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2ページ目-公共交通に関する世論調査(平成28年12月調査)

2017年2月13日掲載

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電話番号 03-5253-2111(代表)

1.日常的な公共交通機関の利用に関して

(1) 鉄道やバスの利用頻度

 鉄道やバスを合わせてどれくらい利用しているか聞いたところ,「ほぼ毎日利用する」と答えた者の割合が12.3%,「1週間に数回利用する」と答えた者の割合が8.3%,「1か月に数回利用する」と答えた者の割合が14.6%,「主に自動車を使うのでほとんど利用しない」と答えた者の割合が50.2%,「オートバイや自転車などを使うのでほとんど利用しない」と答えた者の割合が5.8%,「出かける機会が少なく,ほとんど利用しない」と答えた者の割合が8.7%となっている。
 都市規模別に見ると,「ほぼ毎日利用する」,「1か月に数回利用する」と答えた者の割合は大都市で,「主に自動車を使うのでほとんど利用しない」と答えた者の割合は小都市,町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「ほぼ毎日利用する」と答えた者の割合は18~29歳,50歳代で,「1か月に数回利用する」と答えた者の割合は70歳以上で,「主に自動車を使うのでほとんど利用しない」と答えた者の割合は30歳代から60歳代で,それぞれ高くなっている。(図1表1(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます表1参考(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

 ア 鉄道やバスを利用する目的

 鉄道やバスを「ほぼ毎日利用する」,「1週間に数回利用する」,「1か月に数回利用する」と答えた者(668人)に,普段,鉄道やバスを使う目的は何か聞いたところ,「通勤・通学」と答えた者の割合が40.0%,「業務上の移動」と答えた者の割合が7.3%,「日常的な買い物」と答えた者の割合が18.3%,「外食・娯楽」と答えた者の割合が18.3%,「病院・役所・郵便局・銀行等での用事」と答えた者の割合が12.7%となっている。
 性別に見ると,「通勤・通学」と答えた者の割合は男性で,「日常的な買い物」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。(図2表2(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます

 イ 鉄道やバスに感じる不満

 鉄道やバスを「ほぼ毎日利用する」,「1週間に数回利用する」,「1か月に数回利用する」と答えた者(668人)に,お住まいの地域の鉄道やバスのどのような点に不満を感じるか聞いたところ,「不満に思うことがある」とする者の割合が68.3%となっており,その内容として「運行本数が少ない」を挙げた者の割合が32.3%と最も高く,以下,「遅延する」(17.7%),「車内が混雑している」(15.7%),「自宅や目的地から駅,バス停までが遠い」(13.6%),「運賃が高い」(12.4%),「乗り換えが不便」(10.2%)などの順となっている。なお,「不満に思うことは特にない」と答えた者の割合が31.4%となっている。(複数回答,上位6項目)
 性別に見ると,「車内が混雑している」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。(図3表3(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます

 ウ 駅やバス停などで不足を感じる情報

 鉄道やバスを「ほぼ毎日利用する」,「1週間に数回利用する」,「1か月に数回利用する」と答えた者(668人)に,普段利用する駅やバス停などで,足りないと思う情報を聞いたところ,「不足を感じる」とする者の割合が51.2%となっており,その内容として「電車やバスの現在位置や遅延状況などの運行情報」を挙げた者の割合が21.7%と最も高く,以下,「乗り換えに関する情報」(12.6%),「駅等交通施設内部の位置情報(トイレ,エレベーターの場所など)」(11.4%),「時刻表に関する情報」(10.5%)などの順となっている。なお,「不足を感じない」と答えた者の割合が47.2%となっている。(複数回答,上位4項目)
 性別に見ると,「乗り換えに関する情報」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。(図4表4(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます表4参考(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

 エ 自動車などを利用する目的

 鉄道やバスを「主に自動車を使うのでほとんど利用しない」,「オートバイや自転車などを使うのでほとんど利用しない」と答えた者(1,065人)に,普段,自動車やオートバイ,自転車などで出かける目的は何か聞いたところ,「通勤・通学」と答えた者の割合が49.0%,「業務上の移動」と答えた者の割合が7.9%,「日常的な買い物」と答えた者の割合が30.1%,「外食・娯楽」と答えた者の割合が4.2%,「病院・役所・郵便局・銀行等での用事」と答えた者の割合が7.7%となっている。
 都市規模別に見ると,「通勤・通学」と答えた者の割合は小都市で高くなっている。
 性別に見ると,「通勤・通学」と答えた者の割合は男性で,「日常的な買い物」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。(図5表5(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます

 オ 自動車などを利用する理由

 鉄道やバスを「主に自動車を使うのでほとんど利用しない」,「オートバイや自転車などを使うのでほとんど利用しない」と答えた者(1,065人)に,なぜ鉄道やバスではなく,自動車やオートバイ,自転車などを利用するのか聞いたところ,「自動車やオートバイなどの方が早く目的地に着くから」を挙げた者の割合が60.9%と最も高く,以下,「出発地から目的地まで乗り換えせずに直接移動できて便利だから」(46.9%),「駅やバス停が遠いから」(21.3%),「利用できる鉄道やバスが地域にないから」(17.9%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 都市規模別に見ると,「自動車やオートバイなどの方が早く目的地に着くから」を挙げた者の割合は町村で,「出発地から目的地まで乗り換えせずに直接移動できて便利だから」を挙げた者の割合は大都市で,「利用できる鉄道やバスが地域にないから」を挙げた者の割合は小都市,町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「自動車やオートバイなどの方が早く目的地に着くから」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。(図6表6(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます

(2) 鉄道やバスの乗り換えに感じる不便さ

 鉄道やバスの乗り換えについて,どのような点に不便さを感じるか聞いたところ,「不便さを感じたことがある」とする者の割合が62.5%となっており,その内容として「鉄道やバスと乗り換える際の接続が悪く,長時間待たなくてはならない」を挙げた者の割合が34.7%と最も高く,次いで,「ホームやバス停が遠く,長く歩かなければならない」(22.0%)などとなっている。なお,「不便さを感じたことはない」と答えた者の割合が32.0%となっている。(複数回答,上位2項目)
 都市規模別に見ると,「不便さを感じたことがある」とする者の割合,「ホームやバス停が遠く,長く歩かなければならない」を挙げた者の割合は町村で,「鉄道やバスと乗り換える際の接続が悪く,長時間待たなくてはならない」を挙げた者の割合は小都市,町村で,「不便さを感じたことはない」と答えた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「不便さを感じたことがある」とする者の割合,「鉄道やバスと乗り換える際の接続が悪く,長時間待たなくてはならない」を挙げた者の割合は女性で,「不便さを感じたことはない」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。(図7表7(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます

(3) 鉄道やバスの利便性向上と外出回数

 鉄道やバスがもっと利用しやすければ,出かける回数が今よりも増えると思うか聞いたところ,「増えると思う」とする者の割合が39.4%(「増えると思う」18.4%+「少しは増えると思う」21.0%),「変わらないと思う」とする者の割合が59.5%(「あまり変わらないと思う」23.8%+「変わらないと思う」35.7%)となっている。
 性別に見ると,「増えると思う」とする者の割合は女性で,「変わらないと思う」とする者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「増えると思う」とする者の割合は18~29歳から40歳代で,「変わらないと思う」とする者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図8表8(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます

(4) 自宅から駅やバス停までの許容時間

 引っ越しすることになった場合,自宅から駅やバス停までの徒歩での所要時間として,どの程度までなら許容できるか聞いたところ,「5分未満」と答えた者の割合が14.7%,「5分以上10分未満」と答えた者の割合が37.9%,「10分以上15分未満」と答えた者の割合が30.8%,「15分以上30分未満」と答えた者の割合が11.0%,「30分以上1時間未満」と答えた者の割合が0.9%,「1時間以上でもよい,時間にはこだわらない」と答えた者の割合が2.3%となっている。
 都市規模別に見ると,「5分以上10分未満」と答えた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,「5分以上10分未満」と答えた者の割合は女性で,「10分以上15分未満」,「15分以上30分未満」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「5分未満」と答えた者の割合は70歳以上で,「10分以上15分未満」と答えた者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。(図9表9(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます

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