2.特殊詐欺に対する意識
(1) 特殊詐欺に対する意識
特殊詐欺に対する意識について最も近いものはどれか聞いたところ,「自分は被害にあわないと思う」とする者の割合が80.7%(「自分は被害にあわないと思う」39.6%+「どちらかといえば自分は被害にあわないと思う」41.1%),「自分は被害にあうかもしれないと思う」とする者の割合が17.8%(「どちらかといえば自分は被害にあうかもしれないと思う」13.0%+「自分は被害にあうかもしれないと思う」4.8%)となっている。
都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
性別に見ると,「自分は被害にあわないと思う」とする者の割合は男性で,「自分は被害にあうかもしれないと思う」とする者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「自分は被害にあうかもしれないと思う」とする者の割合は18~29歳で高くなっている。(図3,表3(CSV形式:3KB))
ア 被害にあわないと思う理由
特殊詐欺に対する意識について最も近いものとして,「自分は被害にあわないと思う」,「どちらかといえば自分は被害にあわないと思う」と答えた者(1,515人)に,なぜそう思うか聞いたところ,「知らない番号の電話には出なかったり,不審な電話はすぐ切るから」を挙げた者の割合が62.0%と最も高く,以下,「だまされない自信があるから(家族の声やうそを見分けられる自信がある)」(46.3%),「いつも誰かに相談するようにしているから(自分一人で判断しないから)」(40.1%)などの順となっている。(複数回答,上位3項目)
性別に見ると,「知らない番号の電話には出なかったり,不審な電話はすぐ切るから」,「いつも誰かに相談するようにしているから(自分一人で判断しないから)」を挙げた者の割合は女性で,「だまされない自信があるから(家族の声やうそを見分けられる自信がある)」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「だまされない自信があるから(家族の声やうそを見分けられる自信がある)」を挙げた者の割合は70歳以上で,「いつも誰かに相談するようにしているから(自分一人で判断しないから)」を挙げた者の割合は18~29歳から40歳代で,それぞれ高くなっている。(図4,表4(CSV形式:3KB))