5.邦人保護
(1) 海外での日本人の保護や支援のあり方
海外で交通事故,犯罪,病気,テロなどの事件や事故にあった日本人についての保護や支援について,どのように考えるか聞いたところ,「できるだけ,個人または派遣元企業・団体が各自の責任で対応すべきであるが,できないところは政府や大使館・総領事館が保護や支援をすべきだ」と答えた者の割合が38.8%,「個人または派遣元企業・団体が各自の責任で対応できるような場合であっても,政府や大使館・総領事館が積極的に保護や支援をすべきだ」と答えた者の割合が25.4%,「いかなる場合であっても,政府や大使館・総領事館が保護や支援をすべきだ」と答えた者の割合が22.2%,「個人または派遣元企業・団体が各自の責任で対応すべきである」と答えた者の割合が10.6%となっている。
都市規模別に見ると,「個人または派遣元企業・団体が各自の責任で対応すべきである」と答えた者の割合は小都市で高くなっている。
性別に見ると,「個人または派遣元企業・団体が各自の責任で対応すべきである」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
年齢別に見ると,「できるだけ,個人または派遣元企業・団体が各自の責任で対応すべきであるが,できないところは政府や大使館・総領事館が保護や支援をすべきだ」と答えた者の割合は18~29歳で,「個人または派遣元企業・団体が各自の責任で対応できるような場合であっても,政府や大使館・総領事館が積極的に保護や支援をすべきだ」と答えた者の割合は30歳代,40歳代で,「個人または派遣元企業・団体が各自の責任で対応すべきである」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図27,表27(CSV形式:2KB),表27参考(CSV形式:2KB))