡眠、休養」(17.3%)などの順となっている。(複数回答、上位5項目)
都市規模別に見ると、「旅行」、「趣味・娯楽」、「スポーツ」、「教養・自己啓発」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると、「旅行」、「教養・自己啓発」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると、「旅行」を挙げた者の割合は18~29歳から50歳代で、「スポーツ」、「教養・自己啓発」を挙げた者の割合は30歳代、40歳代で、「睡眠、休養」を挙げた者の割合は18~29歳、30歳代で、それぞれ高くなっている。
職業別に見ると、「旅行」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職、販売・サービス・保安職で、「趣味・娯楽」、「スポーツ」、「教養・自己啓発」、「睡眠、休養」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で、それぞれ高くなっている。(図17、表17(CSV形式:5KB))
(9) 生活の程度
生活の程度は、世間一般からみて、どうか聞いたところ、「上」と答えた者の割合が1.1%、「中の上」と答えた者の割合が14.2%、「中の中」と答えた者の割合が56.5%、「中の下」と答えた者の割合が21.7%、「下」と答えた者の割合が5.0%となっている。
前回の調査結果と比較して見ると、「中の上」(12.3%→14.2%)と答えた者の割合が上昇し、「中の下」(23.2%→21.7%)と答えた者の割合が低下している。
都市規模別に見ると、「中の上」と答えた者の割合は大都市で、「中の中」と答えた者の割合は小都市で、それぞれ高くなっている。
性別に見ると、「中の中」と答えた者の割合は女性で、「中の下」と答えた者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「中の上」と答えた者の割合は18~29歳、50歳代で、「中の中」と答えた者の割合は30歳代で、「中の下」と答えた者の割合は60歳代で、それぞれ高くなっている。
職業別に見ると、「中の上」、「中の中」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職で、「中の下」と答えた者の割合は販売・サービス・保安職、生産・輸送・建設・労務職で、それぞれ高くなっている。(図18-1、図18-2、表18-1(CSV形式:3KB)、表18-2(CSV形式:4KB))