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4ページ目-子どもの安全に関する世論調査(平成25年7月調査)

2013年9月9日掲載

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電話番号 03-5253-2111(代表)

3.子どもを取り巻く環境及び諸問題に対する意識及び要望

(1) スマートフォンを利用することについての不安

 従来の携帯電話と比較して子どもがスマートフォンを利用することに不安を感じるか聞いたところ,「感じる」とする者の割合が71.9%(「感じる」46.4%+「どちらかといえば感じる」25.5%),「変わらない」と答えた者の割合が6.7%,「感じない」とする者の割合が13.5%(「どちらかといえば感じない」7.0%+「感じない」6.6%)となっている。
 都市規模別に見ると,「感じる」とする者の割合は中都市で高くなっている。
 性別に見ると,「感じる」とする者の割合は女性で,「感じない」とする者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「感じる」とする者の割合は30歳代で高くなっている。(図5表5(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます

 ア 不安の内容

 スマートフォンを利用することについての不安について,「感じる」,「どちらかといえば感じる」と答えた者(1,295人)に,従来の携帯電話と比較して子どもがスマートフォンを利用することによる不安はどのようなものか聞いたところ,「インターネット上のウェブサイトやアプリを利用することにより,他者とのトラブルや犯罪被害に巻き込まれるおそれが高くなること」を挙げた者の割合が72.4%,「インターネット上で子どもに悪影響を与える情報を閲覧するおそれが高くなること」を挙げた者の割合が69.0%などの順となっている。(複数回答,上位2項目)
 都市規模別に見ると,「インターネット上のウェブサイトやアプリを利用することにより,他者とのトラブルや犯罪被害に巻き込まれるおそれが高くなること」を挙げた者の割合は小都市で高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。(図6表6(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます

(2) 子どものコミュニティサイト利用に対する認識

 子どもがコミュニティサイトを利用することについて,危険だと思うか聞いたところ,「思う」とする者の割合が80.0%(「思う」49.4%+「どちらかといえば思う」30.6%),「思わない」とする者の割合が11.7%(「どちらかといえば思わない」7.6%+「思わない」4.1%)となっている。
 都市規模別に見ると,「思わない」とする者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,「思う」とする者の割合は女性で,「思わない」とする者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「思う」とする者の割合は30歳代,40歳代で,「思わない」とする者の割合は20歳代で,それぞれ高くなっている。(図7表7(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます

(3) 大人のコミュニティサイト利用に対する認識

 大人がコミュニティサイトを利用することについて,危険だと思うか聞いたところ,「思う」とする者の割合が58.1%(「思う」25.7%+「どちらかといえば思う」32.4%),「思わない」とする者の割合が32.9%(「どちらかといえば思わない」21.0%+「思わない」11.9%)となっている。
 性別に見ると,「思う」とする者の割合は女性で,「思わない」とする者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「思う」とする者の割合は40歳代で,「思わない」とする者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図8表8(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます

(4) インターネット利用上の安全対策

 子どもがインターネットを利用するに当たって,どのような安全対策をとったらよいと思うか聞いたところ,「信頼できないサイトからはソフトウェアをパソコンに入れない」を挙げた者の割合が51.0%,「信頼できないサイトからはアプリをスマートフォンに入れない」を挙げた者の割合が46.5%と高く,以下,「目の届かないところでインターネットを利用させない」(35.4%),「スマートフォンのフィルタリングの実施」(33.6%),「パソコンにウイルス対策ソフトを導入し,最新の状態に維持する」(33.3%),「パソコン用のフィルタリングの実施」(31.6%),「スマートフォンにウイルス対策ソフトを導入し,最新の状態に維持する」(29.2%)などの順となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が14.4%となっている。(複数回答,上位7項目)
 都市規模別に見ると,「信頼できないサイトからはソフトウェアをパソコンに入れない」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,「目の届かないところでインターネットを利用させない」を挙げた者の割合は女性で,「スマートフォンのフィルタリングの実施」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「信頼できないサイトからはソフトウェアをパソコンに入れない」,「パソコンにウイルス対策ソフトを導入し,最新の状態に維持する」を挙げた者の割合は20歳代から50歳代で,「信頼できないサイトからはアプリをスマートフォンに入れない」,「スマートフォンのフィルタリングの実施」,「パソコン用のフィルタリングの実施」,「スマートフォンにウイルス対策ソフトを導入し,最新の状態に維持する」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「目の届かないところでインターネットを利用させない」を挙げた者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。(図9表9(CSV形式:4KB)別ウインドウで開きます

(5) インターネット上の有害情報対策に関する政府への要望

 インターネット上の有害情報から子どもを守るために,政府にどのような対策を求めるか聞いたところ,「有害な情報を掲載するサイトに対する規制を強化する」を挙げた者の割合が62.1%と最も高く,以下,「子どもに対するインターネットの利用に関する教育を充実する」(50.5%),「保護者や子どもに対して,インターネットの利用に起因する犯罪の発生状況などについての情報提供を強化する」(41.3%),「スマートフォンの契約・販売時において,保護者に対するフィルタリングなどの説明・推奨などが適切に行われるよう,事業者などの取り組みを支援する」(38.9%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 性別に見ると,「有害な情報を掲載するサイトに対する規制を強化する」,「スマートフォンの契約・販売時において,保護者に対するフィルタリングなどの説明・推奨などが適切に行われるよう,事業者などの取り組みを支援する」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。(図10表10(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます

(6) 子どもが暴力団の被害に遭うことへの不安事象

 子どもが暴力団の被害に遭うケースの中で,不安に感じるものはどのようなことか聞いたところ,「違法な薬物を使用させられること」を挙げた者の割合が62.8%,「繁華街などで暴行や恐喝の被害に遭うこと」を挙げた者の割合が59.6%,「子どもを組織的に支配して売春させるなどの性犯罪の被害に遭うこと」を挙げた者の割合が54.7%と高く,以下,「振り込め詐欺などの犯罪に加担させられること」(43.5%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 都市規模別に見ると,「違法な薬物を使用させられること」,「繁華街などで暴行や恐喝の被害に遭うこと」を挙げた者の割合は大都市で,「振り込め詐欺などの犯罪に加担させられること」を挙げた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「子どもを組織的に支配して売春させるなどの性犯罪の被害に遭うこと」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「違法な薬物を使用させられること」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「繁華街などで暴行や恐喝の被害に遭うこと」を挙げた者の割合は20歳代,40歳代で,「子どもを組織的に支配して売春させるなどの性犯罪の被害に遭うこと」を挙げた者の割合は40歳代で,「振り込め詐欺などの犯罪に加担させられること」を挙げた者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。(図11表11(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます

(7) 子どもの性を売り物とするような新たな形態の営業への意識

 子どもの性を売り物とするような営業のどのような点が問題だと思うか聞いたところ,「気軽に稼げるなどと甘い言葉で誘われて,安易に子どもが働いていること」を挙げた者の割合が67.7%,「このような店の営業者への処分が軽いこと」を挙げた者の割合が63.2%と高く,以下,「子どもが進んで自らの性を売り物にしてお金を得ようとしていること」(56.1%),「このような店の求人広告を子どもがスマートフォンなどから容易に見ることができること」(51.6%),「子どもの援助交際や売春を助長しかねないこと」(50.2%)などの順となっている。(複数回答,上位5項目)
 都市規模別に見ると,「子どもの援助交際や売春を助長しかねないこと」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
 性別に見ると,「気軽に稼げるなどと甘い言葉で誘われて,安易に子どもが働いていること」,「子どもが進んで自らの性を売り物にしてお金を得ようとしていること」,「このような店の求人広告を子どもがスマートフォンなどから容易に見ることができること」,「子どもの援助交際や売春を助長しかねないこと」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「気軽に稼げるなどと甘い言葉で誘われて,安易に子どもが働いていること」を挙げた者の割合は40歳代で,「このような店の営業者への処分が軽いこと」を挙げた者の割合は50歳代で,「子どもが進んで自らの性を売り物にしてお金を得ようとしていること」,「子どもの援助交際や売春を助長しかねないこと」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「このような店の求人広告を子どもがスマートフォンなどから容易に見ることができること」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。(図12表12(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます

(8) 新たな形態の営業への対策に関する政府への要望

 子どもの性を売り物とするような営業が出現していることへの対策として,政府にどのような対策を求めるか聞いたところ,「このような営業に対する取締りの強化」を挙げた者の割合が77.0%,「このような営業に対する罰則の強化」を挙げた者の割合が72.0%などの順となっている。(複数回答,上位2項目)
 都市規模別に見ると,「このような営業に対する取締りの強化」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
 性別に見ると,「このような営業に対する取締りの強化」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「このような営業に対する取締りの強化」,「このような営業に対する罰則の強化」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で高くなっている。(図13表13(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます

(9) 脱法ドラッグに対する不安

 子どもを取り巻く有害環境の一つに,法律では規制されていないと称して販売されているが,覚醒剤などと同様の危険がある薬物,いわゆる脱法ドラッグや違法ドラッグの問題があるが,この問題に不安を感じるか聞いたところ,「感じる」とする者の割合が87.3%(「感じる」67.9%+「どちらかといえば感じる」19.4%),「感じない」とする者の割合が9.9%(「どちらかといえば感じない」5.0%+「感じない」4.9%)となっている。
 都市規模別に見ると,「感じない」とする者の割合は町村で高くなっている。(図14表14(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます

 ア 不安の内容

 脱法ドラッグに対する不安について,「感じる」,「どちらかといえば感じる」と答えた者(1,572人)に,子どもを取り巻く環境でいわゆる脱法ドラッグや違法ドラッグについて感じる不安はどのようなものか聞いたところ,「覚醒剤や麻薬と同じような中毒性,依存性があること」を挙げた者の割合が80.7%と最も高く,以下,「子どもが好奇心で使用すること」(71.2%)などの順となっている。(複数回答,上位2項目)
 性別に見ると,「子どもが好奇心で使用すること」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「覚醒剤や麻薬と同じような中毒性,依存性があること」,「子どもが好奇心で使用すること」を挙げた者の割合は30歳代で高くなっている。(図15表15(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます

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