11.高速道路の料金
(1) 高速道路の維持修繕,更新のための費用のあり方
高速道路の維持修繕,更新のための費用のあり方について,どのように考えるか聞いたところ,「全額税金でまかなっていくべきだと思う」と答えた者の割合が6.3%,「税金でまかなっていくべきだと思うが,ある程度は高速道路の通行料金でまかなうこともやむを得ないと思う」と答えた者の割合が32.2%,「高速道路の通行料金でまかなっていくべきだと思うが,ある程度は税金でまかなうこともやむを得ないと思う」と答えた者の割合が41.3%,「税金ではなく,高速道路の通行料金でまかなっていくべきだと思う」と答えた者の割合が16.5%となっている。
年齢別に見ると,「税金でまかなっていくべきだと思うが,ある程度は高速道路の通行料金でまかなうこともやむを得ないと思う」と答えた者の割合は40歳代で,「高速道路の通行料金でまかなっていくべきだと思うが,ある程度は税金でまかなうこともやむを得ないと思う」と答えた者の割合は50歳代で,「税金ではなく,高速道路の通行料金でまかなっていくべきだと思う」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図18,表18(CSV形式:2KB))
(2) 高速道路の料金と渋滞との関係に対する考え方
高速道路では,利用者が多いことから渋滞が発生している区間があるが,渋滞と通行料金との関係について,どのように考えるか聞いたところ,「さらに渋滞が悪化するとしても,通行料金を現在よりできるだけ引き下げる方がよい」と答えた者の割合が17.6%,「一部区間で渋滞が発生していても,現在の通行料金を維持すべき」と答えた者の割合が49.1%,「通行料金を現在より引き上げてでも,渋滞を解消した方がよい」と答えた者の割合が22.8%となっている。
都市規模別に見ると,「通行料金を現在より引き上げてでも,渋滞を解消した方がよい」と答えた者の割合は中都市で高くなっている。
性別に見ると,「さらに渋滞が悪化するとしても,通行料金を現在よりできるだけ引き下げる方がよい」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
年齢別に見ると,「さらに渋滞が悪化するとしても,通行料金を現在よりできるだけ引き下げる方がよい」と答えた者の割合は50歳代で,「一部区間で渋滞が発生していても,現在の通行料金を維持すべき」と答えた者の割合は18~29歳で,「通行料金を現在より引き上げてでも,渋滞を解消した方がよい」と答えた者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。(図19,表19(CSV形式:2KB),表19参考(CSV形式:1KB))