3.臓器提供に対する意識について
(1) 脳死または心停止下で臓器提供の意思
仮に、自分が脳死と判定された場合または自分の心臓が停止し死亡と判断された場合に、臓器提供をしたいと思うか聞いたところ、「提供したい」とする者の割合が41.9%(「提供したい」19.7%+「どちらかといえば提供したい」22.1%)、「どちらともいえない」と答えた者の割合が33.1%、「提供したくない」とする者の割合が21.6%(「どちらかといえば提供したくない」7.0%+「提供したくない」14.5%)となっている。
都市規模別に見ると、「提供したい」とする者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると、大きな差異はみられない。
年齢別に見ると、「提供したい」とする者の割合は18~29歳から40歳代で、「どちらともいえない」と答えた者の割合は30歳代、50歳代で、「提供したくない」とする者の割合は60歳代、70歳以上で、それぞれ高くなっている。(図7、表7(CSV形式:3KB)、表7参考1(CSV形式:2KB)、表7参考2(CSV形式:2KB)、表7参考3(CSV形式:1KB))
(2) 家族が脳死または心停止下で提供意思を表示していた場合の対応
仮に、家族の誰かが脳死と判定された場合または心臓が停止し死亡と判断された場合に、本人が臓器提供の意思を書面によって表示をしていた場合、その意思を尊重するか聞いたところ、「尊重する」とする者の割合が87.4%(「尊重する」59.5%+「たぶん尊重する」27.9%)、「尊重しない」とする者の割合が8.3%(「たぶん尊重しない」5.0%+「尊重しない」3.2%)となっている。
都市規模別に見ると、大きな差異はみられない。(図8、
表8(CSV形式:3KB)、表8参考1(CSV形式:1KB)、表8参考2(CSV形式:1KB)、表8参考3(CSV形式:1KB)、表8参考4(CSV形式:1KB)、表8参考5(CSV形式:2KB)、表8参考6(CSV形式:1KB))
(3) 家族が脳死または心停止下で提供の意思表示をしていなかった場合の対応
仮に、家族の誰かが脳死と判定された場合または心臓が停止し死亡と判断された場合に、本人が臓器提供について何も意思表示をしていなかった場合、臓器提供を承諾するかどうかは家族の総意で決まるが、家族の臓器提供を承諾するか聞いたところ、「承諾する」とする者の割合が38.7%(「承諾する」13.4%+「たぶん承諾する」25.3%)、「承諾しない」とする者の割合が49.1%(「たぶん承諾しない」29.3%+「承諾しない」19.8%)となっている。なお、「わからない」と答えた者の割合が12.2%となっている。
性別に見ると、「承諾する」とする者の割合は男性で、「承諾しない」とする者の割合は女性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「承諾する」とする者の割合は18~29歳、30歳代で高くなっている。(図9、
表9(CSV形式:3KB)、表9参考1(CSV形式:1KB)、表9参考2(CSV形式:1KB))