5.骨髄等ドナー登録・提供数の向上
(1) 「骨髄バンク」の周知度
「骨髄バンク」という言葉を知っているか聞いたところ、「知っている」とする者の割合が96.4%(「言葉だけは知っている」71.4%+「内容も含めて知っている」25.1%)、「知らない」と答えた者の割合が3.6%となっている。
性別に見ると、大きな差異はみられない。
年齢別に見ると、「知っている」とする者の割合は40歳代、50歳代で高くなっている。(図11、表11(CSV形式:2KB))
ア 「骨髄バンク」を知ったきっかけ
骨髄バンクについて、「言葉だけは知っている」、「内容も含めて知っている」と答えた者(1,843人)に、「骨髄バンク」という言葉を知ったきっかけは何か聞いたところ、「テレビ」を挙げた者の割合が85.8%と最も高く、以下、「新聞・雑誌・書籍」(43.8%)などの順となっている。(複数回答、上位2項目)
性別に見ると、「テレビ」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると、「新聞・雑誌・書籍」を挙げた者の割合は60歳代、70歳以上で高くなっている。(図12、表12(CSV形式:4KB))
(2) 「骨髄バンク」の登録状況
骨髄バンクにドナー登録しているか聞いたところ、「登録したことがある」とする者の割合が2.7%(「登録している」1.1%+「かつて登録していた」1.6%)、「登録したことがない」と答えた者の割合が97.3%となっている。
性別に見ると、大きな差異はみられない。(図13、表13(CSV形式:2KB))
ア 「骨髄バンク」登録の意思
骨髄バンクに、「登録したことがない」と答えた者(1,859人)に、機会があればドナー登録するか聞いたところ、「登録する」と答えた者の割合が17.4%、「登録しない」と答えた者の割合が45.8%となっている。なお、「わからない」と答えた者の割合が36.8%となっている。
都市規模別に見ると、大きな差異はみられない。
性別に見ると、「登録する」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
年齢別に見ると、「登録する」と答えた者の割合は18~29歳から40歳代で、「登録しない」と答えた者の割合は60歳代、70歳以上で、それぞれ高くなっている。(図14、表14(CSV形式:2KB))
イ 「骨髄バンク」に登録していない理由
骨髄バンクに、「登録したことがない」と答えた者(1,859人)に、ドナー登録をしない(しなかった)理由を聞いたところ、「登録方法や提供のための仕組みがわからないから」を挙げた者の割合が29.7%と最も高く、以下、「提供による身体的リスク(後遺症など)がありそうだから」(24.6%)、「提供が大変そう・痛そうだから」(21.1%)、「関心がないから」(18.8%)などの順となっている。(複数回答、上位4項目)
性別に見ると、「提供による身体的リスク(後遺症など)がありそうだから」、「提供が大変そう・痛そうだから」を挙げた者の割合は女性で、「関心がないから」を挙げた者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「登録方法や提供のための仕組みがわからないから」を挙げた者の割合は18~29歳から40歳代で、「提供による身体的リスク(後遺症など)がありそうだから」を挙げた者の割合は40歳代、50歳代で、「提供が大変そう・痛そうだから」を挙げた者の割合は30歳代、40歳代で、「関心がないから」を挙げた者の割合は60歳代、70歳以上で、それぞれ高くなっている。(図15、表15(CSV形式:5KB))
(3) 「末梢血幹細胞移植」の周知度
「末梢血幹細胞移植」という言葉を知っていたか聞いたところ、「知っていた」とする者の割合が12.9%(「言葉だけは知っていた」9.9%+「内容も含めて知っていた」3.0%)、「知らなかった」と答えた者の割合が87.1%となっている。
性別に見ると、大きな差異はみられない。
年齢別に見ると、「知っていた」とする者の割合は70歳以上で、「知らなかった」と答えた者の割合は30歳代で、それぞれ高くなっている。(図16、表16(CSV形式:2KB))
(4) 「末梢血幹細胞移植」のドナー登録の意思
「末梢血幹細胞移植」のドナー登録をしてもいいと思うか聞いたところ、「はい」と答えた者の割合が15.5%、「いいえ」と答えた者の割合が41.2%となっている。なお、「わからない」と答えた者の割合が43.3%となっている。
都市規模別に見ると、「はい」と答えた者の割合は中都市で、「いいえ」と答えた者の割合は小都市で、それぞれ高くなっている。
性別に見ると、大きな差異はみられない。
年齢別に見ると、「はい」と答えた者の割合は18~29歳、40歳代で、「いいえ」と答えた者の割合は60歳代、70歳以上で、それぞれ高くなっている。(図17、表17(CSV形式:2KB))