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世論調査 >  平成27年度 >  少年非行に関する世論調査 > 2 調査結果の概要

4.少年非行の防止と立ち直りの支援

(1)少年非行防止のための大人の少年への関わり

 あなたの住む地域では,少年非行の防止のために大人が少年との関わりを持っていると思うか聞いたところ,「持っていると思う」とする者の割合が28.7%(「持っていると思う」8.0%+「どちらかといえば持っていると思う」20.7%),「どちらともいえない」と答えた者の割合が31.9%,「持っていないと思う」とする者の割合が34.2%(「どちらかといえば持っていないと思う」18.0%+「持っていないと思う」16.2%)となっている。
 都市規模別に見ると,「持っていると思う」とする者の割合は小都市,町村で,「どちらともいえない」と答えた者の割合は中都市で,「持っていないと思う」とする者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「どちらともいえない」と答えた者の割合は女性で,「持っていないと思う」とする者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「どちらともいえない」と答えた者の割合は40歳代で高くなっている。 (図11表11(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます

(2)少年非行防止の役割

 少年非行を防止するために,特に大きな役割を果たすのはどれか聞いたところ,「家庭」と答えた者の割合が73.3%,「学校」と答えた者の割合が6.8%,「地域社会」と答えた者の割合が14.6%,「警察などの行政機関」と答えた者の割合が4.1%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「家庭」(76.4%→73.3%)と答えた者の割合が低下している。
 性別に見ると,「家庭」と答えた者の割合は女性で高くなっている。
 子どもの有無別に見ると,「家庭」と答えた者の割合は高校生の子どもがいる者で,「地域社会」と答えた者の割合は子どもがいない者で,それぞれ高くなっている。 (図12表12-1(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます表12-2(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

(3)家庭での対応

 少年を非行に走らせないようにするために,それぞれの家庭で,保護者はどのように対応すればよいか聞いたところ,「子どもと話をしたり接する時間を増やす」を挙げた者の割合が67.5%,「褒めるべきことはきちんと褒め,叱るべきことはきちんと叱る」を挙げた者の割合が65.1%と高く,以下,「子どもの気持ちや言い分を聞く」(49.9%)などの順となっている。(複数回答,上位3項目)
 都市規模別に見ると,「子どもと話をしたり接する時間を増やす」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
 性別に見ると,「子どもと話をしたり接する時間を増やす」,「子どもの気持ちや言い分を聞く」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「子どもと話をしたり接する時間を増やす」,「子どもの気持ちや言い分を聞く」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で高くなっている。
 子どもの有無別に見ると,「子どもと話をしたり接する時間を増やす」,「子どもの気持ちや言い分を聞く」を挙げた者の割合は乳幼児,小学生から高校生の子どもがいる者で高くなっている。 (図13表13-1(CSV形式:4KB)別ウインドウで開きます表13-2(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます表13参考(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

(4)学校の対応

 児童・生徒を非行に走らせないようにするために,学校ではどのように対応するのがよいと思うか聞いたところ,「児童・生徒に対して毅然とした態度で接する」を挙げた者の割合が46.9%,「家庭との連絡を密にする」を挙げた者の割合が44.5%,「児童・生徒一人一人を理解する」を挙げた者の割合が43.4%などの順となっている。(複数回答,上位3項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「家庭との連絡を密にする」(39.0%→44.5%),「児童・生徒一人一人を理解する」(38.9%→43.4%)を挙げた者の割合が上昇し,「児童・生徒に対して毅然とした態度で接する」(51.9%→46.9%)を挙げた者の割合が低下している。
 性別に見ると,「児童・生徒に対して毅然とした態度で接する」を挙げた者の割合は男性で,「家庭との連絡を密にする」,「児童・生徒一人一人を理解する」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「児童・生徒に対して毅然とした態度で接する」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「家庭との連絡を密にする」を挙げた者の割合は50歳代で,「児童・生徒一人一人を理解する」を挙げた者の割合は20歳代で,それぞれ高くなっている。
 子どもの有無別に見ると,「児童・生徒に対して毅然とした態度で接する」を挙げた者の割合は小学生,高校生の子どもがいる者で,「家庭との連絡を密にする」を挙げた者の割合は大学生の子どもがいる者で,「児童・生徒一人一人を理解する」を挙げた者の割合は乳幼児の子どもがいる者で,それぞれ高くなっている。 (図14表14-1(CSV形式:5KB)別ウインドウで開きます表14-2(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます

(5)地域住民の対応

 少年を非行に走らせないようにするために,地域社会の住民はどのように対応するのがよいと思うか聞いたところ,「よその家庭の子どもであっても悪いことをしたときは叱る」を挙げた者の割合が54.9%と最も高く,以下,「日頃から地域の少年に声を掛ける」(46.9%),「近所付き合いをし,家族同士の交流をする」(41.7%),「少年が遊んだり,スポーツをするなどの様々な体験をする機会を作る」(31.6%),「行政機関に協力して地域におけるサポート体制を作る」(28.1%)などの順となっている。(複数回答,上位5項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「よその家庭の子どもであっても悪いことをしたときは叱る」(50.2%→54.9%),「行政機関に協力して地域におけるサポート体制を作る」(22.6%→28.1%)を挙げた者の割合が上昇し,「近所付き合いをし,家族同士の交流をする」(45.8%→41.7%)を挙げた者の割合が低下している。
 性別に見ると,「行政機関に協力して地域におけるサポート体制を作る」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「よその家庭の子どもであっても悪いことをしたときは叱る」を挙げた者の割合は40歳代で,「行政機関に協力して地域におけるサポート体制を作る」を挙げた者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。
 子どもの有無別に見ると,「よその家庭の子どもであっても悪いことをしたときは叱る」を挙げた者の割合は乳幼児,小学生,中学生の子どもがいる者で,「日頃から地域の少年に声を掛ける」を挙げた者の割合は中学生の子どもがいる者で,「少年が遊んだり,スポーツをするなどの様々な体験をする機会を作る」を挙げた者の割合は乳幼児,小学生の子どもがいる者で,それぞれ高くなっている。 (図15表15-1(CSV形式:4KB)別ウインドウで開きます表15-2(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます表15参考(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

(6)非行少年の立ち直りに必要なこと

 非行を犯して検挙された少年のうち,多くはその非行の程度などから少年院送致などとならずに,地域社会の中で立ち直りを模索しているが,これらの少年を立ち直らせるために,少年に対して,どういうことが特に必要だと思うか聞いたところ,「困ったことを相談できるような人が周りにいるようにする」を挙げた者の割合が54.3%と最も高く,以下,「自分が行った非行を振り返り,被害者の心情などを聞いたうえで被害者の気持ちを考えさせる」(43.8%),「規則正しい生活を送らせる」(43.2%),「年齢相応の社会的責任をとらせる」(41.3%),「周りの人が立ち直りや社会復帰について理解を示す」(38.6%),「仕事に就かせたり,学校にきちんと通わせたりする」(38.5%),「自分が行った非行を振り返り,自分のどのような点に問題があったかを考えさせる」(37.8%)などの順となっている。(複数回答,上位7項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「年齢相応の社会的責任をとらせる」(37.4%→41.3%)を挙げた者の割合が上昇し,「周りの人が立ち直りや社会復帰について理解を示す」(42.5%→38.6%),「仕事に就かせたり,学校にきちんと通わせたりする」(43.1%→38.5%)を挙げた者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,「困ったことを相談できるような人が周りにいるようにする」,「年齢相応の社会的責任をとらせる」,「自分が行った非行を振り返り,自分のどのような点に問題があったかを考えさせる」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
 性別に見ると,「困ったことを相談できるような人が周りにいるようにする」,「自分が行った非行を振り返り,被害者の心情などを聞いたうえで被害者の気持ちを考えさせる」,「規則正しい生活を送らせる」,「周りの人が立ち直りや社会復帰について理解を示す」,「仕事に就かせたり,学校にきちんと通わせたりする」,「自分が行った非行を振り返り,自分のどのような点に問題があったかを考えさせる」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「自分が行った非行を振り返り,被害者の心情などを聞いたうえで被害者の気持ちを考えさせる」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「年齢相応の社会的責任をとらせる」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で,「周りの人が立ち直りや社会復帰について理解を示す」を挙げた者の割合は50歳代で,「仕事に就かせたり,学校にきちんと通わせたりする」を挙げた者の割合は30歳代で,「自分が行った非行を振り返り,自分のどのような点に問題があったかを考えさせる」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。 (図16表16-1(CSV形式:4KB)別ウインドウで開きます表16-2(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます表16参考(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます

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