6 さい帯血移植の認識・提供件数の向上
(1) 「さい帯血移植」の周知度
白血病などの治療のために、さい帯血を移植する方法があることを知っていたか聞いたところ、「知っていた」とする者の割合が72.8%(「言葉だけは知っていた」47.5%+「内容も含めて知っていた」25.3%)、「知らなかった」と答えた者の割合が27.2%となっている。
性別に見ると、「知っていた」とする者の割合は女性で、「知らなかった」と答えた者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「知っていた」とする者の割合は割合は50歳代、60歳代で、「知らなかった」と答えた者の割合は18~29歳、30歳代で、それぞれ高くなっている。(図18、表18(CSV形式:2KB))
(2) 特定の医療機関でのみ「さい帯血」を採取されていることの認知度
白血病などの治療のためのさい帯血が、どの医療機関でも採取できるのではなく、特定の医療機関でのみ採取されていることを知っているか聞いたところ、「知っている」と答えた者の割合が30.5%、「知らない」と答えた者の割合が69.5%となっている。
都市規模別に見ると、大きな差異はみられない。
性別に見ると、「知っている」と答えた者の割合は女性で、「知らない」と答えた者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「知っている」と答えた者の割合は60歳代で、「知らない」と答えた者の割合は18~29歳、30歳代で、それぞれ高くなっている。(図19、表19(CSV形式:2KB))
(3) 「さい帯血」提供の意思
自身や家族に、さい帯血を提供できる機会があった場合、提供したいあるいは提供させたいと思うか聞いたところ、「提供したい(させたい)」と答えた者の割合が40.2%、「提供したくない(させたくない)」と答えた者の割合が19.9%となっている。なお、「わからない」と答えた者の割合が39.9%となっている。
性別に見ると、「提供したい(させたい)」と答えた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると、「提供したい(させたい)」と答えた者の割合は30歳代、40歳代で、「提供したくない(させたくない)」と答えた者の割合は60歳代、70歳以上で、それぞれ高くなっている。(図20、表20(CSV形式:2KB))