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4ページ目-農山漁村に関する世論調査(平成26年6月調査)

2014年8月11日掲載

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3.農山漁村への定住等に関する居住地域別の意識

(1) 居住地域に関する認識

 お住まいの地域は,都市地域だと思うか,それとも農山漁村地域だと思うか聞いたところ,「都市地域」とする者の割合が61.0%(「都市地域」23.9%+「どちらかというと都市地域」37.1%),「農山漁村地域」とする者の割合が37.2%(「どちらかというと農山漁村地域」21.8%+「農山漁村地域」15.4%)となっている。
 前回の調査結果(平成17年11月調査結果をいう)と比較して見ると,「都市地域」(55.8→61.0%)とする者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「都市地域」とする者の割合は大都市,中都市で,「農山漁村地域」とする者の割合は小都市,町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。(図13表13-1(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます表13-2(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

 ア 都市住民の農山漁村地域への定住願望の有無

 居住地域に関する認識について「都市地域」,「どちらかというと都市地域」と答えた者(1,147人)に,農山漁村地域に定住してみたいという願望があるか聞いたところ,「ある」とする者の割合が31.6%(「ある」8.8%+「どちらかというとある」22.8%),「ない」とする者の割合が65.2%(「どちらかというとない」29.6%+「ない」35.7%)となっている。
 前回の調査結果(平成17年11月調査結果をいう)と比較して見ると,「ある」(20.6%→31.6%)とする者の割合が上昇し,「ない」(76.0%→65.2%)とする者の割合が低下している。
 性別に見ると,「ある」とする者の割合は男性で,「ない」とする者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。(図14表14-1(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます表14-2(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます表14参考(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます,)

 イ 農山漁村地域への定住実現の時期

 農山漁村地域に定住してみたいという願望が「ある」,「どちらかというとある」と答えた者(362人)に,いつ頃定住を実現したいと思うか聞いたところ,「すぐにでもしたい」と答えた者の割合が8.3%,「5年以内にしたい」と答えた者の割合が16.9%,「10年以内にしたい」と答えた者の割合が24.9%,「20年以内にしたい」と答えた者の割合が18.0%,「20年以上先にしたい」と答えた者の割合が19.6%となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が12.4%となっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。(図15表15(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます

 ウ 農山漁村地域への定住願望実現のため必要なこと

 農山漁村地域に定住してみたいという願望が「ある」,「どちらかというとある」と答えた者(362人)に,農山漁村地域に定住する願望を実現するには,どのようなことが必要だと思うか聞いたところ,「医療機関(施設)の存在」を挙げた者の割合が68.0%,「生活が維持できる仕事があること」を挙げた者の割合が61.6%などの順となっている。(複数回答,上位2項目)(図16表16-1(CSV形式:4KB)別ウインドウで開きます表16-2(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます

 エ 農山漁村地域に定住して過ごしたいこと

 農山漁村地域に定住してみたいという願望が「ある」,「どちらかというとある」と答えた者(362人)に,農山漁村地域に定住したら,何をして過ごしたいか聞いたところ,「地域の人たちとの交流・ふれあい」を挙げた者の割合が53.0%,「自然観察(星空,ほたる,山野草,ホエールウォッチング,イルカウォッチングなど)」を挙げた者の割合が45.6%,「地域貢献活動」(37.0%),「農林漁業(趣味として)」を挙げた者の割合が34.8%,「農林漁業(主な所得源として)」を挙げた者の割合が29.8%,「その地域の名物料理を食べる」を挙げた者の割合が27.3%などの順となっている。(複数回答,上位6項目)
 性別に見ると,「地域の人たちとの交流・ふれあい」,「自然観察(星空,ほたる,山野草,ホエールウォッチング,イルカウォッチングなど)」を挙げた者の割合は女性で,「農林漁業(主な所得源として)」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。(図17表17(CSV形式:4KB)別ウインドウで開きます

 オ 都市住民が農山漁村地域に滞在することの意識

 居住地域に関する認識について「どちらかというと農山漁村地域」,「農山漁村地域」と答えた者(700人)に,農山漁村地域に都市住民が3日程度訪れて滞在することをどう思うか聞いたところ,「良いことだと思う」とする者の割合が86.7%(「良いことだと思う」50.9%+「どちらかというと良いことだと思う」35.9%),「良いことだとは思わない」とする者の割合が8.3%(「どちらかというと良いことだとは思わない」5.0%+「良いことだとは思わない」3.3%)となっている。
 前回の調査結果(平成17年11月調査結果をいう)と比較して見ると,「良いことだと思う」(69.6%→86.7%)とする者の割合が上昇している。
 性別に見ると,「良いことだとは思わない」とする者の割合は男性で高くなっている。(図18表18-1(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます表18-2(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

 カ 都市住民が農山漁村地域に定住することの意識

 居住地域に関する認識について「どちらかというと農山漁村地域」,「農山漁村地域」と答えた者(700人)に,都市住民が農山漁村地域に定住することをどう思うか聞いたところ,「良いことだと思う」とする者の割合が85.3%(「良いことだと思う」46.7%+「どちらかというと良いことだと思う」38.6%),「良いことだとは思わない」とする者の割合が8.9%(「どちらかというと良いことだとは思わない」6.1%+「良いことだとは思わない」2.7%)となっている。
 前回の調査結果(平成17年11月調査結果をいう)と比較して見ると,「良いことだと思う」(65.7%→85.3%)とする者の割合が上昇している。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。(図19表19-1(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます表19-2(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

 キ 都市住民が農山漁村地域に定住する際の問題点

 居住地域に関する認識について「どちらかというと農山漁村地域」,「農山漁村地域」と答えた者(700人)に,都市住民が農山漁村地域に定住する際の問題点は何だと思うか聞いたところ,「都市住民が定住するための仕事がない」を挙げた者の割合が63.0%と最も高く,以下,「買い物,娯楽などの生活施設が少ない」(44.3%),「地域内での移動のための交通手段が不便」(44.0%),「医療機関(施設)が少ない」(37.0%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 前回の調査結果(平成17年11月調査結果をいう)と比較して見ると,「都市住民が定住するための仕事がない」(54.0%→63.0%),「買い物,娯楽などの生活施設が少ない」(26.5%→44.3%),「地域内での移動のための交通手段が不便」(22.3%→44.0%),「医療機関(施設)が少ない」(22.8%→37.0%)を挙げた者の割合が上昇している。
 性別に見ると,「買い物,娯楽などの生活施設が少ない」,「地域内での移動のための交通手段が不便」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。(図20表20-1(CSV形式:4KB)別ウインドウで開きます表20-2(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

 ク 農山漁村地域に移住してくる都市住民に期待すること

 居住地域に関する認識について「どちらかというと農山漁村地域」,「農山漁村地域」と答えた者(700人)に,農山漁村地域に移住してくる都市住民に何を期待するか聞いたところ,「若い世代が地域で子育てすること」を挙げた者の割合が50.4%と最も高く,以下,「行事参加などの地域貢献活動」(37.3%),「身近な生活課題等に対する互助(近所づきあい)」(31.4%),「新たな産業の展開」(30.4%),「農林漁業への就業」(25.6%)などの順となっている。(複数回答,上位5項目)
 性別に見ると,「農林漁業への就業」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。(図21表21(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます

 ケ 農山漁村地域での生活で困っていること

 居住地域に関する認識について「どちらかというと農山漁村地域」,「農山漁村地域」と答えた者(700人)に,農山漁村地域で生活していく上で困っていることは何か聞いたところ,「仕事がない」を挙げた者の割合が32.7%,「地域内での移動のための交通手段が不便」を挙げた者の割合が31.7%,「買い物,娯楽などの生活施設が少ない」を挙げた者の割合が30.9%,「医療機関(施設)が少ない」を挙げた者の割合が27.7%などの順となっている。なお,「特に問題はないと思う」と答えた者の割合が26.0%となっている。(複数回答,上位4項目)(図22表22(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます

 コ 農山漁村地域の今後

 居住地域に関する認識について「どちらかというと農山漁村地域」,「農山漁村地域」と答えた者(700人)に,お住まいの地域は,今後活性化すると思うか,それとも衰退すると思うか聞いたところ,「活性化する」と答えた者の割合が13.6%,「変わらない」と答えた者の割合が45.9%,「衰退する」と答えた者の割合が37.6%となっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。(図23表23(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます

 サ 都市地域への移住

 居住地域に関する認識について「どちらかというと農山漁村地域」,「農山漁村地域」と答えた者(700人)に,都市地域への移住をどう思うか聞いたところ,「移住したい」とする者の割合が19.7%(「移住したい」5.3%+「どちらかというと移住したい」14.4%),「移住したくない」とする者の割合が77.4%(「どちらかというと移住したくない」33.7%+「移住したくない」43.7%)となっている。
 性別に見ると,「移住したい」とする者の割合は女性で,「移住したくない」とする者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。(図24表24(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます

 シ 農山漁村地域の地域コミュニティに求めること

 居住地域に関する認識について「どちらかというと農山漁村地域」,「農山漁村地域」と答えた者(700人)に,農山漁村地域の集落や自治会といった地域コミュニティに求めるものは何か聞いたところ,「高齢者・子どもの見守り」を挙げた者の割合が52.0%,「地域の信頼感・連帯感の醸成」を挙げた者の割合が46.6%,「防災対策」を挙げた者の割合が41.4%と高く,以下,「お祭りなど伝統行事の維持」(33.3%),「環境保全活動」(30.3%),「公民館,農道,用排水路,共同利用場所などの維持管理」(27.6%)などの順となっている。(複数回答,上位6項目)
 性別に見ると,「地域の信頼感・連帯感の醸成」,「公民館,農道,用排水路,共同利用場所などの維持管理」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。(図25表25(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます

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